あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

バラ/「マルクスは生きている」/日本共産党そのまんま

2009年05月21日 | 日々の活動




庭にバラをいっぱい育てている医療生協組合員さんが、そのバラの花を職場に持ってきてくれました。深紅、ピンク、ダイダイ、黄色、白、色のまだら… 



職場の小さな花瓶に活け、ほかの職場へも分けて歩きました。



『マルクスは生きている』(不破哲三著、平凡社新書)を読みました。

「マルクスといえば、ソ連型社会を頭に浮かべるといった誤解」など「さまざまな誤解を解くことも考えて…マルクス自身の言葉によって…その骨組みやすじ道を再現することを基本としました」とのこと。

ちなみに1991年の「ソ連崩壊のときには、『覇権主義という歴史的巨悪』の崩壊としてこれを歓迎」したいきさつを著者の体験に基づいて明快に語っています。

「唯物論の思想家」の顔の第一章では、「日本の素粒子研究のなかに自然研究の方法論をもつ力強い流れ」を語り、「資本主義の病理学者」の顔の第二章ではサービス残業、過労死、派遣などの日本の搾取現場の実情を語り、「未来社会の開拓者」の顔を語る第三章では、崩壊したソ連が「社会主義をめざす軌道から決定的に離れ去った」実態とともに、20世紀に世界の構造が大きな変動をとげたことを、「発達した資本主義」国、「社会主義をめざす国」、「アジア・アフリカ・ラテンアメリカ」、「旧ソ連・東欧圏」国の四つのタイプに分類して人類社会の未来を語ります。

日本共産党の姿と考えをそのまま伝える本です。
先入観などよけいな考え抜きに、そのまんま読んでいただけるといいなぁ、と心の底から思います。

医療・介護の雇用誘発/共産党へのアメリカ政府返書

2009年05月20日 | 日々の活動



日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が5月13日づけでワーキングペーパー「医療・介護の経済波及効果と雇用創出効果」を公表しています。

総務省の「2005年産業連関表」による分析ですが、本文29ページの「おわりに」は、「医療、介護、公共事業にそれぞれ税金1兆円を投入したときの生産誘発額は、医療7.8兆円、介護5.5兆円、公共事業2.8兆円」「雇用誘発数は、医療で51.8万人、介護で62.9万人、公共事業で16.5万人」「2兆円(医療、介護各1兆円)を投入すれば、約100万人以上の雇用を創出できる」。

「保険料、患者(利用者)一部負担金の投入を求めないとしても、税金2兆円の投入により50万人近くの雇用を創出できると試算された。医療・介護を軸とした雇用拡大政策を期待したい」と結んでいます。





きょうのビッグニュースは、共産党の志位委員長の「核兵器廃絶」書簡にアメリカ政府から「あなたの情熱をうれしく思う」とした返書が届けられたことではないでしょうか。

アメリカ政府から日本共産党へ返書が来たのは歴史上初めての出来事で、共産党とアメリカ政府との間で公式の話し合いのルートが開かれました。

志位委員長は、「どんな問題でも相互に自由に意見を交換できる、互いに立場が違っても相互の立場を理解する、ということが直接できる関係になったというのは、非常に大きな意味をもっている」と、きのうの記者会見で答えています。




定例朝街宣/大勢の構図は誤っていませんか?

2009年05月19日 | 日々の活動



けさは、出勤前に、定例の朝の街宣。

自民党から名前を民主党にしただけといっていい改憲論者、消費税増税派、構造改革推進派の鳩山由紀夫さんが民主党代表になったことをお知らせしつつ、西松献金問題解明を党としていっさいする意志がなさそうなこと、その当事者の小沢さんを選挙責任を担う副代表にし、幹事長は岡田さん。

他党のこととはいえ、しっちゃかめっちゃか。

貧困と格差を拡大してきた「構造改革」という名の国民いじめ政治と決別するには、大企業に対しても、アメリカに対しても、きっぱりとモノが言える国民のための政党でなければなりません。

企業・団体献金は当然、という大勢にマスコミも流され、その影響を受ける多くの住民、という構図は私もわかります。

その構図が誤った方向に流れてませんか? ということがきわめて重大だと思います。

鳩山由紀夫さん/認知症勉強会/ボランティア

2009年05月18日 | 日々の活動
民主党の代表になった鳩山由紀夫さん。

小泉内閣発足当時には代表をしていて、「小泉首相が本気で構造改革をするなら民主党も応援する」「首相の背中を押す」と、小泉改革推進の急先鋒で、なんでこの人が野党党首なの? と思われていた人だったことは忘れられているのでしょうか。

「天皇を元首とする」「自衛軍を保持する」と自著(05年『新憲法試案』)で主張し、「消費税増税は不可避」と演説して歩いた人。

少なくも私は忘れません。



きょうは午前中、健康チェックと認知症勉強会の医療生協班会に同行。
勉強会後に、いわき市の市立病院民間譲渡をめぐる問題などについて私からひとこと。

午後は医療生協ニュースのチラシ折込ボランティアの休憩時にちょこっと勉強会。
後期高齢者医療制度や市立病院問題について。

「77歳だが、今話を聞いて、去年からおかしいと思っていたことがやっとわかった」「市がりっぱな病院をつくるからひとつでがまんしろ、と言っているらしいことを最近知ったが、そりゃおかしい」と、次つぎと意見が出ます。

健康と命にかかわる医療や保健や介護は、自治体が仕事の柱にすべき住民の福祉の大きな柱で、行政自身がもっと市民の声を聞き、施策に反映させる姿勢を打ち出さないとならないことを、話すたびに感じます。


歯舞、色丹/亡き父の無二の親友/文字が入った飯ごう

2009年05月17日 | 日々の活動


先日、千島列島の領土問題にふれました。

歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島のことに言及しませんでしたが、ここはもともと北海道の一部であって、ヤルタ協定やサンフランシスコ条約の千島放棄条項の対象になっておらず、第二次世界大戦後に旧ソ連のスターリンが「強奪」したものです。

だから本来的にはロシアは無条件に日本に返還すべき性格の島じまです。

今回の地図も『千島問題と平和条約』(不破哲三著、新日本出版社、1998年)からです。



きょうは、母と妻といっしょに、20年前に亡くなった父の「無二の親友」で、満蒙開拓青少年義勇軍やシベリア抑留でいっしょだったというかたをたずねました。

「戦争は二度としちゃいけない」「中国、韓国、北朝鮮とは、いろいろあるかもしれないが仲良くすることをいちばんに考えるべき」と語る様子と心情は、ほんとうに痛切な思いであることが伝わってきます。現在の政治家の原点におくべきことであることを痛感せざるを得ません。



シベリアから帰国する際、文字を書いたものはいっさい持ち帰ることはできなかったそうですが、暗号でもなんでもない文字を彫った飯ごうを隠し持って帰ったそうです。命と同一のものなので、家から持ち出すことはないとのこと。

歴史を知る展示会などがあれば、出してもいい、とおっしゃってくれました。


憲法街宣/30分/シラン

2009年05月16日 | 日々の活動


日本国憲法を守るいわき市共同センターの定例街宣の日です。

「医療生協9条の会」としていつものスーパー前で訴えました。

民主党の代表が決まる日なので、その話から。消費税を増税することは彼らの既定路線ですが、「今は言うべきじゃない」「言わないのは違和感を感じる」と、およそ国民感覚とはかけ離れた姿であることがありあり。



小沢代表が西松建設偽装献金の説明ができない金権体質なうえ、党財政を「政党助成金」にほとんど頼る国営政党なのに「民間でできることは民間で」などと言い張っている政党である正体も明らかになりました。

「政権交代」という言葉だけを躍らせ、政治の中身を変えずに担い手だけを変えるだけの話は、私にはまったく空虚に聞こえますが、マスコミを通して報じられるとかなりの影響です。

とまでは街頭では話しませんが、消費税が大企業減税による減収の穴埋めにしか使われていないこと、税金の取り方が誤っているうえ、使い道も国民の暮らし優先でないことは憲法25条の精神を踏みにじっています。

その最たるものが日本の軍事費。年間5兆円におよぶうえ、日本の義務ではない在日米軍への「思いやり」に年間2000億円、さらに今度はアメリカ軍基地のグアム移転に日本の税金投入。

そして「海賊対処」を口実に自衛隊という軍隊をいつでもどこでも海外へ派兵して武器使用もできるしくみづくり。これは自民党より民主党が積極的です。

オバマ米大統領が「核兵器のない世界を追求する」と話したばかりのなかでの日本国内でのあきれる「二大政党」。

医療費抑制政策が市立病院民間譲渡話にもなっていることを告発。

こんな日本でいいわけがない! と、怒りに燃えて30分間しゃべりっぱなしでした。というか、30分で切り上げました。

午後は総代会へ向けた医療生協理事会。昨年度のまとめと今年度方針のきびしい議論。



わが家の庭の紫蘭(シラン)。

市立病院問題/存続は5年だけ?/政策転換/500円玉

2009年05月15日 | 日々の活動


きのう、きょうと、市立病院民間譲渡をめぐる問題で、医療生協としてのニュースを書きました。

というのも、10日に「市民集会」を主催した市議会会派の議員が、「回収されたアンケートの約8割が、市立常磐病院の存続を求めていました」「会場にご参集の約300人の市民のみなさまからは『公立病院をなくしてはいけない、常磐病院の存続を』の声が相次ぎ」「わたしたち…は市長に対し『市立常磐病院の存続…の実現』について要望書」と、11日、13日の自身のブログで書いていて、これに加勢したいと思ったからでした。

したがってきのうのニュースは「市立常磐病院の存続を」。

そしたらきのうの市長への申し入れは、「5年以内の新病院建設を目標として、それまで存続」というものでした。

彼らは、1980年代前半からの国による医療費抑制政策が医療崩壊の根本的原因で、行政がその政策のもとで病院経営から撤退する施策の転換がいま必要だ、と強調した4月29日の本田宏医師の講演もいっしょに聞いていました。

1231平方kmの面積の地に35万人の市民が住むいわき市に、市立病院は1つでいいとする「1市1病院1施設」は、その医療費抑制政策のいわき市での具体策そのものと私は受け止めざるを得ません。

きょうのニュースのタイトルは「医療軽視行政の転換と市立病院」。

やはり、公共交通がない、近くに店も病院も駅もない、という居住環境を強いられるもとで、地域医療はどうあるべきか、総合的に考えるべきです。根本は、「35万市民の命と健康は守ります」というきっぱりとした姿勢ではないでしょうか。



きのう、病院をバックに撮った花を、上からながめました。500円玉を置いてみました。




この角度のこの花は?/「ルポ 高齢者医療」

2009年05月14日 | 日々の活動


病院をバックにしたこの角度とこの花に気づく人は、たぶんいないんではないか、と思います。

背丈が10cmほどの雑草のようで、踏みつけてしまっても気づかないような場所です。デジカメで撮ってみて、画面で見て自分で「え!?」と気づくぐらいです。



『ルポ 高齢者医療』(佐藤幹夫著、岩波新書)を読みました。
浜松、多摩、京都の大原と嵯峨野、秋田横手市、青森市浅虫、北海道砂川市、国立市で高齢者医療を実践する医師をはじめとした現場取材の報告です。

高齢者医療の「危機的事態を決定的にしたのは『小泉改革』(医療制度改革)である。なぜこのような事態に立ち至ったのか、本書では何度となく問うこととなる」のですが、「『危機』や『絶望』が深いからこそ一日を明るく過ごす、どんな未来であっても希望を見出」そうとする著者の、意志と意欲と熱意が伝わります。


監査/ボランティア交流会/千島問題

2009年05月13日 | 日々の活動
医療生協の総代会へ向け、きょうは各事業の監事さんたちによる監査があり、病院事務長、介護福祉部長、教育広報部長とともに、昨年度のまとめと今年度の方針を組織部長として説明しました。

利用者や事業者の立場とはかけ離れた国の政策のもと、事業継続と先が見える展望を拓く事業のあり方と方針について、シビアなやりとりとなりました。



午後はボランティアさんたちの交流会会場のいわき市フラワーセンターへ。
研修と交流を終えていましたが、帰る直前のバス車中でごあいさつしました。

ところでけさは、ロシアのプーチン首相と麻生首相の会談で領土問題も議論になったことが報じられていました。



日本は1951年のサンフランシスコ平和条約で千島列島を永久に放棄してしまいました(2条c項)。

しかしこれは、1945年2月のヤルタ秘密協定で、南樺太の返還と千島列島の引渡しを求めたスターリンの意向そのものです。

だから、領土不拡大の原則に反したスターリンの横暴がまず問題のはずです。

ロシアと日本の間での国境確定にかかわるとりきめは、1855年2月(安政元年12月)に徳川幕府とロシア政府の間に結ばれた「日魯通好条約」と、1875年(明治8年)5月の「樺太・千島交換条約」です。

国境条約としては、最終的に決められたのは1875年条約であることは、国際的常識に属する問題で、1855年に「雑居の地」とされた樺太全島をロシア領とし、千島列島全体を日本領土と確認しました。

ここを領土交渉の原点にすべきことは明らかだと思うのですが。

地図は『千島問題と平和条約』(不破哲三著、新日本出版社、1998年)から。

定点街宣/花が元気/政治哲学なし/笹の花

2009年05月12日 | 日々の活動



火曜日早朝(7時50分~8時10分)の定点街宣をしました。
小沢民主党代表が辞任会見したものの、西松献金偽装については開き直りもいいところ。

企業献金も政党助成金も受け取らず、自らの事業と個人献金収入で党財政を支える共産党でなければ信用できない、という声が寄せられていることを紹介しつつ、財界・アメリカ言いなりの政治の中身を変えることが大事なことを訴えました。

車で通勤するみなさんが、窓を開けて運転席から手を振ってくれる姿に励まされます。



病院の花壇などの花がまたにぎやかに元気な姿を見せ始めています。

きのう班会で話した国による医療費抑制策の年表を、あらためてきょうは整理してみました。とくに高齢者の窓口負担金額の推移や税制「改革」による庶民負担増政策を入れ込んだのですが、驚くばかりです。

かたや15兆円補正予算で財界の要望に応え、出口は消費税増税。ほとんど政治哲学なし。



班会へでかけた職員が、「何十年に1回咲く笹の花が咲いていた、と組合員がもってきてくれた」と。