紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

高糖度の「ゆら早生みかん」

2019年10月19日 | 我が家の食&漬物作り

みかん農家から極早生の「ゆら早生みかん」をもらった。

みかん生産量日本一の県内ながら、高級ブランドの「ゆら早生みかん」を食べられる人はごく少数。食べたことのない人も多い。近隣がミカン農家ばかりの主産地・有田に住んでいる自分は、有難いことに「ごく少数」の一人。

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隣のミカン農家が軽トラで入ってきた。

ミカン農家:「今年はシルバーの人に摘果を頼んだら、規格外の3Sサイズが少なくて・・・ コンテナに半分ぐらいしか入ってなくて悪いけど・・・」と。

自分:「そんなに少なかったら、親戚やら他にも持って行かなアカンやろし、こんなに貰ってカマヘンの?」

ミカン農家:「分けてあるので、気にせんといて」

自分:「おおきに!」

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ミカン農家:「今年は夏場に雨が多かったので、味がもうひとつや」

自分:「梅雨も夏場もおかしな気候やったんやし、そら、しゃーないわ」

持って来てくれたミカンを我が家のコンテナに移し替え、お礼にと安納芋と太秋柿をお渡しした。

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早速、1個、味見してみることに。

お尻がボコボコしている甘いミカンを選んだ。

いつものように四つ割にした。

ミカンのこだわり:食べるのは4口。味が凝縮され、袋もとろけるように柔らかくて食べやすい小さなミカン以外は食べない主義。市場に出回るミカンはL~2Sサイズ。自分が貰うのは出荷できない規格外の3S。気を遣ってくれても2Sサイズまでしか貰わない

例年よりは糖度のノリが悪いような気がしたが、それでも我が味覚では12度前後に感じられた。今、市場に出回っている他の極早生みかんだと、せいぜい10度ちょっとなのに。やっぱり、「ゆら早生みかん」は違う!

この美味しいミカン、少ないので今年は親戚には配れそうもない。生産量の多い11月中旬の「早生みかん」を貰うまでは、重宝して食べなくっちゃ・・・

有田に住んでいる有難さをしみじみと感じる季節になってきた。