あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

19か所で訴え/談合事件の裏金疑惑県議

2006年11月10日 | 06年9月議会
「みんなで新しい県政をつくる会」の宣伝カーがいわき入りし、市内19か所で弁士をつとめました。



午前中は小名浜・江名・中之作・永崎(ながさき)・神白(かじろ)地域を医療生協の職員のみなさんといっしょにまわりました。団地や漁港では、多くのかたが出てきていただき、終わると拍手、そして手を振って送り出さました。

午後は高久(たかく)・沼ノ内、草野・四倉、小川・赤井・平窪、いわき駅前・三倉とまわりました。
小川地域では、すれ違う車からも家の中からも声援があり、街宣場所を囲むように聞くかたに出てきていただきました。小川での休憩は向こうに二ツ箭(ふたつや)山が見える「電車」の中。




5か所のスーパー前でも駐車場で聞いてくださるみなさんに励まされました。

私が話したのは、9月議会中に裏金が前知事支援の県議に渡されたことが報じられ、その事実解明と議員の出処進退を促すように議長に申し入れたら、県議の誰一人として裏金は受け取っていないとの「潔白宣言」が出され、そんなありえない話が県政談合事件の解明されなければならない一角なのに、そのことにふれることができない知事が生まれるなら、同じことが繰り返される、ということでした。


議会のまとめ/太陽の光/ヒマラヤスギ

2006年10月13日 | 06年9月議会
議会閉会の翌日は、議会活動のまとめの県議団会議をすることにしています。
今議会は、知事辞職から始まり、終盤に入る直前の連休初日に県議裏金疑惑報道。
この二つの問題に焦点を当てて振り返ってみた文章を書いてみましたので、ホームページの「かけはし」をご覧になってみてください。
どちらの問題にしても、共産党を除くオール与党体制が議会の機能を麻痺させていることが原因だと私は思います。




きょうはなんだかひさしぶりに太陽の光を浴びた感じ。
県庁近くの阿武隈川河畔の「男はつらいよ」ロケ地で、決意も新たにしました。



県議団控室がある県庁3階からは、ヒマラヤスギのたくさんの球果がながめられます。

議会閉会/奇々怪々

2006年10月12日 | 06年9月議会



知事辞職から始まり、会期途中に談合による裏金が県議にも渡されていた、と報じられた「9月定例県議会」も最終日。
辞職する前の知事に対して、「知らぬ存ぜぬは通じない」と県議会は一致しましたが、裏金を手にしたであろう議員はついにこの日まで「知らぬ存ぜぬ」を通してしまいました。

議案の討論に立ったのは私1人。そのなかで「渡した人間がいて、渡された人間がいないとは奇々怪々」だとして、「裏金を手にした議員は、みずから事実を公表し、出処進退を明らかにすべきことは当然」と心の底から強調しました。

中高一貫校設置条例案などに反対したことよりも、こちらの話に対して「よかった」との感想が「与党」の他会派議員やマスコミのみなさんから寄せられました。
念のためですが、県政「野党」は私たち2人だけです。

「裏金が議員に」はガセネタ?/高潮被害対策要望

2006年10月11日 | 06年9月議会



議長はけっきょく、きのうの私たちの申入れを受け、裏金が議員に渡されたのではないかという問題について各会派に確認しました。
その議長コメントは「各会派からは『そのような事実は一切なかった』という報告を受けております」というもの。

裏金を渡した人物はいるのに、「渡された人物はいない」と議長が宣言してしまったのです。
これでは、「裏金が県議に渡った」という情報はガセネタだった、ということになります。

こうして裏金が渡った議員はいない、ということを前提に、午後から「公共事業の適正な執行の在り方に関する特別委員会」が開かれました。私も委員です。
私は議事の冒頭、「県民は裏金を受け取っている議員がいる議会が、談合調査などできるのか、という目で注視している。議長コメントが事実なら、ウソの情報を流した者とそれにのったマスコミは県議会の名誉を毀損したことになる。告訴しなければ決着がつかないではないか。議会の自浄についての場も必要ではないか」と言いましたが、加藤貞夫委員長は、「付議事件とはかかわらないのでそれは別のところでしてもらいたい」と一蹴しました。




午前中は、南相馬市で高潮による堤防決壊被害の対策を求める要望に同行しました。現に家屋に被害を受けている4人のかたと、現地調査した郡(こおり)俊彦市議、宮本しづえ福島市議も実情を訴えました。


特別委/議長申入れ/請願「継続」

2006年10月10日 | 06年9月議会
午前中は次世代育成支援対策特別委員会の総括審議がありました。
私は、現在3か所の児童相談所を7つの生活圏それぞれに、人口でいえば最低5か所に整備すること、児童福祉司などの専門家の体制・研修の充実を求めました。
また、障がい者の負担軽減を県として市町村と協力して具体策をとることも求めました。



午後は、「福島談合」による裏金が県議にも渡っていた、という報道を受け、議長に対し、各会派が自浄能力を発揮して全容を明らかにするよう促すことなどを申し入れました。
議長は、報道にとどまっていて事実がわからない現時点では、議員個々が自ら明らかにすべきで、議長が働きかけることは考えていない、とのこと。
議会そのものに疑惑の目が県民から向けられているときに、議長のこの姿勢は不十分きわまりないと私は思います。

5日に政務調査審議会で紹介議員として私が説明した3つの請願は、いずれも採択には付されず、「継続」扱いとされました。
消費税増税、リハビリ日数制限、療養ベッド削減政策に対し、国にものを言わない、という姿勢をとったわけです。


県民の税金⇒官製談合⇒裏金⇒数十人の県議ら

2006年10月07日 | 06年9月議会



「県庁汚職事件」の様相を呈した「福島疑惑」は、裏金が県議会議員ら数十人にも回っていた疑いが出てきました。

県庁では官製談合のしくみが引き継がれ、日本共産党以外の「オール与党」は、その談合による県民の税金が化けた裏金をもらってムダづかい県政を支える、という構図が浮かび上がってきました。

知事の退職を9月28日に全議員が同意した県議会は4日、談合の原因究明をはかることなどを目的に「公共事業の適正な執行の在り方に関する調査特別委員会」を全員一致で設置しました。しかし、裏金を受け取っている議員が談合の原因究明などできるはずがありません。
私たち2人以外の54人のうちの裏金を手にした議員は事実を自ら明らかにして、議員をやめるのが当然ではないでしょうか。


常任委/「地産地消」の公共事業

2006年10月06日 | 06年9月議会


きょうの常任委員会は企画調整部審査。
この部は県の「地産地消推進プログラム」の事務局もになっています。
私は、このプログラムの中で、「公共事業等における県内企業の受注機会の確保」が位置づけられている件で質問。
受注機会の確保が地産地消の目的なのではなく、公共事業を地域経済循環・地域経済活性化・景観の中に位置づけ、地域住民の声を公共事業計画に反映させることが大事なのではないか、と問題提起しました。
担当者は、官製談合疑惑で県庁が激震にあるなか、公共事業における地産地消そのものを見直さないとならないと言われているが、住民参加や循環の考え方で公共事業のありかたを検討しないといけないと思う、といった趣旨の話をされていました。

意見書案/常任委

2006年10月05日 | 06年9月議会


国へ意見書の提出を求める請願を審議する政務調査審議会で説明にのぞみました。
5つ出ている意見書請願のうち、「消費税の大増税に反対する」、「リハビリテーションの診療報酬制度に関して、調査と改善を求める」、「療養病床の廃止・削減計画の中止と介護保険の充実等を求める」それぞれの意見書案は私が紹介議員。
増税問題では、税金の使い方・集め方両面でのメスを入れればその必要がないこと、リハについてはテレビでも放映され、いのちの尊厳の否定になること、受け皿整備がないままの療養ベッドの削減は「医療難民」「介護難民」を生み出すことなど、簡潔に話しましたが、交渉会派で構成する委員からいっさい質疑はありませんでした。



その後の企画環境常任委員会では生活環境部の審査。写真は議案説明を受けているところ。
私は一般的事項の質疑で、県が慎重姿勢を保ち続けている原発の「維持基準」(健全性評価)の問題で、ひびの発生・進展メカニズムが十分解明されていないこと、検査する専門家を含めた検査精度の問題、そればかりでなく、県自身が「想定外の事象が今後発生する」「点検対象としていなかった個所でのトラブル」などを指摘していることなどをあげ、導入以前の問題山積の状況を示しました。
この件では、自民党が「維持基準の議論を進めたらどうか」と言い始めており、なしくずしに進めさせてはなりません。

神山議員登壇/傍聴/トラハイ

2006年10月04日 | 06年9月議会
一般質問2日目。
神山議員はしんがりで登壇しました。
「県政汚職事件」について知事職務代理者に再質問、再々質問まで詰め、さすがに「官製談合」であることを認める答弁はありませんが、談合の背景の指摘に「いまの神山議員のお話に感動しました。おっしゃるとおり」などと話し、議場が沸く場面もありました。
再々質問を含めた質問と答弁は党県議団ホームページにまもなく掲載しますのでご覧ください。



聴覚障がい者のかたがたを含め、神山議員の質問傍聴にみえたみなさんにいっしょにごあいさつさせていただきました。


ほかに登壇したのは自民党2人、県民連合2人でした。
地元の県合同庁舎移転が進まないことを自民党議員がただした際、執行部答弁に別の自民党議員が「トラハイをやめればいい!」と野次を入れました。
トラハイというのは、私たちがムダ使いの大型事業として一貫して中止を求めている「あぶくま高原道路」(トライアングルハイウェイ)のことで、本会議場で「トラハイ」にふれるのは、少なくとも私が議員になってから、私たちだけでした。

一般質問初日

2006年10月03日 | 06年9月議会
5人の議員が一般質問に立ちました。
自民党3人、県民連合・公明党が各1人。
自民党の議員が、障害者自立支援法施行にともない、障がい児施設での保護者の負担がふえ、児童への影響が懸念されるから、対策を講じるべきだ、と質問しました。
そのとおりですが、この法律を国会で通したのは自民党です。

「福島疑惑」問題は、官製談合の疑いが濃厚となり、県民注視ですが、質問したのは公明党の議員だけでした。



写真は今週の福島宿泊前に自宅の庭でとったバッタ。