紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

畑仕舞いの「安納芋」

2018年11月13日 | 家庭園芸&直売所

どんよりとした曇り空。天気予報は曇り。念のため雨雲レーダーを確認すると雨の心配もない。

8時半、11月下旬から12月上旬にかけて収穫するつもりで植えた二番苗の「安納芋」を、不作と判断し早々に畑仕舞いすることにした。掘っても数珠つなぎの芋が出てくる訳でもないので、楽しい気分にはなれずに作業を開始した。

収穫を期待せず、畑仕舞いのつもりで掘り始めたのが良かった。

パラパラながら小さな芋が出てくるたびに、楽しい気分に変わり始めた。

「つまんで食べる小さな焼き芋が、たくさん作れる!」

「あー もう少し、収穫を遅らせたら立派な芋になっていたのに。早まったかな」

「直売所に出荷できそうな芋も、混じってるやんか!」

「大きな数珠つなぎの芋がないので、掘るのが楽でいい!」

「スコップ使って掘るから、いい汗も流せる。エエ運動や!」

立派な芋が出来ている訳でもないのに、いつの間にやら楽しい「芋ほり作業」になっていた。振り返ってみると、気持ちの持ち方が変わったことで厭な作業が楽しくなっていたことに気づいた。

朝、雨雲レーダーにはなかったのに、急に雨雲が湧いたかのように途中から小雨がパラつきだした。10時過ぎ、小雨なのに雨粒が大きくなってきたので作業を切り上げた。1~2割しか掘れなった・・・

<不作の芋:約1時間半の作業量からすると収量がごく僅かだった。でも満足だった>

 

片づけ作業をしている時、ふと、畑の片隅に置いてある買ったままのビニール袋に包まれた「日除けネット」が目に入った。

無駄な自問自答が始まった・・・

「今年の猛暑、アンタのお世話になっときゃ良かったのになあ・・・ オーナーが日除け作業をサボったので、アンタもせっかくの出番がなかったし、植えたばかりの芋の苗も猛暑で灼けてしまったし・・・後悔先に立たずか・・・」

「でも考えてみたら、芋の苗が灼けるぐらい暑かったんやから、オーナーがサボらんと日除け作業してたら、日射病で倒れていたかも知れへんし・・・ そう思ったら、オーナーがサボったのも正解やったかも・・・」

 <封印されたままの「日除けネット」>