ご近所さんが郷土料理の金山寺味噌を持って来てくれた。
アチコチから金山寺味噌を頂くが、作る人によっても作る年によっても微妙に味が変わる。アチコチから貰うので、いろんな味を楽しませて貰ってる。
ご近所さんから貰う度に、「来年は作ろう」と家内と話はするものの、「もらいグセ」がついてしまったのか、仕込む時期になると忘れてしまう。
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非農家のご近所さんが、「これ、親戚からのもらいもので少しやけど」と極早生ミカンを持って来てくれた。自分が好みの小さな2Sサイズばかりだった。
品種を聞くと、「知らんのよ」と。
味見をした。甘ーい。我が味覚が感じた糖度は12度以上だった。
この時期にこんなに甘いのは「ゆら早生みかん」しかない! おおきに!
<いつものとおり、4つ割りにして味見した>
貰いっぱなしの時もあるが、貰うばかりという訳にもいかないので、この時期はすぐにお返しできるようにと、ご近所さん達が作っていない「太秋柿」や「安納芋」を倉庫に保管している。
・・・・・思う・・・・・
あり合わせの物であっても、そこにはチョットした気持ちが宿っている。宿っていると思うから人と人の絆が深まる。絆が深まるほど、あり合わせの物の行き交いも多くなる。
逆もまた真なり。
それが、田舎の原風景だと思っている。