俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

1月24日 悴む(かじかむ)

2022年01月24日 | 三選俳句暦






狭くとも 三和土に庭の 寒五軒長屋
せまくとも たたきににわの かんながや
18990 2018/1/24 【季語】 寒 【季節】 晩冬
三和土=「敲き土(たたきつち)」の略で、
赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。
3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。
土間の床に使われる。
私の生まれた炭鉱街は土塀の五軒長屋。
玄関が三和土で、裏庭があり、六畳二間に七人で暮らしていた。



銀沙灘 向月台に見る 冬銀閣
ぎんしゃだん こうげつだいにみる ふゆぎんかく
18995 2018/1/24 【季語】 冬 【季節】 三冬
銀閣寺には、白川の白砂を波形に盛り上げた
銀沙灘(ぎんしゃだん)と円錐型の向月台(こうげつだい)がある。
向月台の上に座って東山に昇る月を眺めていた。
現在の形は江戸後期になってから。
月夜の晩には白砂に月影がほのかに映えて美しい。
http://www.kotolog.jp/post/%E9%8A%80%E6%B2%99%E7%81%98%28%E9%8A%80%E9%96%A3%E5%AF%BA%29/参照下さい。


悴みて 散歩の一歩 踏み出せず
かじかみて さんぽのいっぽ ふみだせず
20657 2020/1/24 【季語】 悴む 【季節】 晩冬




コメント
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