あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

発達障がいへの支援・静岡

2006年08月04日 | 議会視察



調査3日目は、静岡に移動し、静岡県のこども家庭相談センター総合支援部の活動の現況と、診療所「あいら」での相談・受診の状況をうかがいました。

おもに15歳ぐらいまでの発達障がいなどの子どもたちを対象に保険診療をしている「あいら」の医師は、さまざまな課題があるなかで静岡県によるこの診療所での仕事は全国的にもあまりなく、各地で広げなければならない、と話されていました。
福島県立医大での発達障がいに対するとりくみも注目されている、とのことです。

子育て家庭、マナーズ・スピリット、青少年保護、薬物

2006年08月03日 | 議会視察
調査2日目は岐阜県庁と愛知県庁をたずねました。



岐阜では県としての少子化対策、とくに18最未満の子どもがいる世帯にカードを交付し、県内企業・店舗の協力による子育て家庭への種々の応援サービスを実施している状況、また、高校生が主体になったMS(マナーズ・スピリット)リーダーズ活動の状況を県警からうかがいました。
MSリーダーズ活動については、地元の小中学生の保護者やその地域のおとなたちを含めた地域と連携するしくみにしていくことが大きな課題、とのこと。

愛知では青少年保護育成条例改正と、青少年の薬物乱用対策について状況を聞きました。
インターネットや有害図書、薬物乱用への対応は、根本的には金もうけを最大の動機として青少年を商業主義の対象にすること自体を問題にして解決を図らなければなりません。

特別委調査/幼保一元化/説明責任

2006年08月02日 | 議会視察



議会の次世代育成支援対策特別委員会の調査で静岡、岐阜、愛知をたずねます。
初日は静岡県掛川市の「幼保一元化の取り組み」について。
市内に26あった幼稚園・保育園のうち21園について幼稚園と保育園を一体的に整備する6つの幼保園と、2つの幼稚園に再編する構想の具体化を進めています。
開園している幼保園も見学しました。
職員の非正規雇用化などの人件費削減効果は明瞭と思われますが、そのもとでの目標「笑顔 やる気 思いやり」が子ども中心に発揮できるのか、疑問をもたざるを得ませんでした。

岐阜へ移動する途中の名古屋駅で全国紙の夕刊を見ると、東京地検特捜部が1日夕、水谷建設脱税事件で、福島県庁から県発注工事契約書などを任意で押収した、との報道。
あす、神山県議団長は、党県委員長などと知事に対して説明責任を果たすことを求める申し入れの予定です。

DMV/開拓記念館

2006年07月13日 | 議会視察


きのうのうちに札幌へ移動。
午前中はJR北海道の苗穂(なえぼ)工場で、DMV(デュアル・モード・ビークル)実用化へ向けた研究・開発状況を視察しました。
DMVというのは、「道路とレールの両方を自在に行き来し走行できる新しい乗り物」のことで、国もこの実用化には積極的姿勢とのこと。
郊外から街中まではレール上、街中では道路上を走る、という発想からはじまっているようですが、やはり行政が民間まかせでなく、「公共交通システム」をしっかり位置づけてこそ、活きる気がします。



午後は「北海道開拓記念館」で解説員のかたからじっくりと館内の展示物の説明を聞かせていただきました。


エゾシカの親子/「日本最後の秘境」知床/網走市

2006年07月12日 | 議会視察



知床のホテルのすぐ近くにエゾシカの親子がいました。
この地域の豊かな自然環境を示す代表的な野生生物と位置づけられていますが、農林業被害が大きな問題になっているらしく、絶滅を回避し、安定した生息と人間との共存が課題のようです。

ここ知床は、世界自然遺産に登録されてからちょうど一年がたちました。知床自然センターでの映像とともに、一時間半の航路コースで「日本最後の秘境」を海から見てまわりました。



午後からは網走市へ移動し、「みなと観光交流促進プロジェクト」と「地域新エネルギービジョン」について市職員から説明を受け質疑しました。

網走支庁/風景再生

2006年07月11日 | 議会視察
きょうから3日間、県議会企画環境常任委員会の視察です。
千歳(ちとせ)空港から女満別(めまんべつ)空港へ飛び、バスで移動。
ラムサール条約の登録湿地である濤沸湖(とうふつこ)のほとりにある北海道網走支庁の白鳥観察舎へ。



ここは知床への入口にあたり、知床への観光客一極集中を緩和するための観光地の風景再生事業と、国立公園内のマイカー規制・シャトルバス運行などのとりくみについて、職員から説明を受けました。



濤沸湖のほとりで馬を放牧し、植生回復をはかっている現場と、小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)を見てまわりました。

宮崎県議会/読書

2006年06月08日 | 議会視察


県外視察3日目。
宮崎県の「青少年地域人材育成事業」と「地域で子どもを育てる『地域教育システム創造』実践モデル事業」について説明を受け、質疑しました。
人材育成事業の説明で、青少年を取り巻く社会情勢の変化のひとつに、フリーター、派遣社員などの雇用形態の変化にもふれられていたので、県庁内でどんな問題意識でどんな対策が検討されているかをうかがいましたが、これはやはり国のレベルで具体的対策を立てさせる必要があります。

この3日間、飛行機やバスでの移動時間に、『地震と噴火の日本史』(伊藤和明著、岩波新書)、『発達保障と教育・福祉労働』(二宮厚美著、全障研出版部)、日本教育法学会教育基本法研究特別委員会の「教育基本法改正案に対するコメント〔第1版〕」などを読み、6月議会へ向けた頭の整理を試みました。

姶良町/曽於市/日南海岸

2006年06月07日 | 議会視察
県外視察2日目。
まず、鹿児島県内の姶良(あいら)町のNPO法人姶良スポーツクラブで「スポーツを通じた異年齢交流による健全育成」について説明を受けました。
2002年に設立されたクラブは、現在2000人弱の会員で、30種目51サークルがあります。経営面で自主運営するには会員数4500人が必要で、つねに新鮮な情報を得るとともに、会員へ情報提供しながら会員の確保と会員更新率の向上を続けるのは、営利団体でないだけに、なかなか困難という印象です。



午後はやはり鹿児島県内の曽於(そお)市をたずね、きのう聞いた「かごしま地域塾」と「高校生クラブ」、それに「ふるさと学寮」のとりくみについて現況をうかがいました。



あすは宮崎県議会をたずねるので、宮崎へむかい、日南海岸の道の駅によると、洗濯岩の海岸をとんび(?)が飛んでいました。

鹿児島県議会/桜島

2006年06月06日 | 議会視察
きょうから議会の「次世代育成支援対策特別委員会」の県外視察。



初日は鹿児島県議会で、鹿児島県の「新青少年育成県民運動」「かごしま地域塾」「高校生クラブ」について県当局から説明を受け質疑しました。
「県民運動」には「青少年の問題は大人社会の問題の反映」として、「親・大人の意識の高揚・啓発の推進」が位置づけられているので、その成果を知りたかったのですが、具体的にはこれからのようです。
「地域塾」「高校生クラブ」は、各地域にもともとあるとりくみへの行政支援という面で興味深いと思います。



2日前に桜島の南岳東側斜面の昭和火口で60年ぶりに噴煙が観測された、とのことで、宿へ向かう途中でながめてきました。ちょっとかすんでいてよくわかりませんでした。

神戸まちづくり研究所

2006年05月18日 | 議会視察
おととい、きのうと岡山市内に宿泊し、きょうは新幹線で神戸に移動。
特定非営利法人の神戸まちづくり研究所をたずね、その事業状況や活動実績をうかがいました。
忘れるわけにはいかない1995年1月17日の阪神・淡路大震災後、96年4月に設立された「神戸復興塾」の人的資源やネットワークの中核としての機能を共有しつつ、地域に根ざしたまちづくりにとりくむ中間支援系NPOです。
震災直後の避難所、仮設住宅、復興住宅に住みながらボランティア活動を続けたかたもこの活動を支えており、今年の活動の二本の柱-高齢社会への対応・住民参加のまちづくり-をぜひとも具現化してほしいと願うとともに、全国各地で行政に働きかけながら、行政とともに進めたい課題です。
写真はちょうどそのことを聞いているところです。