寒い朝ですが、気分は南国で!
今朝は八重山ツアーで見つけたおもしろ発見をランダムに紹介します。
まずは、イシカワシジミが出てきたクチナシの実
イシカワシジミは緑色のシジミチョウで、奄美大島や沖縄に生息します。準絶滅危惧種。
クチナシの葉に産み付けられた卵は、孵化して幼虫になり、その実に潜り込んで蛹になるそうです。
上の写真は羽化したイシカワシジミが中から出てきたあとらしいのですが、実の中で蛹になったチョウがどうやって出てきたんだろう…。
こたらは幼虫が実の中に潜ったときにあけた穴↓
2枚の写真は、同じクチナシの実で、表側と裏側に大きな穴と小さな穴がありました。
続いての発見は、足に寄ってくるツムギハゼ。
この現象は、正確には「足」に寄ってくるわけではなく、足を動かしたときに川底の土が舞い上がるので、その気配に餌を感じで集まってくるようです。
なんというか、警戒心が薄いのでしょうね。面白いようによってきました。
それから石垣島の川平湾でみかけたビーチロック。砂浜がこの岩で固まっていました。
サンゴ礁のある砂浜にできることが多い砂礫岩。炭酸カルシウムのセメント作用により、海浜堆積物が固まるらしい。セメント作用って何???
ある日突然砂が固まって岩のようになっちゃうって話ですが、まだよくその仕組みがりかいできていません。
面白い現象だなって思って、ネットで調べてみたのですが、難しい言葉が多くて頓挫中^^;
自然ではないですが、西表島の古い民家の柱を支える石。束石っていうんでしたっけ?
石じゃなくて珊瑚でした。珊瑚って丈夫なんですね。
藁葺きやねとか、茅葺屋根、石造りとか、木造とか、その土地土地で、身近にある自然素材を利用するってのはごく当たり前の発想なんですよね。そういう意味で古い家とか、史跡って面白いなと思います。
最後にサイカブト。
沖縄にいるカブトムシでサイのような角を持っています。かっこいい!
サイカブトと呼ばれるようになったのは最近のことで、以前はタイワンカブトムシでと呼ばれていました。
外来種なんです。
しかも、サイカブトは樹液よりも、ヤシやパイナップル、サトウキビの維管束を好みます。それらの植物の成長点を貫通させ、枯死させてしまう害虫なんだそうです。
かっこいいけど、増えるとやっかいなやつのようです。
こうやって八重山へ遊びに行くと、日本の自然環境が実に多彩なんだなって実感できます。国土面積こそ広くはないですが、南北に長い国ですからね。
この地はすでに日本ではなく、異国のような気分さえしてきます。日本語の通じる海外旅行を新年早々楽しんできました(*^_^*)
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先日たまたまこのシジミチョウを撮影して図鑑で調べた時、イワカワシジミをイシカワシジミと読み間違い、以降私はすっかり勘違いしたまま覚えていました。のちに詳しい方からイワカワとご指摘いただきました。のちにイシカワシジミも存在する事をネットの複数のサイトで知りました。でもネットに画像掲載されているイワカワもイシカワもどうも私には違いが分かりません。分布も生態も非常に似ております。こんなに似ているのに比較した記事も見当たりません。また、私が所有する図鑑「沖縄昆虫野外観察図鑑」にはイシカワシジミの掲載がありません。私は昆虫の素人なのですが、もしかして私が読み間違いしたのと同じような経緯でイワカワがイシカワに一部で浸透したのでは、などと思ってしまいます。
本当のところをご存知でしたら教えて頂けないでしょうか。