俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

4/15  桜

2006年04月15日 | 俳句

今桜 この世の名残 散りがたく
(いまさくら このよのなごり ちりがたく)
363 【季語】 桜 【季節】 晩春


足揃え 体操の如 海女潜る
(あしそろえ たいそうのごと あまもぐる)
364 【季語】 海女 【季節】 晩春


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4/14  朝寝

2006年04月14日 | 俳句

今日もまた したく無いよな 朝寝する
(きょうもまた したくないよな あさねする)
361 【季語】 朝寝 【季節】 三春


駅沿いに 雪洞点けて 花添えて
(えきそいに ぼんぼりつけて はなそえて)
362 【季語】 花 【季節】 晩春


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4/13  奈良・明日香

2006年04月13日 | 俳句

奈良の朝 子連れの鹿の 青き踏む
(ならのあさ こづれのしかの あおきふむ)
358 【季語】 青き踏む 【季節】 晩春
青き踏む=中国の古俗で、春先に野に出て青草を踏んで遊ぶ行事


明日香の野 匂菫の なつかしく
(あすかのの においすみれの なつかしく)
359 【季語】 匂菫 【季節】 三春


いにしえの 都忘れて なるものか
(いにしえの みやこわすれて なるものか)
360 【季語】 都忘れ 【季節】 晩春



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4/13  ごあいさつ

2006年04月13日 | ごあいさつ
 
 今日で、ブログ開設以来丸三ヶ月です。(掲載句359句)
 作り込みの句があったとは言えよく続いたものです。
 恥の上塗りとして書も掲示するようになって一ヶ月半。
 恥ずかしい限りです。
 書は、掲載した句全て書きました。
 いつの日か、何らかの形で発表したいとも考えています。
 ブログの過去の記事の句・書は、現在も見直し・修正しています。
 進歩・衰退の軌跡が窺えるので、興が増えるとも思います。
 今は、毎日墨を磨るのが楽しみになっています。

 もう、ご存知の方もあると思いますが、先に出版した俺流俳句「いちらく いちらく」の
出版会社碧天舎が3月末倒産しました。で、私の本は、絶版扱いとなりました。
 応援していただいた方々にはご心配をかけ申し訳ありませんが、私自身は、
何の損害も受けておりませんので、ご心配いりません。

 このブログは、今後とも続けますのでよろしくお願いします。
 (写真は、円山の枝垂桜です。よく見ると鳶も飛んでます。 )         千秀
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4/12  春

2006年04月12日 | 俳句

入学と 聞いて眺める 北の空
(にゅうがくと きいてながめる きたのそら)
355 【季語】 入学 【季節】 晩春


降り続く 雨の合間の 春の虹
(ふりつづく あめのあいまの はるのにじ)
356 【季語】 春の虹 【季節】 晩春


言いたきは 大概にせよ 春嵐
(いいたきは たいがいにせよ はるあらし)
357 【季語】 春嵐 【季節】 三春





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4/11  桜

2006年04月11日 | 俳句

嫁曰く 梅見桜見 次は何
(よめいわく うめみさくらみ つぎはなに)
352 【季語】 桜見 【季節】 晩春


満開に いまだいまだで 花は散り
(まんかいに いまだいまだで はなはちり)
353 【季語】 花 【季節】 晩春


花曇 雨の匂いを 撒き散らし
(はなぐもり あめのにおいを まきちらし)
354 【季語】 花曇 【季節】 晩春





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4/10  夜桜・清水寺3

2006年04月10日 | 俳句

清水は 近見の桜 遠の街
(きよみずは ちかみのさくら えんのまち)
349 【季語】 桜 【季節】 晩春


花疲れ 肩車して 欠伸して
(はなつかれ かたぐるまして あくびして)
350 【季語】 花疲れ 【季節】 晩春


夜桜は 先斗横目に 夫婦して
(よざくらは ぽんとよこめに ふたりして)
351 【季語】 夜桜 【季節】 晩春


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4/9  夜桜・清水寺2

2006年04月09日 | 俳句

庭に咲く 枝垂れ桜や 三姉妹
(にわにさく しだれざくらや さんしまい)
346 【季語】 枝垂れ桜 【季節】 仲春


電線に 枝垂れ桜の 垂れ下がり
(でんせんに しだれざくらの たれさがり)
347 【季語】 枝垂れ桜 【季節】 仲春


定番は 七味を求む 花清水
(ていばんは しちみをもとむ はなしみず)
348 【季語】 花 【季節】 晩春


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4/8  夜桜・清水寺1

2006年04月08日 | 俳句

夜桜を見に行こうと電車で出かけました。
電車から見える公園のいたるとこで花見をしていました。


いたるとこ 妻指すところ 花宴
(いたるとこ つまさすところ はなうたげ)
342 【季語】 花宴 【季節】 晩春


夜待ちか 花より目立つ 青シート
(よるまちか はなよりめだつ あおしーと)
343 【季語】 花 【季節】 晩春


円山の 枝垂れ桜に 鳶舞う
(まるやまの しだれざくらに とんびまう)
344 【季語】 枝垂れ桜 【季節】 仲春


土塀から 覗く桜に 戀焦がれ
(どべいから のぞくさくらに こいこがれ)
345 【季語】 桜 【季節】 晩春


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4/7  燕

2006年04月07日 | 俳句

過ぎし日は 燕の出入りに 戸を開けし
(すぎしひは つばめのでいりに とをあけし)
338 【季語】 燕 【季節】 仲春


燕 川面に映り ゆるく飛ぶ
(つばくらめ かわもにうつり ゆるくとぶ)
339 【季語】 燕 【季節】 仲春


むつまじく つがいの燕 川面ゆく
(むつまじく つがいのつばめ かわもゆく)
340 【季語】 燕 【季節】 仲春


小次郎や 燕返しを 撮り損ね
(こじろうや つばめかえしを とりそこね)
341 【季語】 燕 【季節】 仲春


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4/6  春・野鳥

2006年04月06日 | 俳句

百千鳥 うわさ話や 聞き取れず
(ももちどり うわさばなしや ききとれず)
334 【季語】 百千鳥 【季節】 三春


頬白は 今日早起き 一番鳥
(ほおじろは きょうはやおき いちばんどり)
335 【季語】 頬白 【季節】 晩春


頬白よ 俺に惚れたか 頬を染め
(ほおじろよ おれにほれたか ほおをそめ)
336 【季語】 頬白 【季節】 晩春


もういいよ 雀隠れや 早く出よ
(もういいよ すずめがくれや はやくでよ)
337 【季語】 雀隠れ 【季節】 晩春


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4/5  春

2006年04月05日 | 俳句

春愁い 餃子食らいて 明日を見る
(はるうれい ぎょうざくらいて あすをみる)
331 【季語】 春愁い 【季節】 三春


すれ違う 見返り美人 春日傘
(すれちがう みかえりびじん はるひがさ)
332 【季語】 春日傘 【季節】 晩春


蕨餅 お供え下がり 狙いおり
(わらびもち おそなえさがり ねらいおり)
333 【季語】 蕨餅 【季節】 仲春


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4/4  春

2006年04月04日 | 俳句

花は何 つんつん椿 恋の花
(はなはなに つんつんつばき こいのはな)
326 【季語】 椿 【季節】 三春


散椿 避けて避けての 忍び足
(ちりつばき さけてさけての しのびあし)
327 【季語】 散椿 【季節】 三春


忍び音か 鈴懸の花 風誘う 
(しのびねか すずかけのはな かぜさそう)
328 【季語】 鈴懸の花 【季節】 晩春


木瓜の花 体に似合わず 照れ屋さん
(ぼけのはな からだににあわず てれやさん)
329 【季語】 木瓜の花 【季節】 晩春


雛菊の 無邪気さ故の 戀占い
(ひなぎくの むじゃきさゆえの こいうらない)
330 【季語】 雛菊 【季節】 三春


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4/3  伊勢・志摩

2006年04月03日 | 俳句

 今日も伊勢路の続きです。


五十鈴川 雨、桜より まず豆腐
(いすずがわ あめ、さくらより まずとうふ)
323 【季語】 桜 【季節】 晩春


山桜 志摩の島々 薄化粧
(やまざくら しまのしまじま うすげしょう)
324 【季語】 山桜 【季節】 晩春


春怒涛 かもめの叫び 聞こえるや
(はるどとう かもめのさけび きこえるや)
325 【季語】 春怒涛 【季節】 三春


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4/2  伊勢

2006年04月02日 | 俳句
 
 去年、伊勢路を旅行したときの句です。


揚げ立ての 天婦羅口に 春の旅
(あげたての てんぷらくちに はるのたび)
320 【季語】 春 【季節】 三春


深々と 春雨の中 お伊勢あり
(しんしんと はるさめのなか おいせあり)
321 【季語】 春雨 【季節】 三春


お伊勢さん 雨と桜の お出迎え
(おいせさん あめとさくらの おでむかえ)
322 【季語】 桜 【季節】 晩春


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