あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

日の出前/二人の年末年始/よい年を!

2009年12月31日 | 日々の活動

けさは4時半起きで日刊「しんぶん赤旗」を配達し、6時半からの日課のテレビ体操を終えると、娘は日の出前にお出かけ。

来年1月3日~8日に大分県で行なわれる「第13回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会」に出場だそうです。
富岡高校は3日から5日までの3試合の日程は決まっている、とのこと。

きょうは全国高校サッカー選手権大会の福島代表・尚志の試合を観戦し、東京泊だとか。速報をネットで見ると、尚志は4-1で勝利!

それはともかく、今年の誕生日で二十歳になった息子は来年のいわき市内での成人式にあわせて帰ってくるとか。



そういうわけで、年末年始のわが家は夫婦二人だけ。

この日記をご覧いただいたみなさん、ありがとうございます。
今年もいろいろありました。
よいお年がむかえられるよう、心から祈念します。



姉夫婦と実家/「冥誕」/加藤周一さんが発言し続けた重み

2009年12月30日 | 日々の活動



妻の姉夫婦と実家をたずねました。今年もまたお世話になり心配をかけたことへの感謝です。

あさってには恒例の新年会を朝から予定していますが、新年は新年、今年のけじめはけじめ。

妻のはからいというか配慮によるものでした。



『冥誕(めいたん) 加藤周一 追悼』(かもがわ出版)を読みました。
加藤さんが亡くなって一年。新聞や雑誌などに寄せられた28人の文章や対談を収録しています。

編集した石原重治さんが「あとがきにかえて」で「編者が目にしたものだけでも収録させていただいた分量をはるかに超えていますし、未見のものも多いと思います。加藤さんへの思いをお聞きしたい方も少なくありません。それらを纏める作業は、これからの課題として残ってしまいました」と語っています。

掲載された文章から、加藤さんが日本人として存在し、発言し続けてきたことの重みをあらためてズシリと感じます。

「冥誕」はあまり聞かない言葉ですが、20年ほど前から中国詩文の加藤さんの「師」である一海知義氏によれば、先に逝かれた身近な先達を心を込めて追悼し、そのすぐれた業績を記念する意志を込めて使う言葉なんだそうです。









今年最後の火曜日宣伝/仕事納め/命と健康

2009年12月29日 | 日々の活動


火曜日朝は、小名浜での定例街頭宣伝。今年最後です。

「政治を変えたい」という願いが政権交代に現れたこと、その願い・期待に鳩山政権が応えられるんだろうか、と広がる不安、予算案に見られる庶民増税と手つかずの軍事費と大企業優遇税制の現実、国民の要求実現を果たすための共産党の役割、来年の参院選で各政党が試されることなどを話しました。

きょうは午後4時から仕事納めでした。
とはいえ、病院と、介護事業の短期入所施設や小規模な高齢者住宅に年末年始の休みはありません。ともかく年末のけじめです。



せいきょうクリニックの看護師のみなさんと。

医療や介護は政治の姿勢が直接的に影響することが現場でも実感できる今年でしたが、政治を通して命と健康を守ることと、事業として命と健康を守る姿勢を貫くことを、あらためて心に刻みました。







生協の顔と党の顔/「顔はひとつでしょ」/不自由はよくない

2009年12月28日 | 日々の活動


きのうは、平日にはお会いできないお宅をたずね、亡くなられた医療生協組合員のご家族の出資金の名義変更をお願いしました。医療生協の顔でたずねます。

同時に、職員の党後援会員が選挙での支持のお願いで「応援してる」といっていただいたかたも岩渕友参院選候補予定とも訪問しました。党の顔でたずねます。

きのうの「つどい」は、医療生協組合員が中心で、生協行事や職場でしょっちゅう顔を合わせているかたも多いので、「生協の行事では生協の顔で話をし、きょうは共産党の顔で話をします」とことわりました。

本人はかなり厳格に区別しているからこういう言葉が出るのですが、「何言ってんのよ、顔はひとつでしょ。ワケのわかんないことを言うんじゃないわよ」とズバリ。

政治活動や言論がいかに不自由にさせられているか、実体験した思いです。

きょうは医療生協の顔で出資金の証券を届けたり、生活相談の続きをしたりで組合員をたずねましたが、かけられる言葉は党の顔への言葉。ほんとうに暖かく、こういうときに不自由さを感じる日本社会はよくありません。


「今日の日米同盟」/つどい/言いたいことを言い切った期待

2009年12月27日 | 日々の活動



『今日の日米同盟』(安保破棄中央実行委員会編集・発行)を読みました。

「安保がわかるブックレット」シリーズの「5」で、総選挙前の今年6月の発行です。

来年2010年は、現行安保条約が調印(1960年1月19日)・批准(同年6月23日)されてから50年。この条約は、1951年9月8日、サンフランシスコ講和条約調印直後、アメリカ陸軍第六軍団集会所で、吉田茂首相がたった一人で署名した旧安保をひきつぐ形で改定されました。

旧安保にはなかった「相互協力」という言葉が加えられ、米軍基地を維持するばかりか、自衛隊が米軍といっしょに行動する「共同対処」を明記しました。

日本有事に対処する名目はいつしか極東有事に、そしてまた周辺事態に、いまやアフガニスタンにもイラクにも米軍が戦争するところはどこにでも自衛隊の防衛対象範囲が広がりました。要するに世界中です。

本書は、仮想敵をつくりだして軍拡を進める軍事同盟が世界の大きな流れとはさかさまなこと、日米安保が日本の平和・日本国民のくらしに害悪を与えてきた事実を、ブックレットという限られた範囲ではあっても、浮き彫りにしてくれています。

民主党がこの安保と、これを前提にした核兵器や米軍殴り込み部隊による「抑止力」にしがみつくことが、いかに時代遅れで危険なことか、よくわかると思います。



きょうは、小名浜地域で来年参院選候補予定の岩渕友さんと「日本共産党と語るつどい」に参加しました。

いつもご支援していただくかたのご自宅をお借りし、ご近所のみなさんにつどっていただきました。

「くらしに困っていない人なんかいない」「鳩山さんにはほとほと失望」「米軍基地があっても困るが、なくなると日本は大丈夫?」「民主党は公約した政策の財源はけっきょく消費税なの?」と、話がつきません。

「年間5兆円近い軍事費にメスを入れるとか、もうけをためている大企業や大資産家の減税や優遇策にメスを入れるとか、やっぱり共産党しかいえないし、できないんじゃないの」と、期待の声が寄せられます。

言いたいことを言い切るこうしたつどいは、はなはだ貴重だとつくづく思います。

県党会議/新しい政治への胎動/「抑止力」呪縛の鳩山首相

2009年12月26日 | 日々の活動



1月の第25回党大会へ向け、県党会議がありました。

私は県議補選での全県からのご支援に感謝しつつ、国民が主人公といえる政治実現へ向けた過渡的情勢のもと、新しい政治をつくる国民の「自覚と力量の前進を後押しし、促進する」と指摘されている決議案を補強するつもりで発言しました。

いわき市内での市立病院の存続・充実を求める市民運動、後期高齢者医療制度廃止へ向けた小名浜地域の長寿会での学習・署名、地域づくりを考えるNPO主催の研修会など、私の体験に基づいて感じた市民の新しい政治への胎動です。



帰りの車の中では、鳩山首相が「抑止力の観点からみて、グアムにすべて普天間を移設させることは無理」と発言した、とラジオニュース。

「宇宙人」とか何とかの問題でなく、この人に責任ある言葉があるのかいよいよ疑問です。

「抑止力」とボンボンは言いますが、抑止力は「使う」ことが前提です。
核兵器についてですが、アメリカの元国務長官ジョージ・シュルツ氏は「核兵器は非道徳だ。…何十万、何百万という人が死ぬとわかっている核兵器を落とせるわけがない。文明国の指導者なら核は使えないのだ。使えなければ抑止力にならない」。

日本の米軍基地からは、60年代後半のベトナム戦争でも、90年代の湾岸戦争、中東危機でも、爆撃機・空母・海兵隊が出撃しました。
アフガニスタン報復戦争でもイラク戦争でも戦争の最前線基地です。

人殺しのために実際に出撃するから抑止力なのです。日本防衛とは無関係の、「殴りこみ」専門部隊が配備され、アメリカの侵略的な世界戦略の一大根拠地として具体的に機能していることが抑止力なのです。

だから沖縄に米軍基地が必要だ、というのでは、自民党による米軍呪縛政治と変わるところはありません。


高坂望年会/乾杯・氷雨/会の存続

2009年12月25日 | 日々の活動



私が育った高坂地域の党後援会望年会がありました。

今年のいろんなご支援に感謝しつつ、自民党・公明党を政権から退場させた国民の意志を、さらに広げ確実に政治を前に進めるための決意を述べました。




カラオケが始まるや、「乾杯」のリクエスト。これはもう歌わざるをえません。

ついでに「氷雨」。あまりでしゃばらないようにしないとなりません。

午前中は市立常磐病院を存続・充実させる会の役員会がありました。

来年4月からの民間譲渡が12月市議会で多数決で決められてしまった今後の活動方針を話し合いました。

会発足後の活動や来年4月以降の地域医療充実へ向け、市がどう責任をもつのか、会として把握もして会員に報告するためにも、当面、会を存続させることを確認しました。


診療報酬/約束は本気?/森林組合/どうしたいの?

2009年12月24日 | 日々の活動



医療機関の収入の大部分をしめる診療報酬が10年ぶりに引き上げられることを、どの新聞も大きく報じていました。

薬価・材料価格は1.36%引き下げ、本体部分を1.55%引き上げ、あわせて0.19%上げる、というもの。

2年に一度改定される診療報酬は、02年から4回連続マイナス改定で、その合計はマイナス7.73%、これによる02~09年の医療費削減累計は13兆円です。

新政権は「国内総生産(GDP)比で、医療費の先進国並みの確保をめざす」とうたっています。
経済協力開発機構(OECD)の医療費国内総生産比上位10位の平均は10.8%。8.0%の日本との差は2.8ポイント(04年のデータ)。

04年の日本の国内総生産約498兆円の2.8%は約14兆円。

これまで削減を続けた医療費を取り戻したうえに、これだけ追加が必要なのです。

10年ぶりのプラス改定とはいっても、これでは医療費削減路線が是正されたとはとてもいえず、新政権の約束が果たして本気なのか、おおいなる疑問です。



きょうは午前中、宮川県議、高橋市議、吉田地区党副委員長とともにいわき市森林組合をたずねて懇談しました。

林業の産業としての位置づけや現況をめぐって有意義な意見交換ができました。何より私には、「いまの国の政策は、林業をどうしたいのか、将来が見えない」という言葉が決定的に心に残ります。

と同時に、「全国森林組合大会での共産党の志位委員長のあいさつへの拍手がいちばん多かった、というのはよく耳にしています」というお話も印象的でした。

派遣村/自己責任?/山歩の会/登山気分

2009年12月23日 | 日々の活動


福島県反貧困ネットワークの提起に応え、きょうは県内いっせいに「派遣村」がとりくまれました。

いわき市内でも3回目になる「いわき派遣村・なんでも相談会」。

今回はいわき駅前のラトブわきで実施しました。午前10時から正午までの2時間でしたが、5人が労働や生活、医療の相談におとずれました。



看護師といっしょに私が話を聞いたかたは、幼少のころの病気で文字を書くのも言葉も不自由な50代のかたでしたが、「直らないんでしょうか?」という相談でした。

「なんでも相談会」がいわき駅前である、と聞いて来られたそうですが、ご家族を含めて「自己責任」に追いやる社会になっていないか、つくづく考えさせられます。



午後は浜通り医療生協の「山歩(さんぽ)の会」総会と懇親会。

今年11回の例会と来年12回の例会予定、それにみなさんの「山」のお話を聞かせていただいて、自分がホントに軽登山して歩いた気分になる集まりでした。







税金と憲法/応能と応益/大企業・大資産家減税

2009年12月22日 | 日々の活動



けさは定例の朝の街宣。

私たちが税金を支払う根拠はもちろん、憲法にあります。
30条(納税の義務)と89条(課税)です。

税金の使い道の根拠ももちろん、憲法にあります。
戦争や戦力のためにはいっさい支出せず(9条)、社会保障の「向上及び増進」(25条)を図り、「恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利」(前文)を国民に保障する平和福祉国家建設のために使うのです。

だから日本の税金は本質的に社会保障目的税であって、別に「社会保障目的税」をつくる、などという話はきわめて危険です。

税金の取り方の根拠ももちろん、憲法にあります。
個人の尊重(13条)、法の下の平等(14条)、国民の生存権と国の責務(25条)、生存権的財産権の保障(29条)などを根拠とした「応能負担原則」です。

その内容は、最低生活費・生存権的財産には課税しない、高所得者には負担を高く、低所得者には負担を低く、同じ所得でも勤労所得には低く、利子・配当・不動産などの資産所得には高く、といったものです。

介護の必要が重いほど負担が重かったり、障害の程度が重いほど負担が重いしくみは、「重度の者はサービス(益)をいっぱい受ける分だけお金を払え」という「応益負担」の考えに基づくものです。非情というほかありません。

憲法の考えとは対極にある考えです。

応能負担原則に基づく税制論議は、新政権のもとでされているのでしょうか?



消費税を5%に引き上げて以降、年間ベースで8兆円を超える大企業・大資産家減税には手をつけないままなのでしょうか?

庶民の間での無理やりの配分で済ますつもりでしょうか