神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

雑多な写真

2019年05月05日 | その他

一枚岩の後も何ヶ所か立ち寄ったが、どれも一つの記事にするには弱い気がするので纏めて掲載。
まずは神水瀑。



以前から見たかった滝だが、もっと緑濃い時期に来るべきだった。



滝自体は大きくないが、ひっそりと神秘的な雰囲気はある。



水は古座川流域らしい、微かに青みを帯びた色。



苔やシダが水際まで賑やかなのも南紀らしい。



神水瀑 和歌山県東牟婁郡古座川町一雨
撮影日時 190329 15時~15時10分
地図


古座川流域から外れ、太田川流域に入る。
実はこの日、一番の目的地は太田川に架かる吊り橋で、過去に2回撮影しているのだが、どちらも微妙に桜の満開を外していた。
そこは吊り橋の対岸に桜があって、夕方前くらいに西日が当たって輝く位置にある。
時間的にはちょうど良かったが、桜は3分咲きにもなっておらず、吊り橋は修繕されて少し味気ないものになっていた。
撮影は諦め、少し上流にある廃校に行った。



木造校舎の廃校も、緑いっぱいの時期に撮りたかったし、欲を言えば青空をバックにしたかった。



この時間帯だと、ノスタルジーとか木の温もりよりも、どこかうら寂しい感じになってしまう。



こういった廃校について調べていると、皆さん内部の写真を掲載されていることが多い。
私も撮りたいと思うが、なかなか判断の難しいところではある。
基本的に、施錠されていたり立ち入り禁止などの注意書きがあれば、中に入ることは不法侵入に当たる。
施錠されていなくても、軽犯罪法違反になる可能性がある。
だが、全く管理されておらず、立ち入りを拒むような措置が何ら取られていないケースなどは判断が難しい。
実際、そういった廃校は見てきたし、私も撮影したことはあるが、相当以前に撮ったものでないと掲載は躊躇われる(時効は3年らしい)。
軽犯罪法第一条には、「人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に正当な理由なくひそんでいた者」と書かれている。
「ひそんでいた者」の解釈に困るところだが、「人目につかないように身を隠す」と考えていいらしく、であれば、公然と立ち入れば問題ないのか、という話になる。
要は、ホームレスが住み着くことや、犯罪にかかわる者の隠れ家的な用途、不良などが屯することを防ぐ狙いがある条文のように思えるがどうなのだろう。

ここは施錠されていたが、ガラスや壁が破れているところがあって、入ろうと思えば入れるが、明らかにアウトである。
とはいえ、細かいことを言い出せば、校庭に入ることもアウトの可能性がある。
門扉は閉まっていない、ロープも張られておらず、立ち入り禁止の看板等も無いことを判断基準にしているが……。



地形的には広い谷間にあって、あまり安全な場所とは言い難い。
平坦地の無い山間部では仕方ないのであろうが、大雨のときなどは不安である。
実際、右側に見える校舎の背後は、押し流されてきた土砂で埋まっていた。



校庭から見える風景は穏やかで、子供達の歓声が響いていた時代があったことなど嘘みたいに静かであった。

那智勝浦町立出合小学校 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町小匠
撮影日時 190329 16時5分~16時55分
地図


時間は17時になったが、辛うじてもう1ヶ所くらいは撮影できそうだ。
ということで、観光客がほぼ帰ったであろう大門坂に向かう。


駐車場から大門坂に向かう。
南紀らしい石垣と、小さなレンゲ畑と名も知らぬ鳥。



道路脇の何気ない風景に惹かれる。



もう相当暗くなっていたので殆ど撮影はせず。
いちばん有名なこの風景を撮って引き返した。

大門坂 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
撮影日時 190329 17時35分~18時10分
地図