今日はしらふなので書けそう。
「まず何か一曲演奏してください」
と言われ、クラリネットのSさんは、ミディアムテンポのショーロ曲を演奏。
演奏が終わり、しばらく間をあけてからパウロ・セルジオ・サントス氏がおっしゃったのは「ショーロの曲を演奏する場合、バッハを演奏する時のようなアーティキュレーションを自分でつけなければなりません」
実際のところショーロの曲集には細かいアーティキュレーションの指示はないのが普通です。もちろん奏者の自由で付け加えてかまわないのですが、彼女の場合フレーズ全体にかける長いスラーを多用したことがサントス氏は気になったようです。
スラーばかりのフレーズは聞いていてたいくつです、とのこと。
次に、なにか早いテンポの曲を、と言われ演奏。
「ショーロの速い曲というのは、車の運転にたとえるのなら、アクセルをめいいっぱい踏んで、最初から最後まで100%突っ走る、といった性格を持ち合わせているといえるのでそういった表現力が必要です」
その後、話はショーロ音楽について進んでいきます。彼曰く、ショーロはあまり一般的にはポピュラーな音楽ではないが、世界中どこの国においてもごく少数ですがショーロの熱狂的ファンがいる、とのこと。これこそが自分が求めていた音楽だ、という演奏家も少なからずいるらしく、ブラジル人の彼にしてみるととても不思議な現象だそう。
そしてお話は、もし君が今後日本でもっとショーロをきわめていくとしたら、というところに向かっていきます。
ーつづくー
「まず何か一曲演奏してください」
と言われ、クラリネットのSさんは、ミディアムテンポのショーロ曲を演奏。
演奏が終わり、しばらく間をあけてからパウロ・セルジオ・サントス氏がおっしゃったのは「ショーロの曲を演奏する場合、バッハを演奏する時のようなアーティキュレーションを自分でつけなければなりません」
実際のところショーロの曲集には細かいアーティキュレーションの指示はないのが普通です。もちろん奏者の自由で付け加えてかまわないのですが、彼女の場合フレーズ全体にかける長いスラーを多用したことがサントス氏は気になったようです。
スラーばかりのフレーズは聞いていてたいくつです、とのこと。
次に、なにか早いテンポの曲を、と言われ演奏。
「ショーロの速い曲というのは、車の運転にたとえるのなら、アクセルをめいいっぱい踏んで、最初から最後まで100%突っ走る、といった性格を持ち合わせているといえるのでそういった表現力が必要です」
その後、話はショーロ音楽について進んでいきます。彼曰く、ショーロはあまり一般的にはポピュラーな音楽ではないが、世界中どこの国においてもごく少数ですがショーロの熱狂的ファンがいる、とのこと。これこそが自分が求めていた音楽だ、という演奏家も少なからずいるらしく、ブラジル人の彼にしてみるととても不思議な現象だそう。
そしてお話は、もし君が今後日本でもっとショーロをきわめていくとしたら、というところに向かっていきます。
ーつづくー