健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

ルツエルン・フェスティバル・イン・東京2006.

2006-10-12 | Weblog
昨日からサントリーホールで、ルツエルン音楽祭が開幕しました。
オープニングの演奏会は、マウリッツイオ・ポリーニのリサイタルでした。
ルツエルンはスイスの小さな町で、ピラトス山を背にルツエルン湖に面しています。
ケーブルカーでピラトス山頂からあの眺めは最高!!
数年前火災で消失したカペル橋も、いまはどうなっているんでしょうか?
サンド薬品の研修で、再訪したときにはまだ美しい姿を湖面に映していましたが・・・。
この音楽祭り・起源は1938年にまでさかのぼります。
バイロイト・ザルツブルグ音楽祭に次ぐ歴史を持っています。当時の政治状況としましては、ナチスの台頭でオーストリアも併合され影響下におかれました。そのため、多くの音楽家が民族・国籍の問題・道義的意見の相違で、バイロイトやザルツブルグに参加できなくなってしまったのです。
いかなる独裁政治にも反対し、ムッソリーニ政権に失望してアメリカに移住していた指揮者・トスカニーニがこの音楽祭を立ち上げました。
以来毎年、夏の音楽祭として開催されている、自由賛歌という意義あるルーツを有する音楽祭です。
中立国スイスで連綿として続いている音楽祭・昨年始めてトスカニーニの生地イタリア・ローマで開催されました。
今年、世界二番目の海外開催に選ばれたのが東京です。
このチケットをゲットするために梶本Eプラス会員になりました。
前から3番目の左手の席がとれました。
M・ポリーニ、少し背中は曲がってきていますが、精力的な歩き方で登場。力強いピアノへのアプローチでした。
1960年のショパンコンクールで審査員全員一致優勝を遂げてからトップとして活躍するピアニスト・ショパン弾きでありながらプログラムはショパンなし。
シェーンベルグが2曲、ベートーベン・休憩をはさんでリストの小品4曲、リスト・ロ短調のソナタでした。
さすがにアンコールは5曲のうち、3曲ショパンを弾いてくれました。
もう、最後は、観客全員総立ち、いつまでも別れを惜しむ拍手が鳴り響いていました。
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