あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「議員」の仕事/年賀状/良い年を

2007年12月31日 | 日々の活動


大晦日のきょう、朝からのニュースでは、県内の会津地方の大雪警報をはじめ、全国各地できびしい天候です。
いわきでは、空気は冷たいものの、一日晴れ渡った日でした。
千差万別の地域性を前提にした広域行政施策の大切さを感じさせられる一年の最後の日です。

生まれて初めて「議員」の仕事を4年勤めてみて、「自分が続けなければならない仕事」と思い、これまた生まれて初めて2期目にいどんだ今年4月の選挙で落選。

党としても、いわき市選挙区の県議選に初めて複数擁立をした選挙でした。

自らが候補者になり、議員の仕事をしたり落選したりすると、有権者は選挙でなにを選択するのか、なにを選択しなくてはならないのか、その基準は何か、果たしてその基準は現時点で現実的意味を持つのか、選ばれた議員が何をしているのか、議会でどういう態度をとっているのか、議員は日々、とくに議会のないときに何を考え、何をしていて、どうしたいのか、これらについて知ることが選択の前提ではないか、などの市民的合意がないことに問題はないのか、といったことを考えたりした年でした。



議員は年賀状を出してはいけないわけのわからないルールがあり、5年ぶりに年賀状を書きました。と言うより、パソコン操作をしました。

自分のいろんな思いはともかく、多くのかたがたにほんとうにお世話になり、励まされた年でした。
私は今年もとんでもない年だったと思うだけに、来年こそはどうぞ良い年をお迎えください、という思いです。



ペロも今年最後のおすましです。

「赤旗」購読の勧め/正月飾lり/「言葉を操る生きもの」

2007年12月30日 | 日々の活動
午前中は好間(よしま)地域の党員とお知り合いをたずね、「しんぶん赤旗」の購読を勧めて歩きました。

職場の私の大先輩のお兄さんで、お子さんのお嫁さんが病院職員というかたにばったり。いろんな出逢いがあります。



妻のお父さんが立派な正月飾りをつくってくれました。職場の施設入口に飾らせてもらいます。



『理不尽社会に言葉の力を』(小森陽一著、新日本出版社)を読みました。
著者は、「言葉を操る生きものとしての人間」という概念を理論的営みの根本に位置づけてきた、とのこと。

人を傷つける言葉が相手を傷つけるからくり、その言葉を発する側が抱える自己矛盾、隠したいと思っていることなどを見つける作業を、具体的事例に即しながらいっしよに考えさせてくれます。

仕事納め/「だまされない知恵」

2007年12月29日 | 日々の活動
パソコンの不具合に応じて日誌更新に不具合が生じました。

パソコン不具合の原因がわからず、ゆうべからけさにかけ、時間ばかりが経過するのは困りもんです。

きょうは土曜日でもあり、外来や日勤職員中心に、12時半からささやかな「仕事納め」をしました。



『だまし博士のだまさない知恵』(安斎育郎著、新日本出版社)を読みました。
「人間の不幸は、社会的要因+本人の生きざま+(災害や事故などの)偶発的原因の重なり」なのに、「霊能のせいにしていてるだけでは…事態の本質は何も変わらない」と私も思います。

江原啓之(えはら・ひろゆき)氏の「スピリチュアリズムはナンセンスの一語に尽きる」ことや、美輪明宏(みわ・あきひろ)氏が「『オカルトを振りまく尖兵』になるのは、非常に残念」というのにも共感します。



「放射線防護学」が専門の著者はこの間、「だまし、だまされる」テーマで精力的に発言し続けており、私も気が気でなく、読ませていただいています。

ともかく、「世界一受けたい授業」や「ザ! 世界仰天ニュース」に出演した著者の率直な訴えです。

年末ごあいさつ/「医療改革関連法」/「母(かあ)べえ」

2007年12月28日 | 日々の活動
年末のごあいさつを兼ね、午前中は病院事務長とともに市役所、午後は診療所や動物病院、購買生協をたずねました。

市役所では、5月にもうかがった、来年度からの「特定健診・特定保健指導」、後期高齢者医療制度の準備状況なども聞きましたが、「こう決まりました」というものがなく、なかなかたいへんです。

やはり、昨年6月に国会で自公が強行した、12本の法律にわたる「医療改革関連法」そのものを撤回させたほうが早そうです。

午後の購買生協では医療や介護、多重債務、原発・核燃サイクル、政局など多岐にわたり、暗くなってしまいました。医療問題ではやはり、国会での与党の横暴が話題になりました。



ところで、山田洋次監督・吉永小百合主演の映画「母(かあ)べえ」のロードショーがいわきでも行なわれることになりました。
1940年、戦争反対を唱える夫が治安維持法違反で検挙され、残された妻と幼い2人の娘が、周囲の人びとに支えられ、さまざまな困難にあいながらも明るく懸命に生きる姿を描いた作品です。

日生協医療部会が50周年記念事業として鑑賞運動にとりくんでおり、わが浜通り医療生協としてもさっそくニュースを書いてお知らせしました。


サンタ訪問/薬/ペレット/チャリティ絵画展ポスター

2007年12月27日 | 日々の活動



12月の訪問診察(わかりやすく「往診」と言っています)では、職員がサンタクロースに扮して、医師・看護師に同行し、記念写真をプレゼントしています。

きょうは加藤新医師・鈴木人美看護師に、私がサンタ役で4人のご自宅を訪問。撮影するのは看護師。



年末・年始はヘルパーさんも基本的には休みなので、ご本人が薬の飲み忘れがないような工夫もしています。

数日前に、「あのストーブの燃料は何?」と聞かれました。なにげに二本足で立つペロを撮った写真の背後に「ペレットストーブ」が写っているのですが、要するに「木くず」です。



木くずを使って「ペレット」(小粒)状にしたものが燃料です。

午前中は、病院・診療所・歯科診療所・老人保健施設・ギャラリー15軒ほどまわり、年末のごあいさつをかね、障がい者の自立生活支援のチャリティ絵画展ポスター掲示をお願いしました。

いわき未来づくりセンター/いわき医療の実情

2007年12月26日 | 日々の活動



いわき市に「いわき未来づくりセンター」という機関があります。

「いわき」らしい施策や政策のまちづくり提言をするために、行政とは一定の距離をおく独立した機関として95年に設立されました。

毎年3、6、9、12月に機関紙「創造」を発行しています。A4サイズの8ページ立て。通巻50号になる今月号は医療特集で、4人の医師が「えっせい」を執筆。

いわき市病院協議会会長は「地方医療はほぼ完全に崩壊した」と断じ、「医療はその国のあり方と国民の心を反映している。医療の崩壊は国の崩壊を意味している」として、「思いやる心を基盤とするシステム」の構築を訴えられています。

いわき市医師会副会長は、休日夜間救急診療所の現状にふれ、「医療には本質的に限界があり医療資源にも限りがあることや、重症で専門的な医療が必要である場合には即座に病院に紹介する体制を取っていることはご理解頂きたい」と、市民に呼びかけています。

市医師会理事の小児科医も、市内の小児医療体制の厳しさにふれながら、「限られた小児科医によって多くの市民に満足いく医療を提供できるように、医療側がさらなる努力をするだけでなく、受診する患者側もこのような状況を理解していただきたい」と結んでいます。

救命救急センター長は、「1次2次救急は、可能な限り他施設でお願いできないかというのも本音」と明らかにしつつ、「地域医療の最後の砦としての役割を担っていくつもりに変わりはありませんが、現状はかなり厳しい」と実情を語っています。

医師の悲痛な叫びを掲載し、市民へ医療の実情を伝えるこうした機会はもっとあっていいと思います。


灯油の値段/「世界経済入門」

2007年12月25日 | 日々の活動
わが家の灯油がなくなってしまったので、私としては久しぶりに、いつも買っていたお店に行きました。

一リットルが90円なのですが、聞くと、ちょうど一年前は70~71円だったそうで、この店で灯油を売り始めた10年前は20~30円台だったそうです。



それはともかく、そんな話題を入口にした『世界一身近な世界経済入門』(門倉貴史著、幻冬舎新書)を読みました。

BRICs(ブリクス=ブラジル、ロシア、インド、中国)などの富裕層・ニューリッチ層の台頭が、日本での生活必需品の値上げと密接不可分で、貧しい人たちをさらに苦しい立場に追い込んでいくカラクリらしきものを示してくれる興味深い本です。

日常的消費生活の現実から経済世界にいざなってくれるこうした本を私は望みます。

Jヴィレッジ/見え隠れするもの

2007年12月24日 | 日々の活動



部活がある娘をJヴィレッジスタジアムに送りました。わが家から車で40分ほどです。

「Jヴィレッジ」は、東京電力が福島県に「プレゼント」した施設ですが、昨年、「福島談合事件」が発覚した際にマスコミであらためて話題に上りました。

それによれば、前知事の実弟が93~94年頃、東電のJヴィレッジ建設意向を知事に伝え、94年には東電が福島第一原発7・8号機、広野火力5・6号機増設に係る環境影響調査実施申入れにあわせてJヴィレッジ建設を申し出たとされています。

翌95年には県が東電の構想を受け入れ。
東電は、総工費約130億円をかけ、前田建設の元請け、水谷建設などの下請けで工事が進められ、97年には県に譲渡。

98年には県が東電の「プルサーマル計画」を事前了解。

この間、「木戸ダム」建設計画が進められ、00年8月には前田建設を幹事社とする企業グループが落札。また00年から05年にかけて東電は、第二原発取水口残土処理を前田建設に発注、水谷建設が約60億円で下請けしています。

Jヴィレッジの施設はたいそう立派ですが、その背後に見え隠れするうごめきが気になります。



こたつのぬくもりで熟睡するペロ。


県党会議/すがすがしい青年発言/勝利に結ぶ

2007年12月23日 | 会議・学習会・講演会



終日、県党会議がありました。

午前中の議事はマスコミに公開され、高橋ちづ子衆院議員のあいさつ、県委員長による向こう一年間の総合計画が提案されました。

午後の討論では、県内各地・各分野から、ほんとうに元気な発言が相次ぎました。

「消費税増税もしょうがないと思っていたが、大もうけを続ける大企業が減税されている事実を知り、そのことをおかしいし、ただすべきだ、という政党が共産党だけと知り、共産党に入った」、「日本という国はアメリカ寄りでおかしい、と思っていたら、共産党はずばりそう言っており、自分のいろんな思いを共産党が言っていることを知り党に入った」との大学生と20代の青年の発言は、すがすがしい思いで聞きました。

私も、後期高齢者医療制度の勉強会を通じて怒りと中止を求める声が広がっていること、市内病院訪問でも国による医療政策の転換を求める声がきわめて強いこと、これらの声を総選挙・市議選の勝利に結ぶ決意を発言しました。


高坂後援会/来年度の事業・経営/ペロの足元

2007年12月22日 | 日々の活動



私の子ども時代をすごした高坂団地の党後援会忘年会がありました。

県議の宮川えみ子さん、来年に選挙を控えた市議のみぞぐち民子さんとともにごあいさつしました。



会場には高坂後援会長の手づくり作品が光り輝いていました。

きょうは浜通り医療生協理事会があり、小泉政権のもとで強行された「医療改革」の具体化が始まる来年度へ向けた事業・経営についてシビアな議論をしました。



ウチのペロのお座り姿の足元を見ていただきたいのですが、後ろ足2本が前足の前に出ています。