あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

総代会/「すごいことだ」/元気な実践報告

2008年05月31日 | 日々の活動



私が勤める浜通り医療生協の第29回総代会がありました。

134人の総代さんですが、132人の参加で、総代会の成立を確認する資格審査委員長が「すごいことだ」と委員会報告でふれるぐらいでした。

内訳は総代本人が96人、代理3人、書面議決が33人。残るお2人は、参加予定でしたが、急用と病気で当日になっての欠席。こればかりはやむをえません。



私も発言し、後期高齢者医療制度廃止へ向けて、場合によっては息の長いとりくみになりうるけれど、定着させたら医療がたいへんなことになることは間違いなく、廃止させるまで力を合わせたい、と訴えました。

あわせて、いわき市の医師不足の実情にもふれ、市立病院の医師をふやし、守り、育てる市民の世論と合意と運動を提起しました。

休憩時間にある総代さんから「勢いがあって、わかりやすくって、元気をもらえる話だった」と声をかけられ、私は恐縮するばかりでした。

国による社会保障「つぶし」と言っていい政策が続けられているのに、そんなものは押し返して夢と希望を現実化するとりくみを地域のすみずみから進めよう、という実践報告が続き、ほんとうに元気をもらえる総代会でした。


革新懇ブックレット/中国残留兵士/太田弘さん

2008年05月30日 | 日々の活動



あすの総代会の議事の進めかたや配布する資料、総代さんの出欠の最終の詰めの作業をしました。

昼には職員の民医連方針学習会もありました。
憲法12条が国民に要請している「不断の努力」とあわせ、13条が、幸福は国が保障するわけではなく、国民一人ひとりが苦難を乗り越えてつかみとるものと言っていると思う、と余計なことを私から付け加えて語らせてもらっています。

いわきの革新懇(「くらしと平和を守るいわき革新懇話会」)のブックレット第1号が発行されました。500円。

敗戦の年(1945年)3月に19歳で召集されて中国山西省へ行き、8月の敗戦後は「中国残留兵」として八路軍(中国人民解放軍」)と戦い、1949年には捕虜となり、54年10月に帰国した太田弘さんの手記です。

復員軍人として帰国したはずなのに、1946年3月15日に現地除隊になっており、帰国命令に従わずに勝手に残留した一般引揚者として扱われている、いわゆる「蟻の兵隊」のお一人です。

今年83歳になる太田さんは、「1954年9月30日の舞鶴港上陸から、私の平和運動の第一歩が始まり、現在に至っている」「日本を明るくするために死ぬまでがんばりたい」と語っています。

いまだ「戦後」は終わっていない、とつくづく感じます。

迫る総代会/引き続く民医連学習会/公務員の心を蝕む政治

2008年05月29日 | 日々の活動
総代会はあさってに迫ってきました。
今回は、総代ご本人の出席が例年になく多くなりそうです。



職場のほうは、きょうは昼と夕刻と2回の民医連方針学習会がありました。

おとといのブログに、厚労省が「方針転換」して療養病床数を維持すると全国紙が報じたことを書きました。
福島県でいえば、今年3月に確定した「地域ケア体制整備構想」や「医療費適正化計画」に大いなる影響を与えます。

漏れ聞くところによると、県の担当者が厚労省担当者に聞いてみると、「新聞取材は受けていない。厚労省の方針に変更はないので安心してほしい」と言われた、とのこと。



「毎日新聞」の報道を受けて、日本療養病床協会会長が「療養病床の削減については当初より大きな問題があり、当会としても現状に合う政策を求めてきたところです。引き続き、慢性期医療の重要性と必要性を強く訴えてまいります」と、26日に見解を示していました。

国民の声を聞く耳がない政治のありようが、行政にたずさわる公務員の心を蝕む典型を見ているように、私は強く感じます。






誕生月に重い負担/考え方が間違い/帳合

2008年05月28日 | 日々の活動
75歳以上の人をどこまでいじめれば気がすむのか、という事態が後期高齢者医療制度のもとで起きます。

今年の4月以降、月の途中で75歳を迎えると、その誕生日を境にそれまでの保険から後期高齢者医療保険に移されてしまいます。

そのために、たとえば継続して入院していようものなら、誕生月には2つの保険の両方に一部負担金の上限額まで支払わないとならない事態が生じます。

自民・公明が勝手に決めたことです。
個人の尊厳を踏みにじり、年齢で差別を持ち込み、医療内容を後退させる憲法違反を堂々と犯す制度ですからさもありなん、と言っているわけにはいきません。

考え方そのものがまったくの間違いですから、直ちに廃止しないと、医療界がめちゃくちゃになります。



今週の土曜日がわが医療生協の総代会で、当日に配布する資料の帳合作業を組合員さんのみなさんに手伝っていただきました。ほんとうに頭が下がる思いです。

「中小企業」なのに、役員ではなく、職員の責任でこういう段取りをするところがすごいところです。


報道に感謝/療養ベッド削減「方針転換」/平和食堂

2008年05月27日 | 日々の活動



25日のいわき革新懇学習会の様子を、わが家で購読している地方紙朝刊と夕刊紙が報じてくれました。

取材していただいた記者のみなさんに感謝します。

毎日新聞と日本経済新聞がそれぞれ「療養病床削減を断念」、「療養病床削減手詰まり」と報じました。

後期高齢者医療制度の導入を自民・公明が強行して決めた医療改革関連法の一環で、35万床ある療養病床を2012年度末までに15万床に削減する計画を、医療型療養病床25万床は「現状維持する方針に転換した」(毎日)というものです。

都道府県の需要調査をしたらそういう数字になった、というのです。

福島県は50%以上削減する計画を含めた厚労省の判断らしいので、いったい、福島県は県民の実情を把握したうえでの計画なのか、はなはだ疑問と言わざるをえません。

県当局者が、人としての心を捨てて「計画」を立てざるをえない2年前の医療改革関連法そのものを撤回すべきことを、私は何度でも言いたいと思います。



きょうは生協病院3階が担当した「平和食堂」がありました。
快晴のもと、看護師さんたちが前日から準備してくれたカレーライスを野外でいただく味は、サイコーですね!




議案説明/言葉の溝/労組歓迎会/医師を育てる運動

2008年05月26日 | 日々の活動



小名浜地域の医療生協総代さんたちへの議案説明会がありました。

出されたご意見には深く考えさせられるものがありました。

80歳近い男性が終末期といっていい医療を受けている場合の、その家族と医師との言葉の受け止めの決定的違いです。

医師は、その専門的立場と体験から、まもなく亡くなることを察し、ご家族を励ます意味で「平均寿命を越えて生きたんですから」と言葉をかけたとします。

一方のご家族は、最近まで元気だったんだし、まだがんばって生きて欲しい、と願っています。そこに「平均寿命を生きたんだから」と、その願いを否定されるかのような表現。

この場合、励まそうとする医師の思いが、家族にとっては願いを踏みにじられた、と受け取られるのです。

溝と言っていいこの事態をうめることはできるんでしょうか?



夕刻には、浜通り医療生協労組の新入職員歓迎会によばれ、「いわき市内の医療の実情」を5分でお話ししました。

いわき市では、人口比で医師の絶対数が全国平均からも140人近く少なく、それなのに病院から離れていく医師がふえているのが実態です。

現局面では、いわき市の中核病院である市立共立病院の医師をふやし、守り、育てる市民の世論と合意と運動が不可欠で、とりわけ医療にたずさわる私たちの役割の大切さを訴えました。





革新懇学習会/紫蘭(シラン)

2008年05月25日 | 日々の活動



いわき革新懇話会の学習会「後期高齢者医療制度の廃止をもとめて」で、問題提起する講師をつとめました。

この1年間で、どこかの学習会には一度は参加されたみなさんばかりだったと思いますが、「きょうの話はわかりやすかった。もしかしたら自分がわかってきたからかもしれない」と感想をもらされたかたがいました。

また、「何度か聞いたけども、どうしてもわからないことがあって、10分前に来ることを決めた」というかたも。

「国にもお金がないんだからしょうがないんじゃないか」「財源をだれが負担するのか」「若い人から、年寄りがいるからお金がかかるんじゃないか、と言われた」「1人の医師が、多くの病気をもつ1人の患者の療養計画を立てられるのか」「老人会の会長をしていて、2回勉強会をしたが、各地域でもっと広げよう」といろんな意見が会場から出され、参加者どうしで意見交換することができました。



紫蘭の花は、ひとつひとつをながめると、美しいなぁ。

議案説明/医療者と住民/「公共事業を考える」

2008年05月24日 | 日々の活動
午前中は、医療生協総代会の議案説明会が平地域でありました。

医療事業では、2年ごとの診療報酬改定がこのところ連続してマイナス改定となり、前の年と同じことをしていれば、必然的に収入が減る状況のもと、来ていただく患者さんをふやすなどして収入増をはかること、同時にかかりやすい医療制度とするために「たたかう」ことが大事だと、総代さんたちからも、力強い意見が寄せられました。

午後はまず高橋あき子市議地域の党後援会の会議。



その後は私が育った高坂団地で「市政報告と高齢者医療制度の懇談会」。みぞぐち民子市議と参加しました。60人のみなさんが参加されました。

75歳になって人間ドックを受けようとしたら、昨年まで2万円でおつりが来たのに、後期高齢者になったということで、4万円を超す負担をしなければ受けられなかったかた、救急車が市内で受け入れられる病院がなく、県外病院まで行かざるを得なかったかたなど、後期高齢者医療制度の理不尽さと市内医師不足を身近で体感した話が出され、よりよい医療環境をつくる世論を医療者と住民が手をたずさえてつくる重要性が語られたつどいとなりました。

夕刻からは、港湾労働者有志のみなさんと「公共事業を考える会」。
道路や空港が過大な利用者を見込んで全国各地で「税金のムダ使い」と指摘され、マスコミでもさかんに取り上げられていますが、港湾も含めて、ムダな大型事業が身近にないか、考えてみよう、とつどったみなさんです。

茨城県や青森県の港見学を予定しています。

勉強会/尽きない話/地域医療

2008年05月23日 | 日々の活動



常磐(じょうばん)地域のお宅を借り、勉強会がありました。

話は、後期高齢者医療制度にとどまらず、今年度から5年間、社会保障費の自然増を毎年2200億円圧縮する計画であること(計1兆1000億円圧縮)、アメリカ軍には日本の義務でもない「思いやり予算」が2000億円もつぎ込まれ、日本人の命よりアメリカ軍を思いやる異様な日本政府の姿勢が続いていること、消費税増税政策や「独立した」高齢者医療制度を政策としている民主党が世論を前にそうは言えなくなっていること、空前のもうけをする大企業が減税されているのも国の政策決定に財界代表が深くかかわるしくみがあること、などなど、介護する家族をかかえ、出費がかさむのに年金が減らされる自分たちの暮らしの現実とともに、話が尽きませんでした。

夜はある医師と話す機会があり、病院勤務医が開業する背景、真に必要な地域医療などについて、有意義な意見交換ができました。

サクランボ/味噌汁塩分チェック/市政/トトロの土鈴

2008年05月22日 | 日々の活動



今住んでいる家へ10年前に引っ越したときに、記念にと思って庭に植えたサクランボの木もそれなりに育ってきました。

2本目をおととしだったかに植え、お隣の庭にもあるので、実が大きくなるのが楽しみです。

きょうはカラオケの趣味をきっかけに生まれた医療生協組合員さんたちの班会に出かけました。
カラオケは次の機会にし、各家庭の味噌汁を持ち寄って、塩分チェック。

塩分オーバーはなかったのですが、それぞれの家庭で塩分が違い、確かに「しょっぱさ」が違いました。いや~、面白い!

後期高齢者のドックが全額自己負担しなければ受けられなくなってしまったこと、去年まで70歳以上は無料だった各種ガン検診が有料化されたこと、いわき市の中核市立病院の医師不足問題、豪華な「箱モノ」づくりに費やされる市民の税金、その一方での市民負担の増加ばかりの市政など、話が尽きませんでした。



陶芸をされている組合員さんから、トトロの手作り土鈴をいただきました。これは貴重です。ありがとうございます。