Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

ザ・フルート こぼれ話

2013年08月31日 13時35分10秒 | Weblog

現在発売中、音楽誌『THE FLUTE ザ・フルートVol.130』特集1「ジャズ&ボサノバをフルートで」で、私大久保はるかは4ページほどボサノバの解説をしています。

紙面の都合で、大久保はるかさんおすすめCD5枚が、画像のみの掲載で、アルバムタイトルが割愛されていますのでこちらに掲載しますね。

ついでのこぼれ解説です。
この5枚の中で、【cd_1】【cd_3】は、「持っていないと恥ずかしい!?ボサノバやるならマストアイテム」。2、4、5(A.C.ジョビン&ジョアン・ジルベルトのアルバム)は、好みがあるので、このCDでないと、というわけではないです。ただ言いたいのは、「ジョビンとジョアン・ジルベルトの2人は、真っ先に聴いた方が良いアーティスト」ということです。

【cd_1】
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト《Getz / Gilberto「ゲッツ・ジルベルト」》

【cd_2】
アントニオ・カルロス・ジョビン《The Composer Of Desafinado, Plays「イパネマの娘」》

【cd_3】
アントニオ・カルロス・ジョビン《Wave「波」》

【cd_4】
ジョアン・ジルベルト《Joao Voz E Violao「声とギター」》

【cd_5】
ジョアン・ジルベルト《Joao Gilberto「3月の水」》



アレクサンダーテクニーク 個人81回目

2013年08月30日 18時29分38秒 | アレクサンダーテクニーク
【歯医者で口を開ける】

私「昨日歯医者に行って、ずっと口を開けていたら、何故かこめかみの辺りがものすごく疲れて痛くなって困りました。長く口を開けていられないんですよね。」

先生「こめかみ、ですか。こめかみの筋肉(側頭筋)は、口を閉じる時の筋肉なんですよ。」

私「!!ええっ?ってことは、私、口を開けながらも、閉じようとしちゃってたんですか!!」

先生「そりゃそうです(口を閉じたくなります)よね。注射だの、削る機械だの、明らかな異物が口の中に入り込んでくる訳ですから。」

これさあ、以前ちょっと話に聞いた「共縮」という現象なのかな・・・筋肉って、どこか伸びる時はどこか縮んでいる、という、収縮と弛緩のバランスの上で成り立っていている。でも何らかのストレスがかかると、本来弛緩しないといけない筋肉まで、脳が間違えて!?収縮してしまうことがあるらしい。

歯医者に「はい、大きく口開けて!」と言われるから、仕方なしに物理的には口を開けるわな。その後口角をおもむろに横に引っ張られ(これだけでも痛いしっ!)、「ウィーーーーン」だの、「キューーーン!」だの「ゴリゴリゴリ」だのキモい爆音とともに、金属スティックでかきまわされるとさなると・・・・

脳ミソちゃんは「やだっ!もう、わたし、口閉じマス!」って言い始めて、側頭筋が収縮を始めちゃうんだ、だから痛くなるのか~!

先生「対策としては、歯医者に行く前にこのようにされると良いと思いますよ」

とおっしゃり、両手を両こめかみにそれぞれ軽くあてて、そこから顎の方向へ向かって軽くなでおろすような動き。

「さっ、さっ、さっ・・・・」って感じで、数回~数十回程度かな、やると良いみたい。

なーんか子供だましっぽくない?とか一瞬思いながらも、(いたいの痛いの、飛んでけー的な・・・笑)「わかりました。次回歯医者の際、試してみます」

と去る。

でっ!今日、行って来ました、やってきました!もしかして、施術の直前がベストタイミングかも、と思い、施術イスにすわり、先生を待つ数十秒の間の時間に「さっ、さっ、さっ・・・・」とやってみる。

アレクサンダーテクニークで教えてもらうワークって、人前でおもむろに行うにはちょい恥ずかしくて出来ない動きも多々あるが、これはOKね!よかった、めずらしくカワイイ動きで(?!)

行う際のポイントは、「今から口を長い時間開けるけど、開けてる時は、こめかみの筋肉さんは緩んだまま、休んでで良いんだからね!いい?わかった?」

と、言い聞かせるようにナデナデしてあげることかな。

そしたらさーーーー!ぜーーーんぜん、全く痛くならなかった!!!

きゃーーーーーーーーーうれしーーーーー!

先回は、あまりのこめかみの痛さに3,4回休憩させてもらったのが、今回休憩ゼロであっさり治療終了。施術時間自体は先回の倍くらいの長さだったのに。

すごい。

アレクサンダーテクニークって、超たのしーーー!!


あした試します

2013年08月29日 20時39分43秒 | アレクサンダーテクニーク
昨日アレクサンダーテクニークのレッスンで、「歯医者でずっと口を開けていると何故かこめかみが疲れる」という話をしたら、原因と改善方法を教えてもらいました。

明日再度歯医者なので、ためしてみよう~

なんせ歯医者には「大久保さん、次は1時間かかります」と脅しをかけられているんです。

まあ、別に丸一時間、ずっと口開けてるわけじゃないと思うけど、、キツよね。歯の治療って。

さあ、アレクのレッスンで教えてもらったことが活きるかな?結果のレポは明日!

大倉山公園内 石畳の階段。昨日撮影

発売されました

2013年08月28日 23時42分36秒 | Weblog
「ザ・フルート」vol.130 発売されました。以下、THE FLUTE 編集部 facebook から、記事と写真を転載させていただきます。より多くの方にご購読いただけますように。



【本日THE FLUTE130号発売】
本日ついにジェレミー・スタイグ表紙THE FLUTE130号が発売しました!
今号の大きな目玉は特集1「ジャンルを広げよう! ジャズ&ボサノバをフルートで」と特集2「フルートと文化シリーズ第三章 建築とフルート」。
http://www.alsoj.net/store/view/F130.html

ジャズ&ボサノバ特集では日本各地のジャズクラブの紹介から、ジャズ奏者のMiyaさん、ボサノバ奏者の大久保はるかさんが解説する初めてのジャズ・ボサノバフルートナビゲート、そして坂上領さんの連載「カッコよく吹きたい! JAZZ&POPS」は特別編として、表紙のジェレミー・スタイグ奏法を紹介しています。

「建築とフルート」では、有名ホールの音響建築や、読者、奏者の自慢のお宅紹介を掲載しています。

フルートオンラインでも発売に伴い、ぞくぞくコンテンツを更新! ジェレミー・スタイグ作成のデジタル絵本の購入ページも掲載しています。ぜひ遊びにきてください♪
http://www.alsoj.net/flute/index.html

THE FLUTE Vol.130 

2013年08月27日 10時19分39秒 | Weblog
ザ・フルート THE FLUTE Vol.130 10月号(8月28日発売号)~特集ジャズ&ボサノバをフルートで~

は、楽器店などの店舗によってはすでに陳列されていて購入できることになってるらしい。すでに入手した!というSNSの口コミを多数発見したので。

インターネットからもご購入いただけます↓
http://www.alsoj.net/store/view/F130.html?storecd=ALSO_ONLINE

表紙写真&巻頭インタビューのジェレミー・スタイグ氏の記事を読んでたら、彼が参加したビル・エヴァンス氏(Pf.)のアルバム「What's New」が無性に聞きたくなって、ひさしぶりに引っ張り出して聴く。

彼は19歳のときモーターバイクの事故で顔の左半分が麻痺し、左耳の聴力を失うも、不屈の精神力でフルーティストとして復帰されたお方だったのですね。そう思って「What's New」を聴くと、また一段と心に染み入ってくる。

事故当時は麻痺のせいでアパチュアでないところから息がもれるので、紙マッチの二つ折りのカバーにビニールのテープを巻いてマウスピースを作り、息もれをふせぐ。デビューアルバムはそのお手製のマウスピースを使って吹いたのだそう。

話は違うけどわたしのお師匠さま、トレヴァー・ワイ先生は、お若い頃、スキーかなにかのスポーツ事故が原因で、顔面を縫う大手術。その後遺症で、下唇の下の部分、フルートをあてる大切な部分の感覚が全くないんだそうです(ご本人談)。「困らないんですか?」と聞いたら、「いや、別に」とあっさり。

これは、日ごろから食べ物をよく口からおこぼしになられる(なんだ?この敬語?笑)ので、不思議に思ったところからの話であって、フルート演奏については、ご本人が何もおっしゃらなければ、ダレも気づかないほど全く問題がないように見受けられるレベル。

今回のジェレミー氏のインタビュー記事については、「ああああ、わたしも頑張ろう~」と、とても勇気をいただけました。



一足先に

2013年08月26日 21時47分19秒 | Weblog
あさって28日発売予定のフルート専門誌「ザ・フルート」Vol.130~特集ジャズ&ボサノバをフルートで~

一足先に現物が私の手元に届きました。表紙に私の名前がっ!!(あ、写真じゃないよ、念のため。巻頭写真はジェレミー・スタイグ氏です)

「BOSSA NOVA編 大久保はるか イパネマの娘」と、自分の名前が、ジェレミー氏写真の横にポツっと掲載されていたのが、まず感動的だった。

数日前のブログにもちょっと書いたけど、わたしはフルートに関してはモンモンとしていた時代が長かったんです。そんなわたしでも、ナンだカンだで続けていれば、なにかいいことのひとつもあるモンだねえ。

この号、神棚に飾って毎日拝んどこうかな(笑)


真夏のお風呂は

2013年08月25日 15時52分29秒 | Weblog
夏の時期はあまりお風呂には入らず、シャワーだけで済ますことが多いのだが、昨日は夜中、急にあーっつーいお風呂に入りたくなってしまい、41度で沸かして入ったら、ちょーー気持ちよくって長居しすぎたっ。

みごとに湯冷めしてしまった・・・・・のどが痛いぃ・・・・あーん風邪の引きかけだーーーみなさまもどうぞお気をつけください。

今日の元気玉は

2013年08月24日 21時08分09秒 | Weblog
ネットで買い物したら目が疲れた・・・・今日は昨日おとといみたいなマジメな話書く元気玉は消えてマス(苦笑)。

現物を見ずに買うのって勇気いるよね。だからって、ちょっとわたし、画面の拡大表示をじーーーっと見つめすぎたかもっ

買うときも、あんまりにもモタモタしていると時間切れで最初からやり直さないといけなかったり、で大変。やたら時間ばかりかかってしもうた。



つづきです

2013年08月23日 14時15分09秒 | ティーチングスタイル
いや、だからといって、先生やレッスンが全く必要なく、独学こそがもののすべて、と言っているわけではない。

実はわたし自身が、随分と長い期間、高い月謝のムダ使いをしてきてしまっていたなあ、(というか、親にムダ使いをさせてしまっていた)と、今になっても反省することが多いんです。

なんというか、「ボーっと」、ただ、なんとなくフルートレッスンを受けていた時代が長かった。



まあ私の場合はクラシック音楽が好きではない、ということに気づくのに15年ぐらいかかった、という経緯もありますが。(フルートはクラシック音楽から基礎を学ぶ人が殆どです。)

レッスン課題曲が好きになれないのは、フルートが嫌いだから?→音楽が嫌いだから?→もしや今ついてる先生が嫌いとか?、と、堂々巡りの繰り返し。

そんな気持ちで受講する子が、上手くなるわけもナシ。


なのに何かを大きく間違えて!専門分野として目指すことになってしまったあたりからの大悲劇、大惨事、大事故。

まあ、私の話はともかくとしよう。

「自分にとって、自分自身が最良の先生であることを自覚せよ」

の意味は、

「いつなんどきも自分をよーく見つめて、何を思い、何を考え、どうしたいと思っているか、をよーく、よーく、注意深く観察しては問うてみる習慣をもつべき。そこに上達のヒントが隠されている!」

ということです。

いや、もはやこれは楽器上達にとどまらず、人間性の上達のために、というスケールのでかい話につながって行くザーマス!


オオクボ流楽器上達の極意

2013年08月22日 19時59分18秒 | ティーチングスタイル
↓大森先生の記事に感化されて、かぶれ格言めいたこと書いてみよう。

楽器上達の極意
「自分にとって、自分自身が最良の先生であることを自覚せよ」

自分はこんなにも立派な先生についているんだから、とか、こんなにも立派はスクールに通っているのだから、とか、本がここまで進んだのだから、とか、こんなに大きな舞台に立ったのだから、とか、そういうところだけにしがみついているような人はダメダメ。一生かかっても人の心に訴える演奏など出来ない。

さらにありがちなのは、てめえの伸び悩みを今までついた先生のせいにする人。「自分がヘタなのは先生の教え方が悪かったから」とか、なんとか、言って、何年も何十年も恨み、辛みを抱えこんでる人がいる。アホか、と思うけど、けっこうよくある。

成長してゆく人というのは、「基本は自分でやる人」なんです。ちゃんと自分に自分で水やりをしてきているから成長する。先生に水まいてもらおう、なんぞ甘えた気持ちがどっかであると、うらんだりしちゃうんだよね。

結局、先生、生徒、も人としては同じ。先生だから、とか、自分は生徒レベルだから、とか、プロだから、とか、アマチュアだから、とかそんなのは究極関係ない。