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きのう、本田宏医師の講演の最後に紹介した言葉がマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師です)が1964年に演説したとされる一節。
「世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力でなく、善意の人の沈黙と無関心だ」。
本田さんが全国各地での講演で紹介し、印象に残る言葉として受け止められている様子を、ネット検索してみて知りました。
1週間ほど前にも書きましたが、故加藤周一さんは「沈黙とは、現在進行していることの、少なくとも民主主義社会では容認です…政治に無関心ということはどういう効果を生むかというと、少なくとも現状維持、保守です。沈黙は保守への支持発言です」と『私にとっての20世紀』で語っていました。
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きょうは病院の安全管理委員会主催の何回目かの「危険予知トレーニング」の研修会に参加しました。
何事もなく、平穏に経過しそうに見える風景でも、何らかの変化や作用が加わると、エラーや事故を誘発するもの。
車椅子に乗った認知症の患者さんがナースステーションにいる場面、歩行器や杖で歩く患者さんの病院内の場面のイラストを見ながら、危険要因や対策を出し合うトレーニングをしました。
病棟看護師やケアワーカーたちからは、「模範解答」よりも多くの危険要因があげられ、いやぁ~、勉強になりました。
ペーパーには、「危険をもたらす要因を見つけ出す能力」のひとつに「危険に関する確かな知識あるいは洞察力」と書いてありますが、原発事業者の役員のみなさんには原子力の「確かな知識あるいは洞察力」を培ってほしい、と切実に感じました。
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