新宿御苑の散策路を歩いていたら、なんだか不思議な塊を見つけました。花のようです。
あたりを探してみると頭上の樹の枝に同じようなボール状の塊が見られます。樹の根元を見るとちゃんとプレートがついていました。
公園というところはありがたいです。
カジノキっていうんですね。
…あれ?花期は5月って書いてあります。狂い咲きでしょうか。
よくよく見たら花ではなくて実だったんですね。
よくよくプレートを読んでみると最後の行に「秋に赤い実が熟します」ってちゃんと書いてありますね(^_^;)
種らしき丸い塊が見えます。ずいぶんと南国チックな実をつける植物ですが歴史は古いようです。
カジノキの葉っぱの模様は家紋にもなっていますし、七夕にはカジノキの葉を飾る習慣もあったとか…。
どうやら、和紙の原料であるコウゾと近縁種で昔はほとんど区別がなかったんだとか。コウゾの昔の呼び方の「カゾ」がなまって「カジ」。
赤い実は甘くておいしいとのことですが、食べ損ねました。
手のひらにのっかったアリさんが
かわいらしいですw
カジノキの実を手に持ったところ小さなアリが出てきました。くすぐったかったですよ
(*^_^*)