━ 高血圧症 ━
近頃は、いろんな種類の血圧を下げるクスリ(降圧剤)ができ、
血圧を下げコントロールすること自体はたやすくなりましたが、
クスリの副作用なども問題になっています。
『曲池』のツボを刺激していると、気(生体エネルギー)の流れが良くなり、
血液がスムースに循環するようになることで、自然と血圧が安定し、
副作用の心配もありません。
『曲池』穴は、高血圧のほかに、蕁麻疹(じんましん)、皮膚そう痒症、
半身麻痺、肩こり、腕の痛み、口内炎などにも効果があります。
ツボ療法・・・『曲池』
腕を60度ほど曲げると肘にできる横ジワの先端のところで、
くぼんだ肘の骨のきわにある。
曲池を少し強めに圧すと心地よい痛みを感じられますが、
この痛みが和らぐまでゆっくりもみほぐしてください。
━ 咳(せき)・喘息(ぜんそく) ━
肺や気管支に異状を来たし、身体の中を流れている気が停滞することで
咳や喘息がおこります。
特に、夜間などに起こるこれらの症状のために、睡眠不足、
体力消耗などで治癒を遅らせてしまいます。
そのために欠かせないツボが肺経の【孔最 こうさい】です。
このツボは、肺を潤すのに役立ちます。
ツボ療法・・・【孔最】
手の内側の親指側で、肘のしわより3横指手首寄りに位置する。
肺や気管支などに異常があると、このツボを軽く圧しただけでズキーンとした
反応があらわれる。
そのツボをゆっくりもみほぐす感じで、敏感な反応が軽減するように
1,2分刺激する。
━ 下痢(げり) ━
食中毒や伝染性の細菌などによる下痢の場合、
ツボ療法で下痢止めしてしまうのは危険ですので、医師の診断が
必要となります。
しかし、冷たいものを取り過ぎたり、暴飲暴食、お腹を冷やすなどに
よるもの、精神的ストレスによる過敏性腸炎などにはツボ療法が
効果を発揮します。
『梁丘』穴は、消化器系の急性症状に特に有効で、下痢をはじめ、
胃けいれん、急性胃炎などにも有効です。
ツボ療法・・・『梁丘』
膝蓋骨(ひざのお皿)の外側より5.6センチ上方のところで、
押すと圧痛のある所。