俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

山茶花

2010年11月21日 | 俳句

メモ帳に創句していたものを紹介します。



夏なれば いたずらもよし 明日香風
(なつなれば いたずらもよし あすかかぜ)
12795 【季語】 夏 【季節】 三夏


百日紅 日毎紅増す 濃化粧
(さるすべり ひごとべにます こいげしょう)
12796 【季語】 百日紅 【季節】 仲夏


海の日と 知らずに過ごす 海の家
(うみのひと しらずにすごす うみのいえ)
12797 【季語】 海の日 【季節】 晩夏


甚平や 鏡を見れば 爺くさく
(じんべいや かがみをみれば じじくさく)
12798 【季語】 甚平 【季節】 晩夏


わしわしの 声に目覚めし 日々の朝
(わしわしの こえにめざめし ひびのあさ)
12799 【季語】 わしわし(熊蝉) 【季節】 晩夏


ボタ山も 立て坑すらも 秋の色
(ぼたやまも たてこうすらも あきのいろ)
12800 【季語】 秋 【季節】 三秋


酔の眼は 片眼両眼と 秋の旅
(すいのめは かためりょうめと あきのたび)
12801 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋風に 簾揺れるも 君は来ず
(あきかぜに すだれゆれるも きみはこず)
12802 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋風と 感じるほどに ペダル漕ぐ
(あきかぜと かんじるほどに ぺだるこぐ)
12803 【季語】 秋風 【季節】 三秋


身を屈め 携帯たたく 相撲取
(みをかがめ けいたいたたく すもうとり)
12804 【季語】 相撲取り 【季節】 初秋


露草の 藍色の芯に 黄の雌蕊
(つゆくさの あいいろのしんに きのめしべ)
12805 【季語】 露草 【季節】 初秋


名月や 泣く子にゃ勝てぬ 今昔
(めいげつや なくこにゃかてぬ いまむかし)
12806 【季語】 名月 【季節】 仲秋



曼珠沙華 付かず離れず 忘られず
(まんじゅしゃげ つかずはなれず わすられず)
12807 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


川沿いの 蘆の花揺れ 風を知る
(かわぞいの あしのはなゆれ かぜをしる)
12808 【季語】 蘆の花 【季節】 晩夏


ふるさとへ 近づくほどに 紅葉濃ゆ
(ふるさとへ ちかずくほどに もみじこゆ)
12809 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


シンボルの 立て坑わびし 秋深し
(しんぼるの たてこうわびし あきふかし)
12810 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


秋深し 見る影も無き 我が生家
(あきふかし みるかげもなき わがせいか)
12811 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


火葬場の 白い山茶花 風に散る
(かそうばの しろいさざんか かぜにちる)
12812 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


小春日の 陽のやわらかさ 天の加護
(こはるびの ひのやわらかさ てんのかご)
12813 【季語】 小春日 【季節】 初冬




コメント
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