あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

介護認定/絵画/「投票したんです」/鼻・目

2009年11月30日 | 日々の活動




介護保険認定申請中のお宅をケアマネジャーとたずねました。

というのも、骨折して入院し退院後の当面の生活で、入浴が不自由なので介護保険で何とかならないか、と相談があり、介護認定は初めてで、認定確定までの対応の必要があったからです。

福祉用具を扱う業者さんにも入浴時の必要な用具の見本を持ってきていただきました。

あしたは医療生協助け合いの会の入浴介助を保険外で受ける予定です。

ここまでは医療生協ケアマネジャーの仕事で、私が同行したのは、介護認定申請をされたお連れ合いの画家が描く絵画を、医療生協の事業所にお貸しいただく件でした。

快く応諾していただいたばかりか、事業所にまで来ていただきました。

かてて加えてうれしかったのは、福祉用具の事業所のかたが、この日誌を見ていて、投票したんです、と言われたこと。



ペロは、コタツにもぐると、鼻だけ出したり、目まで出したり。どっちにしてもじっとしています。


派遣村/働き盛りの無収入/あってはならない

2009年11月29日 | 日々の活動



いわき市で2度目になる派遣村がありました。

雇用、生活、年金など10件を超える相談がありました。

私がみぞぐち民子市議と受けた相談者は50代男性。
ハローワーク通いしているものの職が見つからず、本人は無収入のために、高齢のご両親の年金で暮らしているかたでした。

つい先日、職場の同僚から「様子を確認してほしい友人がいる」と聞き、自宅を訪ねた彼氏とほぼ同様の事例でした。

働き盛りの50代で派遣を切られたり、職を失っているかたを短期間にたまたま目の当たりにし、市内でも氷山の一角かもしれない実感です。



きょうの閉村式ではたまたま副村長代理で閉村のあいさつをしたのですが、「あってはならない派遣村を開くことがない世の中にするため、引き続き派遣村にとりくみましょう」と、つい言わざるを得ませんでした。

岩渕さんを囲むつどい/「議席獲得したい」/10中総視聴

2009年11月28日 | 日々の活動



四倉(よつくら)地域で、来年の参院福島選挙区候補予定の岩渕友(いわぶち・とも)さんを囲むつどいがありました。

33歳の岩渕さんは、大学卒業後、福島県の臨時職員として県消費センター相談員や、民青同盟福島県委員長を務め、現在、党県委員会のくらし・雇用対策本部長、平和運動推進委員会責任者を担うことになったいきさつ、民主党中心の政権が生まれたことは、日本政治の前進の一歩であることなど、縦横に語りつつ、2人定数の参院福島選挙区で議席獲得したい、と力強く訴えました。

私からも、国民の「政治を変えたい」との願いが政権交代を実現させたことは間違いなく、「構造改革」という名の国民いじめ政治と決別することが、少なくとも明確な民主党の個々の「公約」を実現させるためにも、今現在の私たちの運動が決定的だし、来年の参院選・再来年のいっせい地方選で日本共産党を大きくすることの意義をお話しました。

きょうは来年1月の第25回党大会決議案が提案された第10回中央委員会総会をDVDで視聴、夕刻には医療生協の理事会でした。


緊急声明/透明?不透明?/いろんな声

2009年11月27日 | 日々の活動



おととい、小柴さんと益川さんの言葉を紹介した日、ノーベル賞受賞者の5人と、数学のフィールズ賞受賞者が記者会見し、民主党政権の事業仕分けについて「将来に禍根を残すことのないよう強く望む」と緊急声明を発表しました。9大学長共同声明同様、きわめて異例です。

「仕分け人」がいったいなにを基準に「ムダ」と考えているのか、私もさっぱりわかりません。

官房機密費、政党助成金、軍事費本体など、少なくとも私の目でムダに見える支出に手をつけない理由がさっぱりわかりません。

予算編成過程を透明化するのに、大きな不透明感を残したままでは、恣意的というほかありません。




医療生協では「強化月間」も最終盤。
クリニック入口で患者さんたちに声をかけていると、「家族も兄弟もなくたった一人で不安」、「字を書くのが不自由だが、後期高齢者医療制度の廃止は書かなくちゃ」、「増資は私にしてもらいたい」、「娘があなたのブログを見ているんです」、「何とかチルドレンみたいな議員は何か役に立っているのか」と、いろんな声を聞くことができます。

自公政権と正反対の医療政策/旧来政策具体化は期待への裏きり

2009年11月26日 | 日々の活動



今いわき市は、新市長のもとで市立病院の民間譲渡を粛々と進めようとしています。

前市長のもとで取りまとめられた「いわき市市立病院改革プラン」に基づくものです。

そしてこの「プラン」は、小泉政権の5年間で国の社会保障予算を1兆1800億円縮減した実績を継続するため、安倍政権のもとで閣議決定された「骨太方針2007」がおおもとです。

ところが今や、「社会保障費2200億円の削減方針は撤回」「医師養成数を1.5倍にする」「総医療費対GDP比をOECD加盟国平均まで引き上げ」を公約した民主党が政権政党です。

少なくとも公約上は、自公政権とは正反対の医療政策を掲げた政党が政権につき、政治を変えてほしいと願う国民の期待に応えることが切実に求められていると思います。

そのときに、旧来の医療費抑制策の具体化を進める「プラン」を実施することは、住民の期待を裏切ることではないでしょうか。今だからこそ、住民に最も近い行政が政策転換すべきときではないでしょうか。

今晩は、高橋あき子市議の地元で「党との懇談会」があり、そんなお話をしつつ、民主党が掲げたいい政策を実現させるために、運動と世論を広げ継続させ新政権に届けることを訴えました。


小柴さんと益川さんの言葉/事業仕分け/9大学長共同声明

2009年11月25日 | 日々の活動



「ニュートリノ天文学」を開拓した功績で2002年度ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんはこんなことをおっしゃっていました。

「私どもがやっていた研究なんて、100年たっても役に立つか立たないかというようなことでね。ただ人類共通の知的財産を増やすという意味しかないけども、それをやっていくことが、その国の文化の高さを示すともみられるのだから、やっぱり国のレベルで考えていただかなきゃあ、どうしようもないですよ」。

2003年当時の党副委員長・上田耕一郎さん(故人)との対談での言葉です(上田『人生の同行者』新日本出版社、06年刊)。

昨年度ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんは、不破哲三さんとの対談でこうおっしゃっています。

「基礎研究による原理の発見から、人間の生活に役立つものになるのにどれだけ時間がかかるか、いくつかの例で調べたら100年単位なんですね…基礎科学とは何か。ぜんぜん役に立たない科学だ(笑い)。それくらいの思いで見ないといけない」(『益川敏英と科学の仲間』本の泉社)。

事業仕分けのありようを見ていて、そういえば、と思ってさがした言葉です。

そしたらきょうの地方紙に福島大学副学長の清水修二さんが「事業仕分けと大学」をテーマに寄稿されていました。

「ただでさえ国際的に見て最低の水準にある高等教育費の扱われ方である…高等教育だけに特権を主張するつもりはないが、知識社会の中核を担う大学を簡単に『仕分け』てしまっていいものかと思う」。



きのうは東大、京大など旧7帝大と早稲田、慶応の9大学の学長が「現下の論議は、学術や大学のあり方にかんして、世界の潮流とまさに逆行する結論を拙速に導きつつある」と、異例の共同声明を発表していました。


「田んぼの排水ができない」/認知症学習会/まちづくり

2009年11月24日 | 日々の活動



自分の田んぼの隣りの田んぼが畑に地目変更され、畑のはずのその土地がうずたかく埋め立てられ、その影響で田んぼの排水ができない、と相談がありました。

さっそく現地調査。たまたま私の立場はありますが、医療生協組合員の相談で、しかるべく対応します。

念のために言っておくと、組合員から医療生協組織部に生活相談があった場合は、ただちに実情を確認し、必要に応じて議員に相談することにしています。

午後は常磐(じょうばん)地域の自治会と医療生協の共催の「認知症勉強会」。メインは、この間、市内各地の医療生協組合員が主催する学習会で講師を務めている保健師の話です。



私は医療生協の代表でごあいさつ。
自治会長さんが市立常磐病院の存続・充実を求める運動にも触れながら開会のあいさつをされたので、私もそのお話に呼応しつつ、認知症になっても地域で暮らせるまちづくりを住民のみなさんと進める医療生協のとりくみを紹介しました。


「司馬遼太郎の歴史観」/「歴史教科書と日本の戦争」/レタス

2009年11月23日 | 日々の活動



『司馬遼太郎の歴史観』(中塚明著、高文研)を読みました。

「司馬遼太郎は国民作家であり、日本人の歴史意識の形成に彼ほど大きな影響を与えた作家はいない」(中村政則著『近現代史をどう見るか―司馬史観を問う』岩波ブックレットNo.427)と評されるのが司馬遼太郎氏です。

本書でも、司馬氏の小説『坂の上の雲』が「日本近代史のテキスト代わり」にされているエピソードも紹介されています。

日本近代史に疎い私は、恥ずかしながら直接的には影響を受けていませんが…

中塚氏によれば、日本の近代史を司馬氏は、「戦前の昭和は大嫌い。明治、大好き」と見ていた、とのこと。

ともかく本書は、司馬氏の「『坂の上の雲』を含めて、近代日本の朝鮮認識、それがいまもって日本にもたらしているさまざまな問題を徹底的に解明すること」の問題提起の書です。





本書の「司馬が書かなかった日清戦争の三つのキイ」を読んで読み直したのが『歴史教科書と日本の戦争』(不破哲三著、小学館、2002年1月刊)の第二章。

02年当時に国内外でたいへんな問題になった中学の歴史教科書で、「新しい教科書をつくる会」がつくった扶桑社の『新しい歴史教科書』について論じた本でした。

二章は「朝鮮にたいする植民地支配をどう書いているか」。

明治維新以後の日本の歩んだ歴史をちゃんと学ぶ必要性を私はつくづく感じます。
学ばないと、「東アジア共同体」などと言ってられない気がします。

散歩していたら、顔なじみの理髪店のご主人とばったり。畑で収穫したレタスをいただきました。ごちそうさまです。




討論交流/地方議員の仕事/憲法を暮らしに活かす

2009年11月22日 | 日々の活動



きのうの講演、来年1月の党大会をめざす「党躍進特別期間」推進のための党県委員長による報告、神山県議団長の県政報告を受け、きょうは、参加者による討論と交流でした。

キーワードは「建設的野党」。その中身は、「良いことには協力する、悪いことにはきっぱり反対する、問題点をただす」仕事と同時に、「財界中心」「軍事同盟中心」の日本政治のゆがみをただして国民が主人公の日本をめざす仕事にとりくむことです。

地方議員としてこの仕事をどう具体化するか。

自治体によっては、県内でも首長が共産党員だったり、首長と政策協定を結んでいる「与党」議員もいるわけですが、そうした議会の議員を含め、いろいろな苦労や活動が語られ、有意義な交流となりました。

私は、県議補選でのご支援に感謝しつつ、これまでにないかたがたから直接支持の声をかけられた体験や、憲法を暮らしに活かす論戦や活動の大切さをあらためて実感していることなどを発言しました。





学習交流/いわきにはない雪景色/不変の立場

2009年11月21日 | 日々の活動


きょう、あすと猪苗代町内で福島県内の党地方議員と候補予定者を対象とした学習交流会議があります。



この時期にはいわきでは見られない雪景色でした。

最初に、大門美紀史(みきし)参院議員から、ホットな国会報告を兼ね、民主党中心の政権が生まれたもと、日本共産党の役割をテーマにした記念講演がありました。

つい先日の「強行採決劇」は、対決法案でもないのに起きたことで、自民党による審議拒否は、与党時代にやられたからやり返す、みたいな印象を率直に語っていました。

日本共産党は今回もそうですが、自公政権時代も、審議拒否ではなく、審議を通して国民に法案の姿を明らかにする、という立場で臨んでいます。

ともかく、来年の参院選まで新政権はボロを出さないようにするでしょうが、党としては、暮らしをよくする面では積極的に協力し、普天間基地問題・後期高齢者廃止先送り・派遣法抜本改正・財源問題など、問題点は国民運動と力を合わせて堂々と追及する立場は、総選挙で打ち出してから不変です。