俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/21  露

2006年10月21日 | 俳句

『石ころを 蹴飛ばし罪に 露残る』
(いしころを けとばしつみに つゆのこる)




『朝霧に 霞む社に 願かけて』
(あさぎりに かすむやしろに がんかけて)




『栗御飯 別々がよし 栗と飯』
(くりごはん べつべつがよし くりとめし)




『菊日和 罕にはしたや 墓参り』
(きくびより まれにはしたや はかまいり)




『秋愁い 追伸に見る 本音かな』
(あきうれい ついしんにみる ほんねかな)




『眼つむれば 妹の顔あり 秋の夜半』
(めつむれば いものかおあり あきのよわ)




『秋風や 酒の力で 虫治む』
(あきかぜや さけのちからで むしおさむ)



 
『秋暁や 目を灼くほどに 見つめ居り』
(しゅうぎょうや めをやくほどに みつめおり)




『秋暁に 色奪われて 彼の世かな』
(しゅうぎょうに いろうばわれて かのよかな)




『陽のあたる 花野を枕 夢を摘む』
(ひのあたる はなのをまくら ゆめをつむ)




『二人でも 一人のような 秋の暮』
(ふたりでも ひとりのような あきのくれ)



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