hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

⑩太田道灌・日向薬師のみち

2018-11-23 | 関東ふれあいの道・神奈川県
11月20日(火)
関東ふれあいの道」『⑩太田道灌・日向薬師のみち』を歩いてきました。
このみちは丹沢大山の山塊を望む田園地帯の中で、
太田道灌の墓や奈良時代の開創の日向薬師等、歴史と文化に触れるコースです。



家を出たのは8:55。
いつものように駅近くの駐車場に車を停めて出発しましたが、
今回は山歩きがなく、家からも比較的近いので楽でした。

往路
小田急・海老名駅9:15発-小田急鶴巻温泉駅9:30着(IC247円) 
小田急鶴巻温泉駅9:35発-坪ノ内バス停9:42着(IC175円) 

復路
伊勢原市・日向薬師バス停14:15発-小田急・伊勢原駅14:39着(IC279円) 
(日向薬師でバス30分待ち)
小田急・伊勢原駅14:41発-海老名14:51着(IC216円)



この日の万歩計
13.7㎞ 19752歩 691.3㎉
(家での歩行も少し入っています)

小田急鶴巻温泉駅で写真を撮った時、デジカメにメモリーカードが
入っていないことに気が付きました
なので、この日の写真は、すべて苦手なスマホ撮影となります。
家で50枚ほどの写真をスマホのメールからパソコンのメールに送り、
ピクチャーツールに保存しましたが、スマホの写真には
撮影時刻が入っていないのですね。
デジカメ写真の時は、移動時間の推移など写真を見れば一目瞭然でしたが、
今回はメモもあまりしてなかったので、
交通関係とお昼の休憩時間ぐらいしかはっきりとわかりません。



小田急鶴巻温泉駅から坪ノ内バス停までは7分で着きました。
坪ノ内バス停から国道246号線に出て信号を渡り、
東京方面に向かって左側の歩道を150mほど歩くと指導標識が
あるので左折して細い道に入ります。



小道に入って5分も歩かないうちこの風景。
この先をちょっと上っただけで、のどかな田園風景が広がります。
そしてまたまた細い道に。
右の写真の白い舗装道の先には個人のミカン畑があるので
下の細い道(草が黄緑色に光っている)を歩きます。



八幡神社
「太田道灌・日向薬師のみち」のコースは、
神社の横の道ではなく右の細い道を下ります。



ミカン畑や竹林をくぐり抜けると、開けたところに出ます。
収穫の終わった梨畑やその先には東名高速が見えます。



長福寺
70段ほどの階段を上ると長福寺の本堂(観音堂)が目の前に現れます。
高野山真言宗のお寺で、
中には等身大の十一面観世音菩薩像が安置されているそうです。



一番高い山が大山でしょうか。
我が家からも見えますが、見る位置によって随分印象が異なります。



三ノ宮比々多神社拝殿
本殿は、拝殿の後ろにあります。
主祭神は、豊国主尊、天明玉命、雅日女尊、日本武尊とのこと。
延喜式神名帳の相模国の式内社一覧という平安時代中期の国家の法制書の
施行細則に定められた相模の国の13社のうちの1つだそうです。



菊華展をしていました。

しばらく田園地帯を進むと「叔母様」と言う名前の
面白いバス停がありました。



伯母様のバス停と伯母様村観音
伯母様村観音の脇の石碑には、歴史などがびっしり書かれていました。
それによると、北条氏が家臣の市施弾正左衛門康則に
このあたりを領地として与え、市施氏の伯母の梅林理香大姉が所領していたため
「伯母様村」というようになったそうです。
この先に鈴川に掛かる伯母様橋という橋もありましたよ。

伯母様橋のすぐ先の県道を横断し、旧大山街道も横切っていくと
上粕屋神社に着くと、パンフレットには書いてあるのですが、
指導標識が見つからず、右往左往しました。
が、パンフレットの地図(もう少し詳しいと良いのですが)の
方向だけを頼りに、どうにかたどり着きました。



上粕屋神社・鳥居と狛犬



ご神木の欅と拝殿
欅の推定樹齢は600年だとか。



鐘楼



上粕屋神社の付近には太田道灌の墓や七人塚などの史跡があります。



七人塚
上粕屋神社からすぐのところにあります。
太田道灌が暗殺されたときに、攻撃を一手に引き受けて討死した
家臣七名の墓で、元は上粕屋神社の境内にあったそうです。

まっすぐに進むとほどなくT字路に突き当たり、
その正面に太田道灌の墓があります。



太田道灌と言えば、江戸城を築いたことと、
「山吹の花」の歌などが有名ですが、
今の伊勢原市が出身だったことや(諸説あるようですが)
文武両道の優れた武士だったこと、
扇谷・上杉定正に謀反の嫌疑をかけられて暗殺されたこと等
初めて知ることができました。



句碑や太田道灌の説明版等が並んでいます。
句碑に書かれていた句は
「雲もなほ さだめある世の しぐれ哉」



太田道灌のお墓と思ったのは墓碑でした。



太田道灌のお墓
(写真は伊勢原観光ガイドさんから拝借)
松の切り株を覆っているブリキの覆いが落ちそうになっていたり、
この写真に比べると随分荒れていたので、
まさか太田道灌のお墓とは思えず、写真を撮ってきませんでした。



墓の前の説明文のそばで証拠写真を撮影。

上粕屋神社に戻って弁当タイム(11:45~12:05)
神社の横の道を進みます。



産能大学に向かう迂回路を進みます。
まっすぐに進めばすぐに産能大に着くはずですが、工事中のようです。



迂回したおかげで、工事中の第2東名を近くで見ることができました。
路傍の石仏などは道路の隅に追いやられていたのでしょうか?



やっと、産能大に着きました。
戦国時代、ここに上杉の糟屋館があり太田道灌はこの館で暗殺されました。
死に際に「当方滅亡」と言い残したそうですが、
自分がいなくなれば扇谷上杉家に未来はないという予言だそうです。

ここも工事中。
写真には写っていませんが、振り返ると右後ろの高台に産能大が見えます。
指導標識が見つからず不安でしたが、このまままっすぐ県道を進みました。



もし指導標識が見つからなかったら、日向薬師には行かずに
伊勢原駅行のバスに乗って帰るつもりでいましたが、
指導標識が見つかり、道も間違えていなかったことがわかりました。
進行方向を左折し、住宅地の中を上ったり下ったりしながら、
指導標識に従って歩きました。

小学校脇の信号のある交差点を左に曲がると、
終点の日向薬師バス停までは1本道です。
100mほど歩くと「よろい塚」の指導標識があります。



よろい坂



よろい坂・説明版



緩やかな登りがずっと続きます。
日向に近づくにつれ、石屋さんやミカンの直売所が多くなります。



大山に近づいてきました。



緩やかな上りでも距離が長いと疲れます。
「ようこそ日向へ」のアーケードを見て、ゴールも間近と思いホッとしました。



13:45日向薬師バス停ゴール。バス出発は14:15。
バスは1時間に1本。30分の待ち時間です。
疲れたのでベンチで少し休みましたが、
すぐに近くをウロウロとして、写真を撮ったりしていました。



バス停から少し下ったところ。彼岸花の群生地だそうです。
シーズン中に来たらさぞ綺麗だったことでしょう。



バス停や駐車場のある広場の端っこから見た風景。
のどかです。



伊勢原駅14:39着14:41伊勢原駅発

伊勢原駅を利用するのは3度目。
最初は38年前、家族で大山登山をした時、
2度目は東海大学病院へ私の通院のため、そして今回が3度目です。
車で来たり、通過することはよくありましたが、
歩いたりバスに乗ることによって、より多くのことを知ることが出来ました。
海老名には10分ほどで着きました。
駅前でコーヒーやケーキを食べて帰るほどの時間の余裕もありました。
関東ふれあいの旅・神奈川は全17コースの内、あと5コースを
残すのみとなりました。
来年の春までにはどうにか完歩できそうです。
コメント (20)
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