風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

初めての・・・

2006年08月25日 12時07分42秒 | 2004年おへんろ日記(愛媛編)

 石鎚山を制したあとはまた同じ道を戻り,成就社についたのは12:00頃だった。
 急ぐ必要も無いし、お昼を食べて民宿で預かってもらっていた荷物を受け取り
ロープウェイ乗り場へ。

                                               

 こういうところのロープウェイはどこも高いけど,やはり石鎚山も代わりはなく片道
1000円だった。
(よく考えると,歩きへんろにもかかわらず太龍寺,雲辺寺のロープウェイも制覇して
いる。(笑) ケーブルも,比叡山,高野山,摩耶山,等宗教的なところは乗ってたり
して。 実は隠れケーブル・ロープウェイマニアなのかもしれない。)

 ロープウェイで降りてバス乗り場に向かう。
 向かいには元湯石鎚温泉が。ここにも京屋旅館があるのだが、今日は横峰寺行
きのバス発着所横にあるほうの石鎚温泉の別館でもある京屋旅館に泊まる予定。
 ここの京屋旅館の息子さんが横峰寺下の京屋旅館を経営されているのだ。

 京屋旅館方面に出るバスの時間を調べると,40分以上もバスが来ない!
 温泉に入るには時間がないし,かといってここで待ってるのもつまらないしなあ。

 で,とりあえずバス道を歩いていくことにして,途中でバスが来たら乗せてもらう
ことにした。
 たぶん止まってくれるだろう。(たぶん、、、

                      

 テクテクとへんろ道でもないところを一人歩く。車が横を走っていく。
 なぜかちょっと気恥ずかしいが,その一方で楽しかったりもして。

 と,1台の車が止まったと思うと,運転席にいた女性が
 「乗っていきませんか?」  と声をかけてくださった!

 言い訳がましいが,石鎚山はおまけだし!ということで,ありがたく車のお接待を
いただくことに。
 初めての車のお接待である。

 後ろには女性のお子さんも乗っていて,アットホーム~。
 お遍路さんを見ると声をかけようかと思うけどなかなかかけにくい,
 私が女性だったのでかけやすかったとも。

 私も男性1人とかの車にはやはり警戒してしまうが,ご夫婦や女性だったりすると
やっぱり安心するかな。

 道々お遍路のこととか話しながらあっと言う間に黒瀬ダム湖横に到着。
 本当にありがとうございました!!

 車道から坂道を上がり,横峰寺行きバス発着所の目の前にある京屋旅館に
入ると,さっそくお部屋に案内してくださった。ダム湖が目の前に見えてなかなか
いい感じ。
 
 ここのお風呂は石鎚温泉から冷泉を運んで湧かしているらしいので,楽しみ♪
 さすがにバスツアーの団体さんも泊まる宿なので中はかなり広く,湯船も大きい!
 そしてこの冷泉,沸かす前は透明なのだが,沸かすと白くなるのだ!
 木の湯船は真っ白のお湯で満たされていて,いかにも温泉に入るって感じ。

 が,入ってみたらほとんど沸いてなかった・・・。入るのが早かったのか?
 後で分かったことだけど,この日はボイラーの調子が悪かったらしく沸いてなかっ
たので,あとでプレオープン中の別館のお風呂を貸してもらえることに。

 ここが素敵なんだ~!!
 別の場所にあった民家を移築して中を改装したらしいのだが,お風呂が・・・

       じゃ~ん!!

  たぶん,総檜風呂ですよぉ。
  入ってるとねえ,なんかもうし・あ・わ・せ。(笑)

  白いお湯って癒されますよね。
  でもこのころ下呂温泉だったかで温泉疑惑があったころだったのですが,
 スタッフ曰く,
  「ここは本物です。沸かすとすごい量の沈殿物が出て掃除が大変なんです。

 とおっしゃっていたが,確かにバケツ一杯分の沈殿物が・・・。

  この建物はもともと民家のために部屋がふすまで仕切られてるので,泊まりに
使うことはないかもとのことだったけど,どうなったのかしら?
  離れも建設中だったので,また泊まりに行きたいわあ。

  建物の中にはこんなバーもあったりして。

  ステキでしょ? 


  それに,なんと露天まであるんだなあ!

     

 こっちは冷泉じゃなくて地下水を汲み上げて沸かしているらしいので透明なの
ですが,すごくいい石を使っているのがよく分かるし,お風呂に入っていると鈴虫
の声が聞こえてすごくリラックス出来るのでした。

 あ,でも断っておきますが,これらのお風呂は民宿の方とは違って別館・離れ用
のお風呂ですので普通は入れないと思いますよ。
 泊まりに行って「入らせろ!」なんて強要しないでくださいね。

 民宿の方のお風呂も木のお風呂です。こちらほどの高級感はないですが,でも
民宿もスタッフの方々がとても感じが良くて印象の良いところでした。
 明日はすぐ前の発着所からバスに乗って横峰寺へ向かいます。