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2006-10-14 | 読んでみた。finding.
実況!“売る力”を6倍にする戦略講座

日本経済新聞社

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来週、著者・水口健次さんの講演を聴くので、事前勉強で読んでみました。
話し言葉、口述されたものを活字にしているので、読み難い、解り難いところがありますが、迫力も感じられていいのかもしれません。
お客様の商品を認知する場面からの時代の変化。テレビコマーシャルなどの認知から、検索サーチによる選択に移りはじめている商品選択。選択はサーチから起り始めている・というところから出発して、メーカー営業力の下落方向を示します。
第四講では、「価格の魅力を超える戦略」(値段じゃない、ぴったり選択だ!)という見出しの元に、価格でないマーケッティングを実践しているぎ企業が数社紹介されています。
どの企業もアッと驚く、「スゴイ」「イイ」提案をしています。
米どころ・酒どころ新潟に近藤酒造があります。五泉市の酒造メーカーです。
美味しんぼ、で・「エスカルゴに合うたった一つの日本酒」と称された「越乃鹿六」の蔵です。もう一つの銘酒「菅名岳」が売れに売れてきたエピソードが紹介されています。
菅名岳の中腹に「どっぱら清水」という旨い湧き水がある。
近藤社長は、この旨い水で酒を仕込みたいと考えました。しかし、ヒトもカネもありません。
1991年、山に登ってこの水を汲んで工場まで運んでくれる人を公募しました。20リットルという重さです。参加費は出さない。反対に1500円参加費を徴収しました。保険を掛けるための費用です。湧き出る水が一番美味しいのは、寒に入って9日目・1991年1月14日第一回の「寒九の水汲み」がスタートしました。自分がエッチラ山から運んできた水で仕込んだ酒の名前は、「菅名岳」キレがよくって、しかも柔らかい。
酒つくりのプロセスの中に売れる仕組みが含まれています。
4月23日には菅名岳の山開き。6月2日は、初呑み切り。10月下旬には、菅名岳ひやおろし発売・となり、11月1日には第16回寒九の水汲み募集開始となります。
2006年には433名が冬山に水汲みに入りました。すでに五泉市の重要なイベントになでなっています。
さいたま市の「二木屋」。ハーレーダビッドソン・ジャパン、グラノ24Kなど、驚きの営業戦略を展開する企業が紹介されています。
私たちは、通過した時間から逃げられない、その時間は消せないから、これからの時間を大事にしたいと〆る、水口さん!!
元気になる本です。
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