3月1日の土星

　ルーリン彗星を撮影した後に土星を撮影しました。
良いシーイングは長続きせず1分程で崩れてしまいました。
掲載画像は約2分40秒の撮影から良像55秒を編集しAVIで取り出し
Registaxで処理したものです。
リングの傾きが2月11日画像に比べて少し開いたからでしょうか、
本体とリングとの隙間が良く写りました。透明度も良かったせいか
発色もクリアです。
シーイング自体はまだまだでしたが、ピントをずらした際の土星像の
ズレがほぼ平行になっていましたので光軸は先回より合っていると
思います。狂っていると下記の様に見えます。
　　　合っている　　狂っている
　　　--○--　　　　　 --○--
　　　--○-- 　　　　--○--
ただ、焦点内外像はまだ同心円では有りませんので、ぴったり合えば
もう少し写る筈です。

【土星】
2009.3.1 00h19m30s～00h22h09s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒　
Registaxで1481フレームコンポジット　　
ステライメージで画像復元、Photoshopでトーンカーブ調整

2月28日のルーリン彗星

2月28日のルーリン彗星ですが一昨日と比べて光度が落ち、肉眼では殆ど
見えなくなりました。写真でも尾が短くなっています。
32cm反射でも27日程の核の輝きは無くなっていました。

2009.2.28
22h46m56s～23h17m48s　露出6分(ISO800)x6枚コンポジット
ε160　冷却改造KissD(冷却温度マイナス9.1℃)
ガイド鏡Nikon180mmEDレンズ+2倍テレコン+DSI Pro+PHDGuiding
彗星頭部でガイド、周辺部トリミング