風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

一人になりたい病

2006年08月28日 12時03分28秒 | 番外(日常つらつら)

       
 7月から2ヶ月ほど週末には必ずどこかに誰かと遊びに行くことが続いていて
(今週末もだけど。),とうとうやってきた「一人になりたい病」。

 週末に家にいるのは嫌いなのと,特に予定が入ってなかったらお誘いがあると
つい入れてしまうものだから,夏は周りもイベントを考えやすいのかあちこちから
声がかかってこんな風になってしまった。

 毎週毎週どこかに誰かと出かけることがいやなわけじゃない。
 楽しいけど,気を使ってないようで使っていることもやっぱりあるわけで。
 そして楽しかったなあ~とは思うけど,それが持続することはあまりないのだ。
 特に最近は自分が1週間前,2週間前の週末何をしていたかさえ忘れる始末。

 再来週は丸1週間の夏季休暇。
 後半は沖縄に行くことが決定。

 でも,今は一人になりたい。
  
  ”知らない町を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい”
                                  by 遠くへ行きたい

 まさにこの心境。

 それには私を知っている人が周りにたくさんいるのは具合が悪い。
 かといって旅先は一人になれればどこでもいいんじゃなくて条件がある。

 まず重要なのは,市街地だったり,ものすごい観光地や集客施設じゃないこと。
 そんなところに行ってしまっては団体客の中で一人寂しい思いをするだけだから。
 一人が大好きっていう人間でもないので,孤独になるのはイヤなんだよね。
 一人でいっても周りが変な目で見ない,一人が認められる場所ってのも重要。

 あ、でもね、まったく誰とも話したくないっていうんじゃなくて、知らない人達と話す
っていうのはかえって元気になるんだよ。
                      

 そういう意味で,八重山みたいな小さな島はいい。 
 車は運転できないけど原付は運転できるので島には必ずレンタバイクがあるから
移動も大丈夫。 なければ自転車でもいい。
 ゆっくりと島を周って海を眺めれば,周りにも一人になりに来たバックパッカー達が
ポツポツと浜辺に座って夕日を見つめて・・。そういう島にはバックパッカーが自然と
集まるお店もあって,一期一会を楽しめる。

                      

 もう一つ,一人が認められる場所。それがお遍路かな。

 かろうじてA型な血がまだ残っているもので(笑),目的が決まっていて歩くルートも
決まっているのも好きなところ。
 (八重山ではまったくといっていい程何も決めないけど,,。)

                      

 歩いている間考えるのは,食べること(笑),今日の宿のこと,景色のこと,友の
こと,そして自分のこと,これまでのこと,これからのこと・・・。
 いろいろと考える。考えないことは出来ない。  

 でも,心は自由だ。

 今度のお遍路は室戸岬へ向かう55号線。今の私に打ってつけ。
 とよいちさんの絵のように,車道の端に腰かけて重なり合う岬を眺めよう。

 一人になりたい。 さあ,遍路へ行こう。