━ 咳喘息(せきぜんそく) ━
気管支喘息の発作は、副交感神経の働きが優位になる夜中に多く、
ゼイゼイとかヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)がし、息が吸い難くなり、
吐く息ばかりが続きます。
ところが風邪をひいた後、喘鳴や呼吸困難などの症状はないのに、
ひどい咳だけが治らず、いつまでも続く“咳喘息”という病気があります。
喘息ではない咳喘息は、アレルギー素因の女性に多く見られ、気管支が過敏
に反応して気管支が狭くなることで起こります。
そこで医療機関では、気管支拡張剤などの薬を用いて治療を行いますが、
副作用のない【尺沢 しゃくたく】へのツボの刺激が効果を発揮します。
【尺沢】穴は、呼吸器の働きを司る太陰肺経という経絡上にあるツボで、
喉や気管支に現われる不快症状を取り除き、精神の高ぶりをおさえる効果も
あります。
ツボ療法・・・ 肘を曲げるとできる横しわの中心より
やや外側にあるのが【尺沢】のツボです。