Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

半エア・フルート練習

2014年02月28日 22時44分34秒 | 必殺練習方法
発表会をあさってに控え、出演予定の生徒さんたちの個々の仕上がり具合を見るにつけ、本番終了後の更なる発展のための、新しい練習方法のアドバイスがどんどん湧き上がってきちゃって、きゃーこのひらめき具合、私ってすごいカモ~

今日、とある生徒さんに伝授したのは「半エア・フルート練習」。

演奏する時と同じように楽器を構えて、マウスピースを口にあてる。

が、アンブシュアは、さほど作らない。

タンギング&運指は通常通りに行って吹いてみると、

オバケ音がかすかに鳴りますね。

このかすかなオバケ音で、やりにくいところ、難しいと思うところ、を練習すると良いんです。

息については、通常ブレスするところでブレスを必要とする位の息使いで行なうイメージ。タンギングと指使いは完全に一致するように心がけてください。

この練習の利点は、「難しい、上手くいかない、コントロールしにくい、」と思うような箇所になると、途端に生まれる身体のある種のこわばり、の確認がとれるんです。「何っ?」てな位、身体にムダどころかマイナスの付加(緊張)を加えている自分にビックリすると思います。

で、それに気が付いたら、それを止める。

スラスラと流れよく行けている箇所の身体の使い方と同じ流れで行けるように練習すると良いんです。

どうぞお試し下さい。

しかし3年って・・・

2014年02月27日 22時39分27秒 | アレクサンダーテクニーク&フルート
3年ぐらい前に師事していたアレクサンダーテクニークの先生からの一言。

「演奏中は、2、3小節先の事、を考えると良いですよ」

その時は、「あ、なるほど」などと、言って試してはみたものの、これといった大きな変化もなく、そのまま、自分の中ではスルーしていて、最近ではすっかり忘れていたのだが、

今日、フルートの練習していてビビビっ!!とキタ!キタ!思い出した!分かった!!あの3年前の先生の一言の意味が!!



アレクサンダーテクニークのレッスンでは、人がなんらかのストレス(緊張)がかかった際に、そのストレスに流され自分を失くしてしまわぬよう、すばやく「我に帰る」ための練習をするんです。

私としては、なんらかのストレスがかかると見えなくなりがちな「今、この瞬間、瞬間、を生きる自分」を大切に。というイメージでワークに取り組んでいたのだが、

今日、フルートを吹いていて思ったんです。

「今、この瞬間」と思った瞬間、

それは、もう既に「今」ではなく「過去」だと。

つまり、「今まさに吹いているこの「ド」の音!」

と思った時には、すでに1,2,3コぐらい先の音を吹いてるんですよ。


**

「瞬間」は、【点】、ではなくって、【線】。

線で未来とつながっている。

つまり、瞬間には【長さ】、がある。

**

音楽を演奏する際には、曲やテンポにもよりけりですが、「今まさに吹いているこの音」から向こう2,3小節先ぐらいまでをまとめて「今」と捉えて演奏する。

そう思って演奏したら、音楽にぐっと躍動感が生まれた。

録音を取って聞き比べたら、まるで別人の演奏になっていて、笑えた~


ちなみに国語辞典では、
「瞬間」とは
まばたきをする間の意。きわめて短い時間。

と書いてあった。

アレクサンダーテクニーク 個人92回目

2014年02月26日 23時39分43秒 | アレクサンダーテクニーク
ここ1週間程、フルートの調子が非常に悪かった。あ、楽器の調整の問題ではなくて、奏者の調子です。

健康状態には何も問題はなく、むしろ良い方だったのに。おかしいな?なんでだろう、なんでだろう、と、自問自答をするが、これといって明確な理由が浮かばず、実にモヤモヤとしていた。

アレクサンダーテクニークでは、レッスン冒頭に先生から「最近いかがですか?」というようなインタビューを受ける。レッスン会場に向かう道すがら「今日は何についてお話しよう?」と考えながら電車に乗っていることが多いのだが、

「今日は、今度の日曜の発表会関連の件だな」と、即座に思った事で、「あれ?私、相当、妙に気にしていて、ひょっとしたら少々あらぬ方向へ思考が走っていて、気持ち病的になってるカモ」と気がついた。

発表会当日は、そりゃ、先生としての仕切りをしないといけないし、生徒さんひとりひとりの心配をしたり、講師演奏の心配をしたり、そういう緊張感は当然しょって立っているのだが、何故か例年より思いが重い。

重圧って言うには言葉が違うし、さりとて、なんなんだろう、このずっしり重たいモヤモヤは?と思っていた。

レッスン冒頭の先生からのインタビューは、インタビューというより、ディスカッション?または単なるおしゃべりか井戸端会議?みたいな、実にラフな雰囲気なので、その場で頭に浮かんだことをとりとめもなく話しはじめてみて、はっと我を思った。

「なんだあ?私、発表会の事をちょっと必要以上に変に気にし過ぎてるぞ?」と。

そんな自分に、自分で結構びっくりした。

その後、先生からは背中側の肋骨のあたりをハンズ・オンされながら演奏をした時に、自分の身体が急に大きく、深く、長く、広がりが出たような感覚があった。

直後、body と mind が統一され、等身大の自分を取り戻したような感覚。

今ある自分、ありのままの自分で、今の自分の演奏をすることが出来るようになった。

しかし、アレクサンダーテクニークのハンズ・オンって、あれ、なんなんだろうかね~、すごいよね。レッスン受け始めた初期の頃は「?何?先生、今、手からなんか出しました?」とか思っちゃってましたが(笑)

先生方のお話や本によると、何ら魔法をかけられたわけではなく、生徒さん自身が元々人間として備わっている力(専門用語だとプライマリー・コントロールと言う)を思い出しただけ、教師はそれを思い出すためのお手伝いをしただけ、ということみたい。

いや、でも、でも、でもさー、自分の音色、音質、音量の激変ぶりには・・・・未だマジックとしか思えないんだよなーー


のんべえのたわ言2

2014年02月25日 12時09分02秒 | Weblog
↓その友人、大雪の際、ワインを雪の中に埋めて冷やしたら、ものすごーくキンキンに冷えておいしかったそうです。

なので私も早速やってみた!

買ったばかりの常温白ワインを夕方6時半~7時半までの約1時間、雪の中に穴を掘ってうずめる。。。きゃーたのしー!!

したらば、

ほんと、しんじらんない位にキンキンに冷えた。

冷凍庫に入れる以上の冷え方だね、これは。

いやあ、おいしかったな~!!


月曜昼から・・・

2014年02月24日 22時49分31秒 | Weblog
酔っ払いました。

友人がビワの葉を大量に譲ってくれる、というので(ビワの葉+玄米焼酎35度で、薬用養命酒を作るのよ)、今日は横浜駅で待ち合わせしてブツを受け取り、のんべー仲間当然の儀式として、そのままお茶、ならぬ、飲みへ。

最近は、昼間のカフェでもグラスワインぐらいはいただけるところも多いのでノンベーには嬉しいかぎりです。

JEAN FRANCOIS(ジャン・フランソワ)というパン屋さんに併設されているカフェで、お店ご自慢のクロワッサンと、そして白ワイン。おいしーー。この昼間っから飲むっていうのも、実にいいんだよねえ。

横浜駅周辺の移り変わりは激しい。ベイクォーターの中に入っていた「オーガニックハウス」というお気に入り自然食カフェが突然閉店していて、張り紙には、「横浜そごう地下にお惣菜屋として入っていますのでそちらをご利用ください」

ショックを隠せないままそごうに行くと、「オーガニックハウス」の隣には、かつてその友人に教えてもらって別口で良く行くイタリア生ハムのお店が移転して入っていた。聞けばなんと同じ系列会社だとか。

ひえーーーびっくり。

置いてある商品すべてオーガニック。どれもこれもがおいしい。

ところでオーガニックって、どうしておいしいんだろうねぇ???

あ、そうだ、おいしいオーガニック商品を見極めるひとつの目安は、「有機JAS」マークです。若葉マークみたいなロゴで、文字で、「有機JAS」と書いてある。スーパーでも、売れ筋商品とは違う、上の方の棚にひっそりと幽玄に佇んでいる(笑)場合が多い。最近感動したのは、「有機JASマーク入り豆腐」と「有機JASマーク入りゴマ」

もーねー、ぜーーーんぜん!味が違うんだからね~!!力説っ!!!普通のスーパーで売ってます。目をこらして探してみてね~


ショーロ付いてる最近

2014年02月23日 13時09分32秒 | Weblog
発表会にご出演のおひとり、Kさん。ほんの数日前、いきなりジャコー・ド・バンドリンの「A Ginga Do Mane」を演奏したい、と言い出してびっくり仰天。なんでいきなりショーロ?
次のレッスンまでに譜面のコピー持って行きます、とのお話だったが、いても立ってもいられず(笑)先に譜面を購入。
だってさー、自分が吹いたこともない曲を人に教えることは出来ないよ。2,3日必死こいて予習!

私にしてみると、イタイところを突かれた、といいますか、なんと言いますか。基本的に私はショーロは専門外。Tico Tico No Fubaや Um A Zeroのような超定番曲は演奏しますが、ショーロだけで1晩ライブプログラムを組む、とかって、自分には違うと思っているし、やりたいとも思っていない。

ジュンカ・ガミ氏(笑)の多大なるお陰さまにより、ショーロの大御所グループ、エポカ・ヂ・オウロの方々のレコーディングスタジオに出入りを許されたり、日本で共演させていただいたり、大変有難い経験を積ませて頂いたりもしているのですが・・・・

で、話は戻りますが、そのKさん、これまたいきなり、やっぱり曲はピシンギーニャの「O Gato E O Canario(猫とカナリア)」にします。・・・・・ですって、、、、

おいおいっ!!

それで、結構な大枚はたいて、必死こいて数日練習したジャコーの楽譜がもったいなくなってきたので、

私が講師演奏で吹くことにしました(爆笑)

いやあ、奇抜な生徒さんのお陰で色々と勉強させていただいております~


今日は

2014年02月22日 22時38分50秒 | Weblog
ひさしぶりに(この言葉、多いなあ、私・・・・)時間をかけて楽器のpracticeをば。

3月2日の発表会では、ワタクシ講師演奏なるものをしないといけませんので。

そういえば昨年末、ボサノヴァギター弾き語り教室の発表会にサポート参加した際、講師の吉野氏が、最後の講師演奏の際一言、

「ライブよりも緊張する」とおっしゃておられるのを聞いて、「やっぱり!」と、ほくそ笑んでしまいました。

そりゃ、緊張しますわ。生徒さんたちには、日頃から散々あれこれ文句(?)つけといて、自分はどうなのよ?って話だからね、先生っていうのは。

あああ、ちゃんとやろーっと。

複雑な思い

2014年02月20日 12時51分19秒 | Weblog
昨日、というか今日明方、オリンピックフィギュア女子を見て。

4年前の決勝戦の次の日が自分のライヴ日だったので、共演者たちやお客さんたちと、その話題で熱く盛り上がったことを重ね合わせて思い出していた。
あれから、もう4年。フィギュアは若い選手が多いので、これでまた4年後、となれば、みんな見た目からして成長する分、観客も、あらためて4年という年月を感じやすい。

「そうだよな、人生いろいろ、山あり谷ありだよな」、と、なぜかこの4年間の自分史と重ね合わせたりしたりしつつ、とても複雑な思いで観戦していた。



ことわざあるある

2014年02月19日 12時29分31秒 | Weblog
↓ただし公的機関ではないというところがひとつネックだと思われます。虚を捨て実を取るという考えのお方、真に実力をつけたいというお方には大変お薦めなコースです。

私、「虚を捨て実を取る」っていう言葉、好きだなあ。。。。



ところで、「虚を捨て実を取る」の英訳は、

to discard the shadow for the substance

substance(実質、本体、内容)のためにシャドウ(影)を切り捨てる(discard)

えっ、「虚」=「シャドウ」ですか?なんかピンとこないなあ。





もういっこ、私の好きなことわざ、「捨てる神あれば拾う神あり」の英訳は、

When one door shuts another opens

これは英語の方が断然好き。

「神」より「ドア」の方が堅実で健全です。