庭にバラをいっぱい育てている医療生協組合員さんが、そのバラの花を職場に持ってきてくれました。深紅、ピンク、ダイダイ、黄色、白、色のまだら…
職場の小さな花瓶に活け、ほかの職場へも分けて歩きました。
『マルクスは生きている』(不破哲三著、平凡社新書)を読みました。
「マルクスといえば、ソ連型社会を頭に浮かべるといった誤解」など「さまざまな誤解を解くことも考えて…マルクス自身の言葉によって…その骨組みやすじ道を再現することを基本としました」とのこと。
ちなみに1991年の「ソ連崩壊のときには、『覇権主義という歴史的巨悪』の崩壊としてこれを歓迎」したいきさつを著者の体験に基づいて明快に語っています。
「唯物論の思想家」の顔の第一章では、「日本の素粒子研究のなかに自然研究の方法論をもつ力強い流れ」を語り、「資本主義の病理学者」の顔の第二章ではサービス残業、過労死、派遣などの日本の搾取現場の実情を語り、「未来社会の開拓者」の顔を語る第三章では、崩壊したソ連が「社会主義をめざす軌道から決定的に離れ去った」実態とともに、20世紀に世界の構造が大きな変動をとげたことを、「発達した資本主義」国、「社会主義をめざす国」、「アジア・アフリカ・ラテンアメリカ」、「旧ソ連・東欧圏」国の四つのタイプに分類して人類社会の未来を語ります。
日本共産党の姿と考えをそのまま伝える本です。
先入観などよけいな考え抜きに、そのまんま読んでいただけるといいなぁ、と心の底から思います。