俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

薫風

2013年05月17日 | 俳句

縋るべき 蜘蛛の糸無き 文殊かな
(すがるべき くものいとなき もんじゅかな)
15728 【季語】 蜘蛛の糸 【季節】 三夏


絆より 羈絆を絶てぬ 酷暑かな
(きずなより きはんをたてぬ こくしょかな)
15729 【季語】 酷暑 【季節】 晩夏
羈絆(きはん=足手まといとなる身辺の物事


初松魚 言葉聞く度 義父偲ぶ
(はつがつお ことばきくたび ちちしのぶ)
15730 【季語】 初松魚 【季節】 初夏
初松魚=初鰹(はつがつお)


青鷺や ぽつんと一羽 孤高鳥
(あおさぎや ぽつんといちわ ここうどり)
15731 【季語】 青鷺 【季節】 三夏


薫風や 半袖にして 風強し
(くんぷうや はんそでにして かぜつよし)
15732 【季語】 薫風 【季節】 三夏


手水舎の 水生温き 夏の宵
(てみずやの みずなまぬるき なつのよい)
15733 【季語】 夏 【季節】 三夏


コメント
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