きのう、きょうと、市立病院民間譲渡をめぐる問題で、医療生協としてのニュースを書きました。
というのも、10日に「市民集会」を主催した市議会会派の議員が、「回収されたアンケートの約8割が、市立常磐病院の存続を求めていました」「会場にご参集の約300人の市民のみなさまからは『公立病院をなくしてはいけない、常磐病院の存続を』の声が相次ぎ」「わたしたち…は市長に対し『市立常磐病院の存続…の実現』について要望書」と、11日、13日の自身のブログで書いていて、これに加勢したいと思ったからでした。
したがってきのうのニュースは「市立常磐病院の存続を」。
そしたらきのうの市長への申し入れは、「5年以内の新病院建設を目標として、それまで存続」というものでした。
彼らは、1980年代前半からの国による医療費抑制政策が医療崩壊の根本的原因で、行政がその政策のもとで病院経営から撤退する施策の転換がいま必要だ、と強調した4月29日の本田宏医師の講演もいっしょに聞いていました。
1231平方kmの面積の地に35万人の市民が住むいわき市に、市立病院は1つでいいとする「1市1病院1施設」は、その医療費抑制政策のいわき市での具体策そのものと私は受け止めざるを得ません。
きょうのニュースのタイトルは「医療軽視行政の転換と市立病院」。
やはり、公共交通がない、近くに店も病院も駅もない、という居住環境を強いられるもとで、地域医療はどうあるべきか、総合的に考えるべきです。根本は、「35万市民の命と健康は守ります」というきっぱりとした姿勢ではないでしょうか。
きのう、病院をバックに撮った花を、上からながめました。500円玉を置いてみました。