あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「敵基地攻撃」/民主党防衛政策/住民の健康保持/生命の息吹

2009年05月31日 | 日々の活動


29日付けの新聞の番組表に載っている30日未明の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系)で、民主党の浅尾慶一郎参院議員は、北朝鮮の核実験問題にかかわって、「外交交渉をある程度やって解決しなければ、(『敵基地攻撃論』を)やらざるをえない」と主張した、とのこと。

この浅尾氏、27日付けの「朝日新聞」(12版)の「オピニョン」欄に登場していました。「民主党『次の内閣』防衛相」の肩書きで、民主党の防衛政策の代表者なんでしょう。

“今のミサイル防衛では100%守ることは不可能だ。確実なのは先にたたくということだ…日本も本気だ…敵基地攻撃が感情論ではなく、日本として必然的な結論にならざるをえない”

自民党の極右翼の意見が表に出ないので、民主党が自民党に変わって言ってくれているかのようです。

アメリカが6か国協議参加国の北朝鮮以外の4か国に代表団を送るなどして国際社会の合意をつくる努力をしているときに、なんという愚かさでしょうか。

あきれてばかりもいられず、市立病院が地域住民の健康保持に果たす役割の発揮を行政に求める表現を朝から考えました。





葉が茂るこの木は、3月7日に撮った同じ木です。ペロと散歩していると、生命の息吹をもらえる景色がいっぱいです。

ウォッチャー/ペロ/ハッ、と

2009年05月30日 | 日々の活動


この日記のウォッチャー(ときのう知った人)が、「最近、ペロが登場してないよ」と。

そういえばそうでした。



このネット記事の「売り」に、と思って書き綴っていたつもりですが、つい忘れるぐらい、政治はかまびすしかったり、仕事に身も心もうばわれたり。

いろんな立場、いろんな視点から声をかけていただくと、ハッ、と我にかえることができたりして。

来月の医療生協総代会の運営準備をし、午後は「しんぶん赤旗」のお勧めで地域を回り、そのあとは家にもどってご近所の医療生協組合員さん宅に医療生協ニュースの配布、夕刻からは市立病院問題をめぐっての党内の会議。



P3C海外派兵/対ソ戦想定/時代の逆行

2009年05月29日 | 日々の活動


「5月28日NHKニュースより」

P3Cが「海賊対策」を口実に初めて海外派遣されました。きのうのことです。

P3Cといえば、私が学生時代に自衛隊が導入した対潜哨戒機です。

1970年代後半、在韓米地上軍撤退や、太平洋における「ソ連海軍力の脅威の増大」(78年度米国防報告)などの情勢にそなえ、日本に海上自衛隊の対潜機能を強化する要求をしたアメリカ・カーター政権に応えるためでした。

アメリカとしては、西太平洋、インド洋における海上交通線確保戦略を日本に補完させたかったわけです(『安保を洗う』「赤旗」政経部、新日本出版社、1978年)。

当時のアメリカの対潜水艦戦(ASW)戦力五カ年計画(78~83年)では、「P3Cをつぎの点で改良すること」として、「探知距離を倍増する磁気探知装置」「昼夜兼行で海上探知ができる赤外探知システム」「よりすみやかに相手潜水艦の位置を正確に示すことができる音響浮標レファレンスシステム」「新しい軽量水雷」「1990年代のための新しいASW用空中プラットフォーム」の項目が含まれていました(『核 知る・考える・調べる』日本科学者会議編、合同出版、1982年)。

対ソ連戦を想定して導入した90式戦車やイージス艦のことを 07年8月19日のブログでも書きましたが、これらが具体的戦闘でどんな性能を発揮できるかためしたい、という衝動に、政治が答えようとしている局面にあるのではないでしょうか。

そんな日本の政治は時代の逆行です。子どもたちに残したくありません。
憲法九条を徹底すべきときです。





新班誕生/社保学習/昼と夕の花

2009年05月28日 | 日々の活動



四倉(よつくら)地域で3つ目の医療生協班が誕生しました。

血圧や尿チェックによる健康チェックをメインにしましたが、四倉地域を担当する理事さんが、組合員でないかたたちにも声をかけ、班がどのようにつくられるか、医療生協はなにをめざしているかを知ってもらおうと広く呼びかけてくれ、5人の班結成の集まりに11人のみなさんが集まり、3人の新たな医療生協組合員が生まれました。

私からは42年になる浜通り医療生協の歴史、自分の健康と、自分が住む地域の健康と、その大前提の平和な社会と、ほかの地域での医療生協の具体的とりくみを紹介しました。

職場にもどって午後からは、職員社保委員会で学習会。
市立病院民間譲渡計画にいたる国の医療政策のこの四半世紀を年表に基づいて学びました。



病院駐車場の花壇の花には、昼間はめいっぱい開き、日が沈み始めると閉じる花もあります。

その気になってながめないと気づかないことに私も気づきました。



叩き売りの「定数削減」/増税派一色/「実に愚かな考え」(森元首相)

2009年05月27日 | 日々の活動


総選挙が近づくに連れ、自民・民主は「衆院定数を50人以上削減」(自民・菅義偉選対副委員長)「私どもは80減らす」(民主・鳩山由紀夫代表)と、定数削減のバナナの叩き売り状態です。

「増税するにはまず身を切る」というわけですが、身を切られるのは国民です。
国会と国民のパイプをせばめる話ですから。

多くの国会議員が、与党をはじめ、国民の暮らしそっちのけの状態ですから、国民のために仕事をしない議員が多すぎる、の国民感情をこの際利用しようとする魂胆です。

森元首相が都内の会合できのう言っていたそうです(「朝日」きょう付け13版・政治面)。
「共産党は消えてくれるのは結構」「比例の180人はいらないということだろうが、共産党と公明党は命がけで反対する。そんなことを言っているヤツは公明党と腹を据えてケンカできるのかね」「小沢君は無理やり比例区をなくそうとした。そういう経緯も知らず、定数削減を言えば民主党に負けないというのは実に愚かな考えだ」。

増税するには議員を減らす、と言いながら、実は消費税増税に反対する少数政党を締め出して、増税派一色にすることが定数削減叩き売りマニフェストであることを見ないとなりません。

民意切り捨てが鳩山民主党代表再誕生で加速されようとしていることも重大です。

いらない議員が多すぎる=定数削減、に国論を誘導して共産党を消そうとすることを、みなさんはどう思われますか?

いらない議員を有権者の力で共産党の議員に置き換えたら世の中ぜったい変わります。


北朝鮮核実験に抗議/校正/取材文章は共同作業

2009年05月26日 | 日々の活動


朝の定例宣伝。

きのうの北朝鮮核実験にきびしく抗議。
オバマ・アメリカ大統領が「核兵器のない世界」の実現をめざして行動する核使用国としての「道義的責任」を表明するなど、世界が核兵器廃絶に向かう新たな機運が生まれているもとでの暴挙というほかありません。

「自衛的核抑止をあらゆる面から強化するための措置」と弁明していますが、「自衛のため」がいかに泥沼の悪循環を生み出すかの証明です。

4月3日に取材に来られた医療生協の情報誌「comcom(コムコム)」7月号の校正用原稿が届けられました。
二つの支部の活動の様子を活き活きと描く記事ですが、この地域の特徴を全国の読者に伝わるように表現することのほうがかえって難しいかも。

記者が聞いたことをそのまま表現した文章を地元の私たちが読むと、ちょっと違和感を感じて手を入れたくなるのは、やむをえないことかもしれません。

これも共同作業と思って、編集室に率直に伝えました。


「市立病院の存続・充実」/市民の声と運動/「循環型社会づくり」

2009年05月25日 | 日々の活動

6月7日(日)午後2時から常磐(じょうばん)公民館で行なわれる「市立常磐病院の存続・充実させる会」の結成準備を進めている呼びかけ人や事務局のかたと、当日、話をしていただく予定の木村守和医師を昼休みにたずねました。

国の医療費抑制策が四半世紀にわたって続き、この線に沿って市が、市民や医療関係者の声など無視して民間譲渡計画を決めてしまったもと、公立病院の役割がいまこそ求められていることを、市民の声と運動で行政に知らしめることが決定的段階にきていると思います。

その後、マスコミ関係者へも案内して回りました。

「秋の市長選挙で、市立病院存続を公約に掲げる市長に変えることではないですか」のやりとりもありました。私もそう思います。




『日本の循環型社会づくりはどこが間違っているのか?』(熊本一規著、合同出版)を読みました。

身近なごみ・リサイクルがテーマで、「産業社会の論理」に基づいた日本政府の政策は、「資源循環型社会」ではなく、「汚染循環型社会」をつくるだけ、の認識のもと、市民サイドに立った「ごみ問題」解決への提言です。

結論は、「生命社会の論理」に基づく社会の再構築ですが、企業の費用負担をはっきりさせる「拡大生産者責任」の社会的しくみをつくらせることなど、市民的合意を広げる課題が多いごみ問題です。


堤未果さん講演会/鶴ヶ城

2009年05月24日 | 日々の活動



会津風雅堂で堤未果さんの講演会がありました。

福島県九条の会と実行委員会主催。堤さんは昨年、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)の著者。

「チェンジ」を掲げて大統領になったオバマ氏に、チェンジしてもらうのを待つのではなく、チェンジは市民が起こすものとして支えよう、の運動が広がっているアメリカ社会の一端が紹介されました。

また、「敵はテロリスト」と思い込まされてイラクへ派兵された兵士が、「ほんとうの敵はホワイトハウスと大企業とマスコミ」と気づいたが、実は最大の敵は「アメリカ国民の無知・無関心」と取材に答えてくれた、とのこと。

国策にかかわる国民の思い込み、これを可能にするマスコミ報道、そして教育現場、これらを操作できる権力との関係の問題を感じました。



講演会前に、いわきからいっしょに行ったみなさんと、会場となりの鶴ヶ城へ。
お城の敷地をゆっくり歩くことができました。


赤旗5月号外配布/楽寿会役員会/四倉の海

2009年05月23日 | 日々の活動


「しんぶん赤旗」5月号外をご近所に配布しました。

大資産家の贈与税減税や大企業への減税、ムダな公共事業などが目白押しの「経済危機対策」と銘打つ自公政権の15兆円バラマキ。

財源は国債の大量発行で、そのツケは2011年に消費税増税。



その消費税が「社会保障のため」は、まったくのウソ、偽りで、消費税導入後の消費税収213億円に対し、同じ時期の法人3税減収182兆円、軍事費増額21兆4000億円。

大企業減税の減収埋め合わせと軍事費に消費税が使われている実態がくっきり。
政府はこのことを説明しませんから、国民は知りません。

こんな税金の取り方・使い方をやめさせる機会は総選挙です。

午後は社会福祉法人・楽寿会の役員会。昨年度の事業報告・決算が議題でした。
利用者減の原因分析と対応、体制整備が大きな課題です。



いつものことながら、会議へ出向く前には四倉(よつくら)の海の様子。乾いた砂浜でながめていたら、この直後、この波で足のすねまでぬれてしまいました。

ミニデイサービス/「笑うのはテレビ相手だけだった」/住民税天引き

2009年05月22日 | 日々の活動



医療生協の支部が地域の一人暮らしの高齢者などに呼びかけ、ミニデイサービスを試みました。

生協組合員でつくっている「助け合いの会」がずいぶん前から実施しているミニデイサービスとは別に、支部がある地域での初めてのとりくみです。

83歳の女性は、「家に閉じこもりっぱなしなんだから」と、子どもから勧められた、とのこと。
「日ごろ笑うのは、テレビを見ているときだけ。みなさんと話しながら笑えるなんて楽しい」と、それはそれは素敵な笑顔でした。

きょうはゲームを楽しんだり、認知症を知る勉強も短時間しましたが、講師の話が終わるや、にこやかに拍手する参加者の姿も印象的でした。

このミニデイサービス、介護保険制度とはかかわりなく、地域の人たちといっしょにできることなので、医療生協だけでなく、共産党の地域支部でも、いろいろな団体の地域組織でもできることで、行政や地域包括支援センターとも協力していけるはずです。

職場にもどると、私が留守の間に二度電話があった、というかたから電話。
「市民税・県民税を10月から年金天引き、と市の通知が来ている。いったい誰がいつどこで決めたのか」と。

ネット検索しながら話を聞いていると、昨年4月30日、あのガソリン税暫定税率を復活させる衆議院「3分の2」再議決で、民主・社民が欠席、共産党だけが反対した地方税法「改正」を、自民・公明が強行採決したのでした。

これだけ見ても、今度の総選挙は与党を政権から引きずりおろさなければなりません。

「滞納したことはなく、自分のふところぐあいを見ながら完納してきたのに、“年金受給者の納税の便宜を図る”とは、人を馬鹿にするのもはなはだしい」と怒り心頭でした。

本会議を欠席してポーズだけとる政党を応援しても力にならないのではないでしょうか。
共産党を大きくしていただくことこそ、政治のカジを切りかえる最大の保証です、と私は声を大にして言いたい。