紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

2年ぶり 動力噴霧器で薬剤散布 ハプニングが・・・

2017年05月07日 | 家庭園芸&直売所

畑や庭木への薬剤散布、落葉果樹の葉はビッシリと生い茂っているし、庭木は数メートルはあるしで、とても肩掛け噴霧器ではたっぷりの薬剤散布ができないと判断。2年ぶりに動力噴霧器(動噴)を使うことにした。念のためエンジン始動だけは前日にテストしておいた。

動噴は肩掛け噴霧器と違って噴霧パワーが桁違いだし、数メートルの庭木には鉄砲で噴射する。ただ少しでも風があると薬剤が霧となって遠方まで飛散する。事前にお隣さんに連絡はしたものの、家の周辺だけは洗濯物を干す前に散布してしまおうと早朝の6時から準備にかかった。

①2年ぶりだけに、動噴・ホース類・噴霧口・撹拌機・薬剤タンク・カッパ・ゴム手袋・マスク・薬剤(2種類)・計量カップ(液体用)・秤(粉末用)・工具・ガソリン缶・燃料ポンプなど、アチコチに収納してあるのを揃えるのにウロウロすること約30分。

②薬剤タンクに殺虫剤・殺菌剤を入れ軽トラに積み込み、地区の農薬散布専用ポンプで薬剤タンクに400Lを注水。散布対象は梅・桃・梨・柿・レモン・不知火・八朔・野菜苗・庭木類と多種類でも、そこは家庭園芸。1種類の殺虫剤・1種類の殺菌剤だけでGO。

<地区の注水場>

③7時前、ようやく準備OK。マスクしてカッパを着てゴム手袋してスタート。

④ハプニングが起こった。

殆ど散布が終わりかけた頃、噴霧口から薬剤が出なくなった。耳を澄ますとエンジン音が聞こえてこない。まさか!  案の定、燃料タンクを開けると空だった。エンジンパワーを2本の噴霧口で散布する時の強レベルにしたままだったので、予想以上に燃料を消費したみたい。

JA給油所に行くと、まさかの休みだった。今年から日曜日が休みになることをすっかり忘れていた。やむなく、薬剤散布している人を探してガソリンを分けてもらおうと軽トラで近隣の畑を回ったがみつからなかったので、ご近所さんの家を回ることにした。飛び込んだ1軒目に人がいた。笑われながらも快く分けてもらうことができた。

<残り100Lで燃料切れ。ガソリン携行缶を積んで燃料調達に走り回ってきた>

⑤機材を洗って片付け終わるとお昼時だった。いろいろあったことよりも、「病害虫を全滅させたはず」という満足感にひたりつつ、シャワーを浴び昼食をすませ、午後は骨休みすることにした。

午後、お寺の永代経に出かける家内に、「〇〇さんに会ったら、ガソリンおおきにと言うといて」。