=二日酔い(肝機能調整)=
肝臓の働きは、胆汁を分泌して消化を助け、炭水化物をグリコーゲン
として蓄え、血液の流れを調整し、血液の凝固に関係する酵素を作り、
ビタミンを活性型にするなど、臓器の中でもいろんな働きをしています。
中でも大切な働きが、細菌毒、その他の毒の解毒作用があります。
この時期、忘年会などのお酒を飲む機会が増えるため、
はめをはずして飲み過ぎ、次の日二日酔いとなり、頭痛や食欲不振、
吐き気などで苦しめられたという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
そんな時にとっておきのツボとして【期門 きもん】があります。
このツボを刺激することで、肝臓の機能を調整し、
アルコールを速やかに無毒のものに分解するため、二日酔いによる
不快症状が和らぎ徐々に元気が戻ってきます。
肋骨弓の下にある【期門】のツボを、左右片方ずつ指先で押し込むように
ゆっくり(2,3秒)とした刺激を10~15回ほど繰り返し行ってください。
しかし、一番大切なことは飲み過ぎないようにして、肝臓を労わって
あげることです。
また、【期門】のツボは、消化器系の疾患や婦人科疾患、糖尿病、
心身症などにも効果があります。
ツボ療法・・・両乳首から真下へ下がった線と肋骨の下(肋骨弓)が
交わるところに【期門】のツボがあります。