あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

訪問/「給付金」総スカン/散歩/もみじの坂

2008年11月30日 | 日々の活動


午前中、職場の党支部の仲間と医療生協の組合員宅を訪問しました。事務所前のちっちゃな花。

「ばらまいて返してもらうために税金を払ってんじゃない。使うなら医療をよくしてほしい」「後期高齢者医療制度なんかやめるほうが先なんじゃないの」「介護保険料を下げるべきだし、誰もが利用できる制度にすべき」「せめて食べ物には消費税をかけないでほしい」…

例の2兆円「給付金」はまったくの総スカンです。言いだしっぺの公明党の「やります!」ポスターにもあきれかえるかたも。
知り合いの創価学会員から「生活が苦しいのは信心が足りないから、と上の者から言われる」と聞かされた人もいました。



午後はいわき公園をまたペロを連れて散歩。

「もみじの坂」の途中でちょっと休憩。ポーズをとってもらいました。



小一時間歩いて家にもどると、いつもこんな感じ。

「非正規失業3万人」/「多様な選択肢」の実態/「働く」とは?

2008年11月29日 | 日々の活動


派遣の打ち切り、契約解除などで非正規労働者の離職または離職見込み者数が、来年3月末までに3万67人になることが厚生労働省の調査でわかった、ときのう発表されました。福島県内では790人とのこと。各紙が報じています。

企業への聞き取り調査ですが、東京都では派遣雇い止めが3人、大阪府ではゼロ、またトヨタ自動車が10月から来年3月までに3000人の期間工を減らすとしているものの、調査では1500人程度など、3万人ではすまない事態のようです。

その約66%(1万9775人)は派遣労働者で、その約7割(1万3784人)は中途解除。



財界の要望によって製造業を含め、共産党以外の政党が「多様な選択肢を確保し、雇用の安定化を図る」との「理屈」で派遣労働を労働現場に持ち込み、その結果、人件費削減ばかりか、「雇用調整」に「活用」され、人を「使い捨て商品」としてしか大企業は見ていない実態がいよいよ明らかになったのではないでしょうか。

「働く」ということは、人間にとって「生きがい」につながり、生きる意欲をつちかい、人間の社会性を実感させ、人を成長させる現場だと私などは思い、社会的にそう認識できるしくみにすべきだと考えますが、「大企業のもうけ」を基準に労働法制を「緩和」すると、ここまで来るか、との思いです。




国保税滞納世帯の子ども/いわき市の場合/「子どもの体の不思議」

2008年11月28日 | 日々の活動


義務教育以下の子どもがいて、国民健康保険(国保)の保険税(料)を滞納してしまって保険証を返還させられた世帯が全国的に問題になっています。

いわき市でも国保世帯は全世帯の半数を超え、滞納世帯は国保世帯の4世帯に1世帯の割合に迫り、そのうち保険証を返還させられて資格証明書を交付されているのは1500世帯近く。市では、「機械的な対応はしていない」とのこと。

資格証明書を持って医療機関にかかると、いったんは医療費全額を支払わなければなりません。

保険料すら支払えない事情をもつ世帯の子どもの医療費を全額など支払えるはずもなく、結果として子どもが医療から遠ざけられる、ということが問題になっているわけです。

そこでいわき市の国保年金課に市の対応を聞くと、「資格証明書が義務化されたときから義務教育以下の子はその対象外とし、一般の被保険者証を発行している」とのこと。

要するに、保険証の世帯主はこの保険証を使えないけれども、被保険者欄にある子どもは3割負担で使える保険証で、「擬制世帯」のような扱いだそうです。

けっこうなことだとは思いますが、支払えない国保税額が問題ですし、国が市町村国保を支える意志を示さないことがさらに問題です。



『大人が知らない子どもの体の不思議』(榊原洋一著、講談社ブルーバックス)を読みました。

子どもの発達や行動に関して、子育て中の親から小児科医に質問されることのなかには、「難問」がたくさんあるそうです。本書は、「事実に立脚した医学・医療」(エビデンス・ベースト・メディスン)の精神で、「答えが見つかりにくい質問」に解答することを試みています。

第一部では子どもの体と心の特徴を概説してくれています。
まぁ、しかし、わからない「不思議」なことがまだまだあることを知ることができます。




消費税/社会保障の後退/大企業の社会的役割/ユリ

2008年11月27日 | 日々の活動



だいたい、消費税は、「高齢化社会のため」「社会保障のため」といって89年に導入され、97年に5%に増税されました。

導入前の88年と、今年とを比べれば、社会保障は後退させられていることは明らかです。

健保本人の医療費窓口負担は3倍、国民年金保険料はほぼ倍、障がい者への社会的支援に対しても「サービスを受けるんだから」と1割負担を強い、さらに新たに負担させられたのが介護保険料や後期高齢者医療保険料。

「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を!」国民大運動実行委員会が「変えよう政治・税金の使い方」のリーフレットで知らせてくれています。

大企業の社会的役割は、正規雇用を確保することとともに、働く者がいてはじめて手にすることができる利益を社会へ応分に還元することです。
政府は、消費税導入後、法人税率を引き下げ続けてきたうえに優遇税制制度まで「充実」させてきました。

消費税導入時に戻すだけで、10兆円規模の税収が見込めます。
政党助成金という名の血税と、大企業の献金に頼る自民・民主には言えないことです。



いまごろ病院敷地内にタカサゴユリ?






イギリスの消費税減税/ゼロ税率/集会諸準備

2008年11月26日 | 日々の活動



イギリスでは景気刺激策として、現行標準税率17.5%の消費税を、12月から来年末まで2.5%引き下げる、とのこと。

イギリスの消費税収入が国税収入に占める割合は約22%。
かたや税率5%のうち国税分4%の日本では、国税収入に占める消費税収入の割合は同じく約22%。

税率がこんなに違うのに、なぜ割合がほぼいっしょなのかといえば、イギリスでは食料品や医薬品、居住用建物の建築など国民の必需品は「ゼロ税率」だからです。

標準税率が25%のスウェーデンでも、国税収入に対する消費税収入の割合は22%。

日本はすでに「消費税大国」になってしまっていることは前にも書いたとおりです。

日本では、食料品など生活必需品のゼロ税率化こそ必要です。



きょうは、東北ブロックの医療生協組合員活動交流集会全体実行委員会を受けた、わが生協の「推進委員会」がありました。

受け入れ生協として、諸準備に本格的にとりくみます。

市役所で懇談/医療と介護/ニュースと会議/干し柿

2008年11月25日 | 日々の活動
市役所の地域医療対策室、長寿介護課をたずね、懇談しました。

いわきで生まれ育った人が、いわき市の「妊娠・出産・育児」の支援策について、里帰りして感じた思いを、先日の「つどい」で語ってくれたことをそのまま伝えながら、いわきでの地域医療再生とその方策について意見交換したかったのが地域医療対策室。

「介護保険政策評価支援システム」に基づくいわき市の資料について聞きたかったのが長寿介護課。

今後も継続して行政側の話を聞き、実情や意見を伝え、よりよいしくみづくりを進めたいと思いました。

職場へもどってから、医療生協の「強化月間」のとりくみ状況を伝えるニュースを書き、夕刻からは東北ブロック組合員活動交流集会へ向けたわが生協の「推進委員会」準備の職場会議。



職場のとなりのデイサービスでは利用者のみなさんと干し柿づくり。

四時川渓谷ハイキング/健康づくり体感

2008年11月24日 | 日々の活動



医療生協の「山歩(さんぽ)の会」と健康づくり委員会が合同で企画した四時(しとき)川渓谷ハイキングに参加しました。

企画名をちゃんと書くと、「浜通り医療生協山歩の会・健康づくり委員会合同四時川渓谷遊歩道・旅人ぶらりん小道ハイキングと芋煮会」。




市内各地から60人近いかたが参加されました。準備体操をしてから、「健脚コース」「ハイキングコース」「芋煮会準備コース」の3コースにわかれて出発。

私は約3kmを歩くハイキングコース。
この山に入り込むのは私は初めて。行く先ざきで見事な景色に感心しきり。



昼食には3コース参加者が合流し、「サンマ汁」「トン汁」「しょう油煮込みラーメン」「ミソ煮込みラーメン」の四つの大ナベから自由に持参の器にとって食べました。

その後もコースごとにわかれ、終着点は「田人(たびと)おふくろの宿」となりの駐車場。

「健康づくり」を体感した一日でした。




「虹の会」クレパス画展/宮本しづえさん/街宣と小集会

2008年11月23日 | 日々の活動


叔父が主宰する絵画サークル「虹の会」のクレパス画展に寄りました。

要するにクレヨンによる絵ですが、紅葉の木々の葉っぱが迫るような遠近感や、魚が目の前で泳いでいるような動きや、あるいは枯れかかったヒマワリの妙にリアルな表現など、「え~、クレヨンでこれが描けるの?!」みたいな感じ。

あした(24日)午後3時まで、いわき市暮らしの伝承郷です。



10時には、衆院東北ブロックの比例代表予定候補の宮本しづえさんと合流し、小名浜・泉地域の4か所を回って街頭から訴えました。

「後期高齢」のかたから声をかけられ、「いま仲間が集まると、みんな“年をとったら死んじまえ、みたいな政治に頭にくる”と言ってるよ。頼れるのは共産党だから仲間に伝えるよ」と。

午後は小名浜岡小名地域で小集会。
ここでも「後期高齢」のかたが、「つい先だって入院したが、年金暮らしには負担がきつい。年をとれば病気になるのは当然なんだから、そうなっても安心して年をとるには、医療費はせめて無料にしてくれないか」と切実な話。

またお子さんが里帰りして出産・子育てするつもりでいわきへもどったら、それまで住んでいた自治体では妊娠・出産・子育てにかかわる施策がいろいろあったのに、いわきではほとんどないうえ、出産する産科医院をやっと見つけ、親子でずいぶん涙した日があった、とこれまた深刻な体験談。

お二人とも、自分の身に降りかかって気づいたが、やっぱり政治の問題で、安心できる社会のために力になりたい、と話されていました。

「語るつどい」/政策とは別次元の手足/大胆に企画を

2008年11月22日 | 日々の活動


午前中の仕事を終えてから、四倉地域で高橋あき子市議と「党と語るつどい」。

市議選を前にした「つどい」のときに、「今後も市政報告などを定期的にこの場で開催します」と約束した地域党支部と党後援会による企画です。

懇談では、市議選時に地域の区長会ぐるみで、政策とはまったく別次元で、「地元だから」と自民党公認現職議員を推すことが当然のように続けられている実態、その議員の「囲むつどい」に住民を集めるために区長さんたちが手足とされている実態も話されました。



歴史の決定的場面で、後期高齢者医療制度の問題でも、コメの輸入自由化の問題でも、共産党が果たした明快な役割を、自信を持って打ち出していこう、ということと、共産党の議員や候補者を「囲むつどい」を、もっと大胆に企画しよう、と提案されました。

つどいに参加されたかたがたからこうした意見が出されることはほんとうに心強いです。





自殺者数と社会保障/戦後三つの山/民主主義

2008年11月21日 | 日々の活動



人口10万人あたりの戦後日本の自殺者数の推移を示すグラフです。

全日本民主医療機関連合会(民医連)が編集している『いつでも元気』12月号の特集記事に掲載されています。

「生存権裁判を支援する全国連絡会」代表委員の朝日健二さんは、「自殺の『山』の発生と、社会保障制度の切り捨てや充実のタイミングとが、驚くほど合致しているんです」と言っています。

「1つ目の山」は、社会保障予算が大幅に削減された1954年に始まり、「朝日訴訟」が一審で勝訴した年で終わり、「2つ目の山」は、「臨調行革路線」の中曽根内閣下の83年に始まり、その内閣退陣の86年で終わり、「3つ目の山」が、98年に始まってこれまで10年間も続いています。

97年には消費税を5%に引き上げ、サラリーマンの医療費窓口負担が2倍の2割とされ、高齢者の窓口負担もいっきに引き上げられました。その後も、医療、年金、介護など社会保障は「改悪」続きです。

「社会保障制度が貧困をつくりだす」と言われるゆえんですが、国の社会保障制度をいじる人たちはこの相関を知っているはずです。なんらかの意図があるように思えてなりません。

朝日さんは、1957年に「生存権裁判」(朝日訴訟)を起こした朝日茂さんの養子として、茂さんの亡きあと、裁判を引き継いだかたです。

その朝日さんが「まさにいま、生存権を問い、社会保障の充実を求める『第二の朝日訴訟の時代』」、「(多くの国民の声にして)国の方針を、転換させ」、「毎年三万人、という自殺者が減らせる」と語っています。

私たちはいったい何のために税金を納めているのか、政治は税金の使い道を決めるのが仕事であり、それを点検するのが私たち、という民主主義政治をあらためて考えさせられました。