━ 寝ちがい ━
暑さのために寝苦しく、寝返りを繰り返しているうちに
枕から頭が落ち、不自然な格好で長い時間寝てしまい、
朝方、気温が下がり涼しくなるために、首の周りの筋肉が冷え、
攣(れん)縮を起こし、痛みのために首を動かすことができなくなります。
寝ちがいのことを別名“落枕”というのも的を得た病名です。
痛みのあるときに、その箇所を揉んだり、叩いたりすると、
かえって炎症がひどくなり、痛みを増悪させたり、
治癒を遅らせたりすることがあります。
そんな時、首から遠く離れた【外関 がいかん】のツボを刺激すると
そんな心配もなく、すみやかに痛みが和らいできます。
ツボ療法・・・【外関】穴は、手の甲側の手首の中央より肘に向かって
3センチほどすすんだ所に位置します。