━ 下痢・腹痛・便秘・月経不調 ━
食事の欧米化、ストレス、不規則な生活などが原因して、大腸炎で苦しんで
いる人たちが急激に増えてきているといわれています。
中でも、阿部晋三元首相が患い、一躍知名度が上がった“潰瘍性大腸炎”は
厚生省指定の特定疾患で、下痢や腹痛、血便などの症状を抑えるために
ステロイド剤を常時服用しなければなりません。
しかし、ツボ療法ではこれらの症状に有効なツボがあります。
そこで使うのが【天枢 てんすう】のツボです。
この【天枢】穴は、大腸の募穴(気血の集まり、反応が現れ易い場所)で、
お腹の病気全般に効く非常に重要なツボであります。
まずは、このツボを圧してみてください。
下痢などでお腹の状態が良くないときに、【天枢】穴に硬いしこりや圧痛を
感じますが、温灸による熱刺激を繰り返し行うと腸の動きが整ってきます。
また、このツボは、婦人科疾患などにも効き目を発揮しますから、
このツボの位置を知っておくと便利です。
さらに、疲れやすい、根気がない、なんとなくだるいという時にも、
【天枢】穴は有効です。
ツボ療法・・・【天枢】のツボは、へそから左右へ指幅2本分
のところにあります。