俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

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          千秀

4月1日 陽炎(かぎろい、かじろい)

2017年04月01日 | 俳句暦


陽炎(かぎろい、かじろい)
=夜明け方の光。

「東 (ひむがし) の野に陽炎の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」
〈万葉集・四八〉

陽炎には、もう一つの使い方がある。

陽炎(かげろう)
=春,晴れた日に砂浜や野原に見える色のないゆらめき。
大気や地面が熱せられて空気密度が不均一になり,
それを通過する光が不規則に屈折するために見られる現象。

「陽炎のもゆる荒野に白たへの天領巾 (あまひれ) 隠り」
〈万葉集・二一〇〉

この俳句では、前者。
コメント
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