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『小林多喜二 時代への挑戦』(不破哲三著、新日本出版社)を読みました。
いまや「カニコー」(蟹工船)ブームで時の人となっている小林多喜二。「蟹工船」を書いたのは1929年、25歳の時。
その4年後、1933年2月、築地署で拷問により29歳で虐殺されます。31年10月には、創立して9年目に入っていた日本共産党に入党しています。
たった5年間でしかなかった作家活動でしたが、侵略戦争反対と生活防衛の労働者・農民の闘争、それを全国的に結びつける役割を担う日本共産党の姿、しかもたび重なる弾圧で組織をずたずたにされても屈することなく、党組織の再建の努力を長編小説で描こうとした多喜二の構想も示されます。
日本共産党は今年、創立86年を迎えました。その一員であることを心の底から誇りに思うし、現代という時代への挑戦にいどむ気持ちも高まります。
と言いつつ、この2日間、風邪で倒れ、グロッキー状態でした。