━ 呼吸器疾患 ━
背中にあるツボで、病邪が送られ(注ぐところ)反応の現れやすいところを
兪穴(ゆけつ)といいますが、鍼灸の治療に用いる重要なポイントでもあります。
中でも、呼吸器疾患などに良く使うツボで、肺の機能を高め、
風邪の予防、喘息、息切れや胸苦しさを和らげる作用があるのが
【肺兪 はいゆ】のツボです。
また、この【肺兪】のツボは、皮膚の自然治癒力を高め、ニキビや吹き出物、
乾燥肌などの症状にも有効なツボでもあります。
うつ伏せに寝かせ、背中にある【肺兪】の付近の緊張を取り除き、
血行を良くすることで新陳代謝が促進され、不快症状が解消されていきます。
ツボ療法・・・ 背中の第3・第4胸椎の間から左右へ2横指(指幅2本分)
のところが【肺兪】のツボです。