━ 肩こり・首のつまり・マウス症候群 ━
厚生省の国民生活基礎調査によると、腰痛、肩こりが症状別にみた
有訴者率で1位、2位を占め、今は日本人の国民病とまで言われるように
なっています。
中でも肩こりの増加の原因には、生活環境の変化などが大きく影響し、
生活が便利になった反面、からだを動かす機会が減り、基礎体力も低下して
しまっています。
しかも、職場環境もOA化が進み、精神的な緊張を強いられ、ストレスや
疲労が蓄積されています。
肩こりを軽視して慢性化させてしまうと、首の周りの神経や血管、リンパ管
などを圧迫して、脳や腕などに重い障害や症状を残すことにもなりかねません。
したがって肩こりは「万病の元」といっても過言ではありません。
そこで、肩甲骨内側にあるツボ【肩外兪 けんがいゆ】刺激をお勧めします。
また、長時間パソコン操作でマウスなどを握っていると【肩外兪】穴に
筋肉の緊張や凝りを感じますが、早めにツボ刺激して緊張をゆるめ、
血行を良くすることが最良の方法です。
なお、No38【肩井】穴とあわせて刺激すると効果が相乗的になります。
ツボ療法・・・ 肩甲骨内側で上角の骨際、胸椎の1、2番の棘突起間より
3横指(指幅3本分)外側のところが【肩外兪】穴です。