兵庫県篠山市栗栖野
当野の大歳神社から栗栖野の大歳神社までは2キロほど。
以前に訪れたときも、この二社は同じ日に参拝したと思うが、当野の大歳神社は一つの記事としては初掲載で、この栗栖野の大歳神社は再掲載になる。
因みに以前の記事を見ると2008年の7月に参拝したらしく、三、四年くらい前に訪ねたような気がしていた私はちょっと愕然としてしまった。
栗栖野へは途中、国道を歩かねばならないので退屈な道のりだ。
若林寺への立て札が立っているところで集落内の狭い道に入る。
大歳神社は、その若林寺のすぐ手前にある。
前回訪れたときもそうだったのだが、どういうわけか、ここの鳥居の写真はとても撮りづらい。
どうしても納得のいく色調にならないので早々に諦めた。
風景自体は、以前と同じように欅の大木が迎えてくれて嬉しくなる。
鳥居の先は、当野の大歳神社と同じように、椿で彩られていた。
この二本の欅、なかなか立派なものだと思うのだが、あまり知られていないようだ。
奥に見えている木も大木といってよいもので、樹形からするとシイの類だろうか。
それにしても、鳥居の内と外は別世界である。
外は明るく開けた空間。
内は杜に覆われて深く鎮まっている。
ここも背後には舞鶴若狭自動車道が通っているが、当野に比べれば離れており、そんな気配は感じられない。
正直なところ、神社には立ち寄らずに桜に集中しようかとも考えていたけれど、どちらの神社も訪ねてみて良かった。
桜に負けず劣らず、椿もいいものだ。
踏まずに歩くのは、ちょっと難儀だけれど。
拝殿前の狛犬は、残念ながら新しいものに代わっていた。
本殿右側の境内社。
本殿左側の境内社。
前回来たときもそうだったが、ここは木漏れ日が気持ちの良いところだ。
鬱蒼とした杜の中でありながら、暖かい色合いになる。
椿もそれに一役買う。
更に左側にある境内社。
何となくだけど、水の中を連想してしまう。
木漏れ日の揺らぎと空気感のせいだろうか。
まるで供えたかのような椿の花。
本殿は前回と変わらぬ印象。
ただ、立て掛けられている箒が新しくなっているので、何だか気持ちがにっこりする。
拝殿前から振り返れば、木々に優しく包まれた空間であることを実感する。
ここから南矢代駅までは一キロも無い。
桜を見て寄り道しながら、のんびりと帰った。
撮影日時 160408 12時~12時40分
地図
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とても気持ちの良い神社の風景ですね。
赤い椿がまるで意図して散りばめられているかの様に、境内の様子を明るく効果を発揮しています。
土も少し赤いですか? 明るい色ですよね。
聖域と言う言葉が大袈裟なほど、心が穏やかになる景色です。
先週、福知山へ用事があって出かけ、但東、朝来、神河と廻って帰りました。
福知山で由良川河川敷に菜の花の群落を見つけて写真を撮りました。とても綺麗でしたが、あれは洪水の跡ですから、心が落ち着く場所ではなかったです。畑の菜の花だったら安心して見ていられますけどね。
神河では、10年以上前に見たシバザクラの帯を見に行ったのですが、世話をされていた方が亡くなったと言う噂は本当らしく、お花は川岸に申し訳程度にしか咲いていませんでした。
後継者はいなかったんですね。
綺麗な大歳神社の氏子さんは絶えることがありませんように!
おはようございます!
ここもお薦めの駅近物件です(笑
私は花や葉っぱを意図的に置くことは禁止事項にしているんですが、
そう見られてしまいそうな風景ですよね。
土は綺麗な茶色ですね。
きめ細かな砂が敷き詰められていて、足に優しい感じです。
恐らく、どこかから運んできたものでしょう。
洪水の跡が菜の花の群生地になっているのですか。
洪水で種が運ばれてきたのなら、それもまた風景の変遷ということなのでしょうね。
紀伊半島豪雨のときも、新たに滝が出来たり、埋もれてしまった滝があったりでしたが、
今はまだ痛々しく感じつつも、いずれはそれが風景として定着するのだと考えたりもします。
しかし、芝桜は残念ですね。
地元の人達で引き継げなかったんでしょうか。
どこの集落も神社の維持管理は大変みたいですが、
どちらの大歳神社もきっちり手入れされていましたから、
当分は安泰だと思います。
昨日、宍粟の千年藤を見に行こうと思ったのですが、地元の企業が開花情報をアップされているのを見たら、まだ3分咲きとかで、宍粟は中止して、三田市の永澤寺のシバザクラを見に行きました。
綺麗ですが、明るいし暑いし、人も多いし、で、来年はもう行かない(笑
帰りに、氷上の岩瀧寺と独鈷の滝を見に行きました。
土石流で壊滅的な被害を受けた渓谷です。
まだ重機がたくさん入っていて、川はぐちゃぐちゃ、滝は岩壁や楓の木が流失して、明るくなり、滝壺は半分以上土砂で埋まっていました。
奥の岩窟の祠へ行く階段も失われ、手摺りが空中にぶら下がっている状態。
大きな杉の木の折れたのが散乱していました。
お寺は無事で、庭の土手がえぐられ、今は新しい土手を作って芝を植えているところです。
お寺の庭は明るくなりましたが、まだ以前の面影が残っており、西日でとても綺麗だったので写真を撮りました。
季節柄、シャクナゲの変種や、シャガ、山吹、椿、ツツジが満開で、無人の境内が綺麗でした。
石橋が流されて、無粋なコンクリートの橋に架け替えられているのは、残念でしたけどね。
平日は工事をしているので入れませんが、日曜日はお休みで、入れ違いに見学に来た人もいました。
現在のお寺と滝の状況報告でした(笑
おはようございます
千年藤、写真で見るととても美しくて、一度は見てみたいと思っていたのですが、
やはり人が多そうなので敬遠して行かずじまい。
永澤寺は母子に行った時に前を通りましたが、
人が多いのに驚いた記憶があります。
私は昨日、名張の赤目に行ってきました。
有名な四十八滝ではなくて、かつて住んでいた近所の山をぶらぶらしただけですが、
あちらも15年以上も前の台風の傷痕が、未だに山の中に残っていたりします。
貴重な湿地性植物が自生していた谷間の小さな湿地は壊滅状態でしたし、
薙ぎ倒された杉林は潅木が覆っていました。
そこに生えていた、日陰と湿度を好むやや珍しい植物も消えていました。
自然の営みというものは、そういった破壊的要素も含めて繰り返されている、
と考えるべきなのか、それとも人為的な環境の改変があるから、
自然はより猛威を振るうようになったのか、
などと考えたりしますが、要はまあ、自分が見つけて愛でていた草花が無くなっていた、
ということが寂しいだけなのですが(笑
丹波も時間がかかりそうですね…。