企画環境常任委員会で、企画調整部の審査がありました。
本会議で部長が「意義と必要性はますます高まっている」と答弁した首都機能移転対策事業について、私は「国も進める意思のないこの事業はやめるべきだ」と主張しました。
今年度は1500万円の予算ですが、これまで700数十万円を使ってしまったそうです。
前知事の主導で設置された県の「エネルギー政策検討会」の今後を聞くと、「これまでも状況に応じて開催してきたものであり、今後もそのような対応をしたい」との答弁。
この検討会は、核燃料サイクルについて、「一旦、立ち止まり、今後のありかたを国民に問うべき」と提起した画期的検討会です。
部長は、ほかの委員の質問に対し、「エネルギー政策は県にとって最重要課題。今後も真正面からとりくむ基本姿勢は変わらない」と答えました。
議会の「公共事業の適正な執行の在り方に関する調査特別委員会」の調査報告書(案)の審議をしました。
私は前回(11月27日)の総括審議の際、11月14日の鈴木満参考人が指摘した、首長選挙での業界の応援が談合がなくならない背景にあること、2001年の日本弁護士連合会の提言も同様の指摘をしていることから、「知事も議員も業界の応援や資金を受けない」趣旨を盛り込むべきだと提案しました。
案文にその文言はないので、きょうは、浅野史朗前宮城県知事も、最近の新聞で「今回の一連の談合事件は、直前の選挙のありようの反映」だと指摘していることも紹介して再度提案しましたが、県民連合・自民党の委員からは「なじまない」との意見。
案文そのものは反対するような内容ではありませんが、釈然としません。
午後は一般質問の2日目。自民党・県民連合が2人ずつ、公明党が1人でした。
新知事に冒頭から祝福の声をかける議員ばかりで、緊張感がまったく感じられませんでした。
一般質問に立ちました。
談合根絶、原発行政、地域医療問題、認定こども園の問題などを聞きました。
談合根絶では、「建設業界からの応援や政治献金は受けないことを明確にすること」を知事に求め、再々質問までしましたが、「法を遵守する」「適正に対処する」と、建設業界からの政治献金は受け取る姿勢でした。
プルサーマル問題では、生活環境部長が「引き続き、県民の安全・安心の確保を最優先に対応」すると答え、知事は「広く県民の御意見をお聴きしながら、慎重に対応」と答えました。
質問・答弁の全体はホームページに近く掲載しますので、どうぞご覧ください。
それから、いわきからはるばる傍聴に来ていただいたみなさん、ありがとうございました。
県庁へ来るといつも気にしていた「経緯度標」をじっくりながめてきました。
道路をはさんであちら側には福島市立福島一小。
きょうは「議事都合」のため休会。
交渉会派による30分間の代表質問が終わり、あす・あさってと5人ずつの議員が登壇し、20分間の一般質問をします。私はあした。
「議事都合」というのは、執行部による「質問とり」の整理の都合、と私は解釈しています。
「質問とり」はけっきょく最終的にきょうの午前中までかかりました。
執行部が答弁者を決め、私はあした知ることになります。3問は知事が答えることになるようです。
気晴らしに県庁敷地を一周して少し散歩。西庁舎の裏側でもきれいな紅葉が見られました。
11月21日にはまだ雪はかぶっていなかった吾妻小富士の頭も、すっかり白くおおわれていました。
佐藤雄平新知事の「与党」となった県民連合の代表質問がありました。
質問に立ったのは、民主党県連の幹事長。
各分野の施策について「基本的な考え」を聞く、といったかなりおおざっぱな質問の印象でした。
エネルギー政策やコメの需給調整については、自らの考えをなんら示すことなく、とにかく新知事に聞いてみた感じ。
この本会議をはさみ、午前と午後と、私の「質問とり」。金曜日にほぼ終息したつもりでしたが、執行部内の調整がつかない部分があり、最終的に詰めました。
この「質問とり」は、いろんなやりとりのなかで、質問そのものを取り上げられかねないので、注意が必要です。そんな場合のことを私は執行部による「質問盗り」といっています。