金沢は城下町・三連泊したエクセル東急ホテルの裏手には武家屋敷が続いています。
その加賀百万石当主、前田利家公の弟さんが、当主、前田利政(としまさ)さん・前田土佐守家を名乗り、前田土佐守家資料館が武家屋敷の一画にあります。
一階が、歴代当主の肖像画の掛軸と、手紙、甲冑などが展示されていて、2階が特別展「前田土佐守家の養生訓」開催中。平成19年1月14日までやっています。
「養生訓」といえば85歳という、当時では長寿を保つことのできた貝原益軒さんが有名です。
健康増進・病気治療について語るとき、注目されてきた本です。
養生といえば健康法を説くものだと思われがちですが、江戸時代の人々にとって養生とは、どう生きるか・何のために生きるかという人生方針そのものであったようです。
特に武士は健康であらねばならぬ!・と19世紀以降「養生」を学ぶことが盛んになり、大量の養生書が残されています。
病気によって公務から離れると、武士としての存在証明が失われてしまうという危機感と、満足に出仕できないものが禄をもらうのは大変心苦しいということから養生訓ラッシュになったようです。
展示は、前田家秘伝の調合薬の文献が展示されていて興味深いものでした。
「中風」に効く処方は、忍冬・桑・桃枝・木瓜・ニワトコを煎じて風呂にして随意はいる・としています。こんなんで治るのかいな????
「虫食い歯含み薬」もあります。
多彩な治療法が展示されています。人間の骨格図もあり、楽しめます。
当時の新しい学問・技術への探究心が感じられる展示内容でした。
その加賀百万石当主、前田利家公の弟さんが、当主、前田利政(としまさ)さん・前田土佐守家を名乗り、前田土佐守家資料館が武家屋敷の一画にあります。
一階が、歴代当主の肖像画の掛軸と、手紙、甲冑などが展示されていて、2階が特別展「前田土佐守家の養生訓」開催中。平成19年1月14日までやっています。
「養生訓」といえば85歳という、当時では長寿を保つことのできた貝原益軒さんが有名です。
健康増進・病気治療について語るとき、注目されてきた本です。
養生といえば健康法を説くものだと思われがちですが、江戸時代の人々にとって養生とは、どう生きるか・何のために生きるかという人生方針そのものであったようです。
特に武士は健康であらねばならぬ!・と19世紀以降「養生」を学ぶことが盛んになり、大量の養生書が残されています。
病気によって公務から離れると、武士としての存在証明が失われてしまうという危機感と、満足に出仕できないものが禄をもらうのは大変心苦しいということから養生訓ラッシュになったようです。
展示は、前田家秘伝の調合薬の文献が展示されていて興味深いものでした。
「中風」に効く処方は、忍冬・桑・桃枝・木瓜・ニワトコを煎じて風呂にして随意はいる・としています。こんなんで治るのかいな????
「虫食い歯含み薬」もあります。
多彩な治療法が展示されています。人間の骨格図もあり、楽しめます。
当時の新しい学問・技術への探究心が感じられる展示内容でした。