a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

『X-Men ダーク・フェニックス』を見る

2021年03月18日 | 映画
 
 x-menシリーズは、わりと好きで、代替の作品を見ているのではないかと思う。

 ただ、だんだん作品についてはあまり良いと思わなくなってきているが……。

 この作品、多文化共生的なテーマが、作品の前半では描かれるのだけれど、それが段々後景に押しやられてしまって、その点は評価が分かれるのではないかと思う。私自身は、前半の「多文化共生」のあり方をめぐる対立が、少し面白かった。が、それだけを主題に映画を展開させるのは、かなり無理があるから、アクションシーンなどが入るのも当然だとは思う。

 この作品のアクションシーンは、登場キャラクターの特殊能力を活かしたアクションシーンになっていて、それが巧く展開されていたとは思います。だから、普段は、映画のアクションシーンになると私はただ単に眺めるだけの鑑賞のになってしまうのだけれど(で、映画全体のストーリーの中で、この戦闘は悪役が勝って、最後には主役側の勝利だろうな、とか、続編を考えるとエンディングでも主人公側の負けになるかもと、考えながら眺めている)、この映画のアクションシーンは、それなりに頭を使わせてくれたと思う。

 あと、これは全く個人的な趣味なのだけれど、SFのシーンでは、それなりに科学的な知見を盛り込んで物語を作って欲しいのだけれど(今回で言えば、量子力学とか、まあ、ミュータントに関して言えばDNA話など)、これは全くの個人的な趣味だと思いながら見ていた……。

 けれども途中で、imdbの視聴者評価を見てしまい、あまりにも評価が低いのを知ってしまったら、最後の方はだらだらしながら見てしまった……。

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