昨日のアレクサンダーテクニークのレッスンでは、人の持っている「引き出しの数」の話になった。
11月1日SamBossaのライヴでは、ソロ曲2曲を演奏する。自分で選曲しておきながら言うのもなんですが、両者曲の持っている性格がナニってなぐらい違う。
ホベルト・メネスカル(Voce & O Barquinhoのメドレー)とジャコー・ド・バンドリン(Receita De Samba)だかなっ。
いくら同じブラジル物とはいえ、ボサノヴァとショーロ。全然違うわ。当たり前!
個人的な話、ショーロの激し目の曲をやってからボサノヴァで落ち着く、は、行きやすい、切り替えしやすいのだが、逆が大変。
まったりボサノヴァのぬるま湯につかった後に、急に滝にうたれるようなショーロの旅に出る、みたいな(笑)。で、心臓発作で倒れそうになる時がある。もしくは、滝の前にして尻込みしちゃう感覚というか・・・(笑)あ、もしかして、ショーロというジャンルに対してというより、ジャコー・ド・バンドリンに対するリスペクトの思いが重いのかな。わたし。
それで昨日は、「七層のボディ・マッピング」というワークを行った。
名前だけ聞くと、なんだ?7色の魔法の虹でも出す方法か?ほうきにまたがる練習からスタート?ハリーポッター系?みたいな実に怪しげな雰囲気がある言葉だが、
実際、実に怪しい(爆)そして魔法にかかったみたいに効いてしまうから・・・困る。
先生はハンズオンしながら、「筋肉の層のことを思ってみましょう。その時に同時に心臓の後ろ側から背中までのスペースの広がりを思ってみてください」
・・・はあ・・・?そんなん言われても、イメージできるような、出来ないような・・・???
そんなのを数分。いや、ものの1分位かなあ・・・で、その後演奏すると、
なんだか、やたらきらびやかな音質に変化してるんですど、、、、まるでゴールドフルートに持ち替えたみたいな・・・・別人&別のフルートの演奏になってるし。なんなのよ、これ???
私「あっのーーー、たしかに煌びやかで素敵な音色に変化したんですが、、、、なんというか、自分の好みの音色ではないです。もう少し渋みを出したいんですけど・・・・」
先生「それでは、今度は骨髄のことを思ってみましょうか。また違う音色に変化するかもしれませんので。」
へっ?
骨髄って・・・骨髄バンクの骨髄・・・大たい骨や上腕の骨の中に多く通っている骨髄・・・・うーむ、髄液ってのは、手羽元を調理してる時の生焼けの際ウニって出てくる・・・アレ髄液だよな・・
あれの人間版を想像すればいいの????なんなの?どうなの?
その後再び演奏。
いやーん!私の好きないぶし銀的な音色になった!音量の変化もつけやすいし、やりたい演奏に一気に近づいた!
筋肉や骨髄のことをちょっと、ものの数十秒思いやった位で音色がコロコロ変わる自分がいる、ということが大きな驚き。なぜ、という部分はとりあえずは、さて置くことにしようと思います。「なぜ」を科学的に追及、とかってなっちゃうのは別の方向なので。
【この日の結論】
わたしって、意外と持っている引き出しの数が多い?で、もしかしてわたしだけではなく、皆だれでも人間は、七変化ぐらい、最低7個ぐらいの引き出しは持ち合わせているものだったりして?
そう考えるとまた人生楽しい~!!