━ 膀胱炎、排尿痛、頻尿 ━
膀胱炎は、大腸菌などの細菌が膀胱の中で増えて炎症を起こし、
排尿時の痛み、頻尿、残尿管、血尿、尿が濁るなどの症状が現れます。、
一般的に、膀胱内に細菌が入っても、血液が滞りなく循環していれば
膀胱炎になることはありませんが、冷えやおしっこを我慢したり、
性交などが原因で細菌がいつまでも膀胱内に定位すると炎症を起こします。
男性の場合、膀胱炎に罹り難いのですが、体の構造上女性は尿道が短く、
尿の出口と肛門が近いため細菌が膀胱に侵入しやすく、発症の頻度が高くなって
しまいます。
しかし、下腹部の気血の循行が滞りなければ膀胱炎になることはありません。
そこで、膀胱炎には【膀胱兪 ぼうこうゆ】のツボが効果を発揮します。
その上、下腹部にある【関元】(8月23日)というツボを併用して、
温灸刺激を繰り返して行うと下焦の血の流れが良くなり、より一層奏功します。
また、【膀胱兪】は 頻尿、夜尿症、尿失禁、前立腺炎、冷え性などにも
有効なツボでもあります。
ツボ療法・・・第二仙椎の棘突起下の左右2横指(指幅2本分)のところに
【膀胱兪】のツボがあります。