Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

干支

2024年07月17日 17時35分06秒 | 介護

ここのところの雨天続きはありがたかった。

 

父の徘徊に似た弾丸的散歩がないことで平和な日々を送ることができたから。

 

何しろ、父は、わざわざ私がいない時を見計らって、ふらっと散歩に出かけてしまうクセがあり、困ったものなのです。

 

今日は、午前中の晴れ間に「今日は雨降らんよね」と言い出したので、ピンときて、私の付添で近所を一周することを提案。

 

いつもは嫌がるのだが、今日は何故か素直に「よし、行こう」と言ってくれて助かった。

 

およそ15分位かけて近所を一周。久しぶりだったが、息も上がらず、割と元気に散歩終了。

 

今日は良かったけど、明日位からまた暑くなりそうだし、大変になっていくんだろうな。

 

いや、さぁ、先の気苦労をしても仕方ないよね、と思いつつも、この先が思いやられる・・・

 

そういえば亡き母がしょっしゅう言ってたな、「お父さんは、うま年だから、すぐピュッと走ってどこかにいっちゃう」

 

干支の問題か?

 


しめしめ

2024年07月10日 15時40分39秒 | 介護

一昨日、父をお風呂に入れるために来た訪問看護の看護師さん、そして今日来たケアマネさん。

 

お二人とも、各担当されているご高齢者の方々は、暑さによる体調不良が目立つ、と、口をそろえておっしゃっていました。

 

幸い父は、今のところ食欲あり、睡眠もとれ、便通もまあまあ。この調子で夏を乗り切って欲しいところです。

 

実は、父の部屋のエアコンは、ほぼ24時間付けっぱなしにしていますが、そのことは内緒なんです。

 

父の世代は、電気器具の付けっぱなしなんてもってのほか、という世代。

 

思えば昨年の夏は、エアコンをつける、消すのバトルでヘトヘトに。

 

去年の失敗を踏まえ、いかにこっそりとオンにするか、という研究に研究を重ね(笑)、エアコンの風向きの角度と温度設定、パワー設定の絶妙なゴールデンポジションをついに導き出しました!

 

ケアマネさんとの会話の中で、

 

父「みなさん、暑さで大変と言いますが、僕は、エアコンなしでも割と平気なんですよ。」

 

しめしめ。

 

あぁ、どうか、このまま上手い具合に夏を乗り切れますように。

 

 


寝ながら懸垂?

2024年05月21日 18時01分41秒 | 介護

父の家に、迷惑電話防止機器を取り付けてもらいました。

 

「この通話は、防犯上録音されますのでご了承下さい」とアナウンスが入る録音機器です。

 

神奈川県警では、75歳以上のお宅には、事実上無料譲渡しています。

 

本日昼頃、お巡りさんが家に来てくれて(私服で良かった、制服姿じゃあ、ご近所さんに何事かと思われそう・・)、あっという間に設置完了。

 

機器は小型で、じゃまにならないサイズ。

 

おお、これで安心!と思ったのもつかの間、警官が帰った途端、父が一言。

 

「さあ、困ったぞ。妙なもの(録音機)が入り込んできて(電話が)面倒くさいことになった。やめちゃうか?」

 

「は?何言ってんの?使い方は今までと何も変わらないよ。」

 

その後、私の携帯からかけて、父に受けてもらい、通話の練習。

 

「じゃあ、今度は、お父さんが、私の家にかけてみて。」と言って自宅に戻るも、一向に電話がかかってこない。

 

しびれを切らして父の家に行くと、「いくら待っても全く何の音もしないよ」

 

そこから、「電話をかける」と「電話がかかってくる」の違いを説明し始めた私も悪かった。

 

父「もう、お父さん、わけわからなくなっちゃった。今日はもうここまで。」

 

ヨロヨロとベッドへ向かい、珍しく、ベッドサイドの手すりを両手でがっちりつかんだまま、妙な横向き体制になったかと思ったら、そのまま数秒で寝入る。

 

子供が、不安な時にぬいぐるみ握りしめて寝に落ちる、みたいな(苦笑)

 

2時間後、寝室を覗くと、まだその体制のままグーグー寝てる。寝ながら鉄棒懸垂でもするのかってな位、両手でがっつりバーを握りしめているし。

 

「電話を触るのが恐くなってしまった、どうしよう、」みたいな感情の現れか?

 

あぁぁ、せっかく取り付けた録音機器、早速撤去になっちゃうのかな。

 


大感謝

2024年03月03日 15時56分30秒 | 介護

年明けのケアマネさん訪問日。

 

足のむくみの他、手や顔もむくれあがった父を見たケアマネさんは、

 

「お父様、もしかしたら肺に水がたまっているかもしれないですよ。循環器科を受診されることをお勧めします。」

 

「何故か(ご高齢の)男性に多いのです。不思議と女性ではあまりないのですが。」

 

「お父様のように高血圧症の方は、皆さん、血圧の事ばかりを気にされることが多いですが(循環器については盲点になりがちです)。」

 

ケアマネさんのアドバイスには、大感謝です。

 

今だから言いますが、もし年始のあのタイミングで循環器を受診してなかったら、救急車で運ばれてしまうことになっていただろう、と、医師に言われました。

 

 


今日は

2024年03月02日 16時42分17秒 | 介護

実は、年明けに「肺に水がたまっている」と診断を受けた父。足のむくみが酷く、一時は膝が曲がらなくなり、歩くこともままならぬ状態で、大変でした。

 

肺にたまった水を追い出す方法としては、おしっことして排出するしかないそうで、利尿剤を処方され、今日まで服用を続けています。

 

昨日、父の肺の音を聞いた医師曰く、「きれいな音です。もう肺に水は残っていないと思います。」と。

 

良かった。

 

父から私へ誕生日プレゼントを頂いた気分です。

 

 

 


思い出しました

2024年02月27日 08時50分26秒 | 介護

今から5,6年前のある日、私が実家に行くと、父は一人、寂しそうに酒を飲んでいました。

 

父「お母さんと会話が成り立たなくなってしまったんだよ。」

 

父「あの人と話が出来なくなってしまったことは、実に残念なことなんだよ。」

 

**

 

2024年2月27日現在の父は、年相応の物忘れについて大きく段階が進みました。

 

元々耳が遠いこともあり、会話が成り立たない場面が増えました。

 

なので、あの時の父の気持ちが大変よく分かるようになりました。

 


最近

2024年02月17日 17時50分37秒 | 介護

最近、ブログやSNSが思うように更新出来ません。

 

隣に住む父の介護と、コロナ明けから少し増えた教える方の仕事との両立にてんてこ舞いしています。

 

今は、父の体調が上向きなのでギリギリ回転している状態ですが、今後は分かりません。

 

まあ、普通の会社勤めの方であれば、とっくのとうに介護離職しているでしょうから、そう思えば、仕事を続けられるだけありがたいです。

 

生徒さんとレッスンをしている間は、とても良い息抜きの時間となっていて、レッスン終了後は、「さあ、また、介護がんばるぞ」という新たな気持ちになります。

 

「仕事が息抜き」、だなんて、ある意味、贅沢なことなのかも、と思ったりもしています。


先日

2024年02月08日 10時34分21秒 | 介護

先日、「出来ない事リスト」を書いてはみたものの、ほとんど実現出来ていない自分に憤りを感じてます。

 

この憤りの感情が生まれる大元の要因は何なんだ?と、掘り下げて考えてみて、ハッと気が付きました。

 

私は、亡き母の看取りに関しては、100点満点中、120点ぐらいの大成功だった、と自負しています。

 

そのため、父についても同様に100点、出来ればその上の120点を目指したい、という思いが根底にある。

 

その思いが自分で自分の首を絞めているのだった!

 

だいたい、母と父の介護を同じ座標で考え、点数化すること自体が大間違い。人が違うのだから、同じ解答用紙であるわけがない。

 

ああ、少し自分の頭の中の整理が出来ました。

 


昨日

2024年02月08日 08時09分09秒 | 介護

以下、昨日投稿し忘れた文章です。

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今日は、父の入浴の見守りを行いました。

 

無事に入浴終了し、ホッとしています。

 

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昨年末には、「もう、お父さんのこと、施設に入れて欲しいね」と、言っていた父ですが、どうやら本音ではない、ということに気が付くまでに1か月以上かかりました。

 

今は、「施設に入るためには、まずお金をためなきゃね。」と、言ったり、「親の面倒を見るのは、子の努め。育ててもらったんだから。」と言う日もあります。

 

この1か月間、親族でよく話し合った結果、父も、亡き母同様、自宅で看取りをする方向で話がまとまったところです。

 

先日から、在宅医療を始めまして、定期的に医師(母の時と同じ先生)に来て頂いています。

 

それと、訪問看護も行うことになりました。こちらの看護師さんも、母の時と同じ方がついてくれることになり、心強い限りです。

 

隣に住む私がメインで介護することになりますが、「決してひとりだけで抱え込まないこと」と、色々な方々にアドバイス頂いており、感謝しています。

 

本当にその通りです。つい、自分ひとりだけでがんばろうとし過ぎて、空回りして疲れてしまいがちなんです。気を付けます。

 

 


旧正月間近

2024年02月06日 17時58分38秒 | 介護

今年になってから初投稿です。

 

実は、昨年末からずっと、主に父の体調のことでバタバタが続いてしまい、年始のご挨拶も出来ず今日まで来てしまいました。

 

気付けば旧正月間近、ということで、

 

皆様、本年もよろしくお願いいたします。

 

**

 

独居老人の父(93歳)は、自身が建てた今の自宅で死にたい、という強い意志があります。

 

父の希望に沿えるよう、私や妹もがんばりますが、サポートするにあたり、出来る事、出来ない事、の線引きをはっきりさせておこうと思っています。

 

私が出来ない事。

 

1.

住み込みはしない。

理由:

いくら隣に住んでいて、住み込み可能とはいえ、私と父は世帯が別だから。

 

2.

朝は、9時前には実家を訪れない。

理由:

朝のささやかな自分の時間を大切にしたいから。

 

3.

夜は、添い寝等せず、父ひとりで就寝してもらい、私は自分の家に帰宅する。

理由:私の家、私の布団で就寝したいから。

 

この先、どのくらいの長距離走になるのか、あるいは思いのほか短距離走で終結するのか、計り知れませんが、自分の体力、気力キープは必須ですからね。