健康楽園。

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南北問題の悲劇。

2006-11-20 | 勝手にranking.
トンマッコルへようこそ

角川書店

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2005年韓国で公開されて、大ヒット・ハリウッドのスターウオーズよりもハリーポッターよりも興行収入ではナンバーワンだった映画。
確かに、納得できる。
トンマッコルという38度線に近い桃源郷・ここには北も南もなくて。韓国古来の良き伝統・心が息づいている村だ。
第二次世界大戦後・朝鮮動乱で日本の景気は回復する。
一方!!
韓国は北と南に国土が分断されてしまった。中国の援助で北人民軍は連戦連勝で南下、それに慌てたアメリカが仁川に上陸・人民軍を北に追いやって進軍を続ける。
そこで南の脱走兵とノンポリ衛生兵がトンマッコルに迷い込んで、そこには墜落したアメリカ兵スミスが怪我を手当てしてもらって生きている。
そこに人民軍の3人が迷い込んで、韓国軍・人民軍・アメリカ兵が睨み合うという韓国の複雑な現状を彷彿とされる困難は情況ができちゃうんだが、そこはトンマッコルの無垢な心が、次第に融和・仲直りを促していく・・・・・・・・・・。
スミス大尉を救い出すために韓国・アメリカ合同軍はトンマッコルに侵入していき、そこから悲劇が・・・・・。
村の少女・頭は弱いが純な行動に、思わず涙。トンマッコルを守るために犠牲となる5人の韓国軍・人民軍の兵士。熱い感動がそこにある。

南北問題は、韓国にとって現在進行形なんだって痛感させられます。
硫黄島のように過去の解釈ではないんだね!!
分断された民俗の悲劇が胸を打ち・締め付けるんです。日本は、幸いにも敗戦したにもかかわらず南北分断されていません。
さて、韓国は民俗分断されてしまって、日本はその要因とは全く無関係だったとは言えない立場にあると思います。
韓国の方々は、北朝鮮の無謀な振舞いを否定しながら、500人以上の拉致が行なわれても北朝鮮を非難しきれない・親戚も多く住んでいる同じ民族なんだもん。

この映画のような融合が理想なんだけど、なかなか実現しない!!
ドイツは統一できたのに・・・・。
日本も、ただ非難するだけでなく(無論拉致は許せないけど)分断国家統一の道筋を示せないのかとも思う。

韓国の人たちは、トンマッコルに大事にしている韓国文化の原点を見て、融和する和解していく南北の憎しみを、笑い・泣いて・統一へのはるかな思いを強く思っている。
それが、この映画感動の原点だと感じました。
コメント (2)
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