Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

距離感

2010年07月31日 10時17分15秒 | Weblog
昨日六本木ノチェーロにお越しのみなさま、ありがとうございました。満席プラスαぐらい(1.2セットで帰られたり、2,3セットから参加された方がいらっしゃったり、出入りがあったため)のお客様で熱く盛り上がりました。

休憩時間に加々美氏がしみじみ、「フルート、いいですね」

・・・なんだ?急に、どうした?彼が音楽に対してウソはつけない人だということはよく知っている。まあ、本当に良いと思って頂いたのだろうが、私は、彼から褒められること自体に慣れてないので、一瞬たじろぐ(笑)

わたし「正直、(自分の演奏について)進化した感、は、あります」

加々美氏「各曲の曲想を明確にとらえている。アドリブソロの時にも、それがブレないようになった」

加々美氏「これはジョルジーニョ(加々美氏のお師匠さん)が言ってたことなんだけど、【曲想をとらえる】という、こちら側から近づいてゆくというような発想ではなく、【曲の方から近づいてくる】という考え方、なんだよ」

わたし「ひえっ!わたしはまだ、そんな偉い事、言えたような段階じゃあないですが、単純に、以前に比べてブラジル音楽に対する距離感、のようなものが近くなってきた、ような感じはします」

恥かき人生

2010年07月30日 10時14分43秒 | Weblog
今日(30日金)はライヴです

六本木 ノチェーロ

Sonia (Vo)+加々美淳 (Gt)+大久保はるか(Fl)

ソニアのサンバを中心としたヴォーカルの世界をお楽しみください。

・・・そういえば、この間、フルートをやっているというお客様の一人が、「軽々とフルート吹かれていますよね、私もこんな風に出来たらいいな、と思うんですが」

とおっしゃって頂きました。

いやあ、軽々やっているように見せる、のが、大変だったりするんですが・・(笑)

この種の音楽を勉強し始めたころ、先輩ミュージシャンには「こんなの、なんでもないのよ~、スラスラ~」って感じでやれ!と。「一生懸命必死こいてやってマス」は、カッコわるい、とかなんとか説教されたのを思い出した。

余裕っていうのは、人前で恥をかく、ということを含めた!実績の積み重ねの中から自然に生まれるものだと思う。

ということで、今日も恥をかきに行ってきます~

救世主

2010年07月29日 08時43分08秒 | アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは面白い。

面白い、が、最初、どうしてもビギナーには分かりにくく感じる部分が多い。

ビギナーったって、さ、最初のレッスンからもうすぐ1年。なのに、こんな自分でいいのか・・みたいな、漠然とした不安。

私「あのう、先生、何度も同じ質問をしてしまうようで申し訳ないのですが、、、なんというか、ちまたで出回ってるような How To本、みたいな感じで、1つづつ具体的にクリアして、トントン進んで行くようなものを、レッスンで期待してしまうんです・・ 」

先生「なーい、ないですよ~。講師になったって、ないんですから。いつまでたってもやってることは、頭と背骨の関係性について、だけ、です。」

私「うううっ(泣)な~んかですねえ、【ステップアップしました感】、みたいなの、、、ものすごーく欲しがってる自分がいるんですけどお~」

先生「この本、読まれたことありますか?これで救われた、という、人、多いみたいですよ。お貸ししますよ」

ということでお借りし、読み始めた下記の本、、、、ほんと、救われる!わかりやすい!救世主だ!

●からだを解き放つアレクサンダー・テクニーク
谷村英司 著
地湧社(じゆうしゃ)

良かったな

2010年07月28日 08時26分25秒 | Weblog
昨日はアレクサンダーテクニークのレッスンの後、新宿ムラマツ楽器へ。

委託販売をお願いしていた私のCDの在庫が残りわずかとなり、その清算と新たな仕入れ分を持って伺う約束をしていた。

これで何回目の仕入れだろう・・製作をしたのは4,5年前だが、今だコンスタントに売れているらしく、本当にありがたい。

自分が人前で演奏し続けることの意味を感じる瞬間です。ほんと、シンプルに、フルートやってて良かったな。

アレクサンダーテクニーク個人第18回目

2010年07月27日 21時44分49秒 | アレクサンダーテクニーク
私「あのー、、、どうしよう、、、今日、あんまり楽器吹きたくないんです。でもお、、、うーん、やっぱりあえて吹こうと思います。こういう気持ちの時の方が、自分の無意識にやっている良くないクセを先生に見抜いていただけるような気もしますし、、」

私「で、前回レッスンから2週間、この間の経過をお話しますと、2つ本番がありました。そして今週金曜に1つ本番があります。それで、、、本番が多い時の自分の持って行き方、コントロールの仕方が、どうも、難しく感じることがあって」

私「おとといの本番のあと、昨日は1日楽器にさわっていません。で、金曜にまた本番があるので、今日ぐらいからまた自分を高めるようにテンションあげていかなきゃ、、、とか、思っているので、今日、いまいま、人前で演奏を披露、という気持ちには至っていない自分がいるんです。」

私「で、曲とかではなく、いつもひとりでやっているような音だし、ウォーミングアップの様子を見ていただきたいんですけど、大丈夫ですか?」

先生「ああ、大丈夫ですよ。アレクサンダーテクニークとしては、見る視点が違いますから。」

低音域のG音をそろり、と吹く。で、その後Low C 音まで半音階で降りる。で、またLow Gまで戻る。そこから半音階で中音域Gまで行き、一度stay させる。そこからまたlow C まで降りる。

口が慣れてきたら、中音域C-Cまでやはり半音で上がり、そしてまた低音域に戻る。

私「今、みたいに、割と低音域から入って、徐々に中音域へ音域を膨らませ、鳴ってきたら、高音域をすこしづつ付け足すように吹いていくんですが。」

先生「はい、いいですよ。続けてください」

先生は私の背後からハンズ・オン。(軽い羽のようなボディ・タッチ)

私は高音のCまで半音階で一気に駆け上がり、また中音域に戻り・・・etc....

先生が突然叫ぶ。
「今!体の状態が変わったの、わかりましたか?」

私「はい。先ほどまで腰椎が後ろにのけぞりすぎてたのが、元の状態にポコっと戻った?後ろにかたむいていたものが、まっすぐになった、みたいな・・・」

先生「そうです」

先生「それと、今演奏しているときに下を向いているのは、なぜですか?どういう意味があるのですか?」

私「???目線のことですか?頭全体のことですか?自分ではですねえ、いつも気をつけていることは、譜面台にかじりつかないように、自分はまっすぐに立ち、目線だけ!下に向ける、という練習を徹底的にしているので、その名残?の事でしょうか?」

先生「えっと、人間は誰でも、頭を多少、下に向けるときですら、背骨はほんの少し連動して動くものですよ。」

私「

私ったら、背骨を全く動かさずに!頭だけ!を下に向けようとしている!!げっ、げっ、ゲゲゲのゲーーー!!そんなの鬼太郎だってムリだっつーの!

私「えええ、でもーー、なんか頭を下に向けるときに背骨ごと行っちゃったら、それって、なんというか、猫背っぽくないでしょうか?」

先生「よかったら鏡を見ながらどうぞ」

姿見を見ながら、吹く・・・

私「・・・・ほんとだ。自分の感覚では、ネコがコタツで丸くなる~、ぐらいの背中の丸め方をしているようなイメージですが、鏡で見ると、ちゃんとフツーにまっすぐ立ってますよねえ・・・不思議だ・・・音も、全然良く鳴るし、楽器と自分の一体感があります」

私「げええ~、背骨、丸くなっていいんだ~」

先生「そうですよ。それに実際、丸くもなってないし、猫背にもなっていませんよ」

私「はああああ・・・・そ、そのようですねえ・・・」

先生「あと、先ほどおっしゃった、パフォーマーの【波】について、ですが、普段から(パフォーマンスをしている自分、すなわち本番の)流れの中に入れてしまう、というアイデアがあります」

私「はっ!それ、ビビっときました!わかります!も~う、今、この瞬間から、私、そうします!」

私の脳裏には「普段からパフォーマー」の生き字引的存在?ジュンカ・ガミ先生のお顔が浮かんだのでした・・・


ありがとうございました

2010年07月26日 09時00分18秒 | Weblog
昨日barquinho にお越しの皆様、ありがとうございました。満席御礼ライヴ!皆様にあたかかく応援していただき、お蔭様で気持ちよく演奏することが出来ました。

よしのさん(Vo&Gt)は、お会いする度ごとに、その演奏はどーんどんヴァージョンアップしてゆく・・すごい、伸び盛りってかんじ、、

最後によしのさんのギターでSo Danco Samba を3人で演奏。なかなかの好評をいただきました。ハンドマイクで歌う近田氏・・・、なーんか左手がやたら手持ち無沙汰なかんじがういういしくてかわいかった

東急ハンズの裏です

2010年07月25日 09時17分08秒 | Weblog
本日(7月25日)夕方ライヴです

渋谷 バルキーニョ

演奏は16時スタートです



第一部 16時~ 近田ゆうき(Vo&Gt)+大久保はるか(Fl)
第二部 17時~ 吉野幸子(Vo&Gt)

各40分ステージ。入れ替え制ではありませんので、一部、二部、通してご覧いただけます。時間は目安ですので多少ずれることがあります。

実は吉野さんの1st.アルバムにちゃっかり参加している私。(フルート&アルトフルート&ピッコロ)ブラジル音楽ギョーカイで彼女は最近どんどん出世してきていて、スゴいです。そのうち気安くお話も出来なくなっちゃうカモよ~




精力的だなあ

2010年07月24日 09時32分23秒 | Weblog
わたしのボディ・マッピングの先生http://www.tamatele.ne.jp/~andover-hiro/からのご案内です。音楽書のベストセラー「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」を学ぶ1日コース、2日コースです。ご興味がある方は私までご連絡いただければ、もっと詳しい情報をお教えすることも可能です。お気軽にお問い合わせください。

ちなみに私は昨年9月にこの講座を受けた時から色々と開眼し「からだオタク」?の道へズルズルと。

しかし、H先生、相変わらず精力的だなあ・・あたしもガンバロ・・・




AE1日コース~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと

10:00-18:00



【横浜】2010年8月9日(月) みなとみらいホール 第1練習室(東横線みなとみらい駅隣接)

【大阪】2010年9月20日(月・祝)大阪・茨木生涯学習センター 研修室304(JR茨木駅から車で5分)



定員:横浜7名、大阪12名



AE2日間コース

音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと



【倉敷】2010年10月2日(土)13:00-17:00・3日(日)10:00-15:00



会場:倉敷市芸文館 第1・2練習室 (JR倉敷駅 徒歩8分)

定員:12名



会費はいずれも15,000円  (11月・12月はAEコースは予定しておりません。)

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8月9日(月)はWeekdayですが、夏休みということで受講しやすい方もあるでしょう。

9月20日は祝日です。

10月の倉敷は久々の2日間コースです。お時間がある方は実はこのコースが一番お勧めです。

2日に渡るのでより詳しくできるし、また「寝ることを挟む」ということの意味を2日間コースではいつも感じています。



ではでは、ひとまず、ご案内まで。



H


なんとなーく

2010年07月23日 09時41分11秒 | Weblog
なんとなーく、毎日ブログ記事を書いてきている私ですが、

別段ココに書いていることが、私の身の回りで起きているすべてのことではありませんので、念のため。

最近「え?なんであのこと書いてないの?」とか言われたりするのですが、、ほんと、ひとつ、よろしくお願いしますよ~


体調は

2010年07月22日 12時28分01秒 | Weblog
↓復帰してきました。

あんまりにも急に暑くなったので、一瞬からだがついていけなくなっていただけみたい。

今月、来月頭にかけて、あと3本本番があるので、ね、ちゃんと自己管理しておかないと・・・ああ、つくづくパフォーマーって大変ねえ・・

しかも最近、アレクサンダーテクニークかぶれのせいか、やったら「すこやかな体の私!」に改造されたような気持ちでいた、、、、

いかん、いかん、アレクサンダーテクニークは医療ではありません、と散々言われているのに。

まじ、自分の健康を過信しないようにしないと・・・